もじもじ猫日記

好きなこといっぱいと、ありふれない日常

「フライ、ダディ、フライ」

2005-07-14 19:36:58 | 映画
ひとり娘のカタキを打とうと、ザ・サラリーマンの父親が、
ケンカの強い高校生に特訓を受けて肉体を鍛え上げてゆくひと夏のお話。

おもしろかった~。感動した~。
原作は結構前に読んでいて、スンシンのイメージが岡田君に重ならなかったのだけれど、
スクリーンで観るとピッタリでした。
さすが、原作・脚本の金城一紀さんご指名。
岡田君が腕だけでするすると木に登る姿、鷲の舞の姿の美しいこと。
スンシンは強いだけではないのだよ。
そして、堤真一のダメっぷりも笑えて、引き込まれる。
悲しいことに、スンシンより鈴木さんの方に歳が近いので、つらさがわかるのだ。
肉体をイメージ通りに動かせないと、頭ばかり大きくなって走ることさえ難しくなる。
そこから身体を作り上げてゆくキツイ道のり。
想いはただ娘を、家庭を守りたいだけ。
それを堤真一が見事に演じていた。
この人をTVサイズで評価していたのは間違いかも。
(学校ジャージ姿のダサさはある意味見事)

スンシンの仲間ゾンビーズの悪乗り、はちゃめちゃさも、男子高校生魂爆発でほほえましい。
あと、ダメサラリーマンの顔ぶれがある意味豪華。そこも笑える。
それにしても塩見三省は顔が恐いなぁ。

スンシンに歳が近い人も、鈴木さんに歳が近い人も楽しめると思う。
岡田君のスンシン、もっと見たいなぁ。
コメント (10)
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