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ザ・ビートルズ Get Back:ルーフトップ・コンサートに行ってきた。

2022-02-12 19:34:04 | 音楽夜話(ロック)


ザ・ビートルズ Get Back:ルーフトップ・コンサートに行ってきた。




ディズニー+でGET BACKを鑑賞し、これは、行った方がいいだろうなと思った。
9‐13日5日限定で1日1回、300席くらいのキャパで5日間。
1500人くらいしか鑑賞できない。鑑賞料金とて時間からすれば安くない。


ネットでチケットを予約し、会場に向かう。
週末の昼頃、会場には、30~70代くらいであろうかの方たちが
三々五々集まった。満席に近かった。


IMAXの宣伝がスクリーンに映され、サウンドがきつく聞こえた。
確かに重低音もあるだろう、高音のリアルさもあるが、これは
デジタル音源なのだろうな・・・。
本編が始まった。BEATLESの略歴が年代で語られ、ルーフトップへ。


本編は、ゲットバックのルーフトップ場面と同じものが使われていると思う。
しかしながら、サウンドの修正が施され、画面もすっきりくっきりで、
当時20代の彼らが、一生懸命演奏している場面をみていると、静かに
興奮している自分を感じ、手拍子まで至らなくても、足踏みくらいはしたくなった。
席は上質だが、両隣は知らない方なので、思いとどまった。
やはり、ルーフトップは語り継がれるだけのことはあるのだ。


大画面大音響で、昔判らなかったことが眼前に明らかになるのがなぜか謎解きの様で
うれしかった。ジョンが寒くてコードが抑えられないといった。1月のイギリスだから
さもありなん。ポールのベースはおもったより音数が多かった。ジョージの乾いた音の
オール・ローズのテレキャス。ポールの武器であるカール・ヘフナーのヴァイオリン型ベースは
絶好調。ぶんぶんブーミーな音出してる。ジョンのエピフォンカジノは、弦張替たてみたいな
エッジのたった音がしているし、コードはああ抑えて、リフのフレーズはあのフレットから
弾き始めているとか・・・。恐るべし当時のエピフォン。整音技術の勝利か。


忘れてはいけないのはキーボードのビリー・プレストン。この方のフェンダー・ローズは白眉だ。
これがなければ、楽曲も十分でなかったかもしれない。このノリとフレーズ。オカズの入れ方、
痒いところに手が届く。メンバーも当時、全幅の信頼を置いていたのではないかと音楽を聴いて思う。


画面に映ったフェンダーのアンプ群。どこからか借りてきたのかどうか、当時あれだけの数のアンプが
即時用意できたのか・・・。新しい疑問もあるが、愛嬌ということで。


昔、中学の同級生の女の子が、レット・イット・ビーを観にいって、ポールのかっこよさを語りつくせない
といって語ってくれたことがあった。今日あの画面を見て、それもあるだろうなと今頃になって
腹に落ちた。5人ともえらくかっこいいのだ。それは言える。


もうあのようなLIVEは聴けない。映画館で再映されることがあるのだろうか。今行くしかないと
思い、ハンドルを向けた。いってよかった。他の場所では、終演後、拍手が起こったとか。
ここでは起こらなかったけれど、面白いことがあった。ポールのバイオリン型ベースの張り子をもった
長髪の観客がいた。今どきそこまで・・・。いろいろな人がいるものだ。


ポールは屋上でやってるとママが嫌がるし、逮捕されるといい、
デビュー前のオーディションに落ちた故事に至るのか・・・。ジョンのMC最後まで愛嬌。


映画評を別所で読んでいて同じような思いをした方もいられた。改めて感動を新たにした。
音源を再度聴きたくなった。「ビートルズ好きには堪らない映画」言いえて妙。



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