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クリストフ・エッシェンバッハ指揮ハンガリー放送交響楽団演奏会

2021-09-21 11:13:57 | 音楽夜話(クラシック)


9月21日
01:30-03:30 19.30-21.30 RadioRomania
ジョルジェ・エネスク国際音楽祭2021 ORCHESTRA SIMFONICĂ A RADIODIFUZIUNII UNGARE


コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
アンコール 曲目不明


ブルックナー:交響曲第2番 ハ短調
ルノー・カプソン(ヴァイオリン)
クリストフ・エッシェンバッハ指揮ハンガリー放送交響楽団


2021年9月20日 ブカレスト、宮殿内大ホールから生中継




コルンゴルトのVn協奏曲は初めて聴く。20世紀の新ロマン主義音楽として残る。
メロディー・リズム・ハーモニーはキチンと聞き取れ、旋律も優美、技巧も高度。
ロマン派に輪をかけたような作風。今どきと言えば今どき。1945の作品。
エッシェンバッハとカプソンは、ある程度仕事を通じてのギブ&テイクがあるようで、
息もあっているように思う。高度の技巧を支え押し出す。曲も曲だけど、
上手くソリストを立てながら、オケの聴かせどころは外さない。職人技がある。
カプソンは1976年フランス。1737年製のグァルネリ・デル・ジェス「パネット」を使い、
この曲ではある意味強い音を表現しながら主張した。


エッシェンバッハと言えば、KOCH盤で2番をヒューストン交響楽団と録音しており、
これは手元にあって聴いていた。ピアニストから何時しか指揮に転向し、その異才を放っている。
人があまり手掛けない2番を出した時には、ピアニストの時もそうだったけれど、
なかなか面白いセンスの方だなと思った。


オルガンだったら、このくらいの音量でというようなこだわりがあるのか、ヒューストン盤
よりも鳴らして表現がダイナミックな感じがする。
割と日陰者の2番だけれど、個人的には好きな曲だったりする。久々のエッシェンバッハは
スケルツォも攻めの演奏で終楽章の追い込みもすごくて集中して面白かった。



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