MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

ナタリー・シュトゥッツマン指揮 フィラデルフィア管弦楽団 シューマン・交響曲第4番 モーツァルト レクイエム

2024-09-10 15:36:33 | 音楽夜話(クラシック)
9・9
02:00-04:00 13.00-15.00 WRTI


シューマン:交響曲第4番 ニ短調 op.120
モーツァルト:レクイエム ニ短調 K.626
エリン・モーリー(ソプラノ)
サラ・ミンガルド(メゾソプラノ)
ケネス・ターヴァー(テノール)
ハロルド・ウィルソン(バス)
フィラデルフィア・シンフォニー合唱団
ナタリー・シュトゥッツマン指揮フィラデルフィア管弦楽団
2024年4月26,28日 フィラデルフィア、ヴェライゾン・ホール


シューマンの4番は聴く機会があまり多くない。
ロベルト30歳クララ20歳の誕生日の時にクララに贈られた曲とか。
このような作品を送られるのもある意味限られた人だからだろうけれど、
後世残るものを送られて、クララもひとしおだったのではないだろうか。
自身も作曲するので、彼の作品も吟味できただろうし、その真意が伝わった
かもしれない。そんなことを考えながら聴いていた。
シュトゥッツマンもバランス良く鳴らしている感じがしてうるさく無い。
フィラ管もそのあたりは客演の指揮者に従っているのだろうと思われる。
最後の盛り上げも集中して良かった。


声楽家がタクトを持つとこのような表現になるか。
割と早目なペースでてきぱきと進めていった。
怒りの日への入りもアタッカだったし、ラクリモサも
情感たっぷりという感じの表現ではないけれど、うまく
まとめていた。終わりまで、割とすっきりくっきりと
進めて盛り上げも過ぎず十分に終えていくという、
ある意味卒ない演奏だった。彼女自身の熱さもあり
それがつたわるのがうれしい。




コメントを投稿