もじもじ猫日記

好きなこといっぱいと、ありふれない日常

酒と酒の日々

2007-02-06 22:39:21 | Weblog
なんてったら、アル中日記みたいですね。
うひゃひゃ(スガシカオ笑い)

もともとお酒は好きなんで、
飲むならしっかり飲みたいの。
というわけで、休みの前の日以外は
家飲みはあんまりしない派で、
もちろん晩酌もしない。
その代わり、飲む時はとことん!
だったんですが、
最近飲んでますね~。
平日にこんなに続けて飲んでるのは久しぶり~。
量はたいしたことないけど、
今日も飲んでますよ~、うふふ。
昨日買ってきちゃった、
はこだてワインの”キャンベル・アーリーしばれづくり・赤”うまいっ!
一本2642円は、ワイン派ではない私には高いんですが、
去年試飲会で飲んだ味が忘れられなくて。
ワインで何度か悪酔い経験があるので、
通常グラス2杯でやめるところ、
昨日も今日も3杯飲んじゃった~、あはは。
でも明日の分もまだあるもんね。
ご飯支度しながら飲んでたんで、
酔います~。
(すきっ腹では飲めない体質)

多分ね、
新しい職場環境にまだ馴染めないんだと思うんだよね。
それで気疲れしてる模様。
何気に3ヶ月は過ぎたんですけど。
月給取りに返り咲きも
”いいことばかりはありゃしない”
その通ーり!キヨシロー!
それが仕事でございます。

大きい声では言えないが、
”酔鯨”も一緒に買ってきたから、
(こっちは閉店セールでちょっと安かった。
一升瓶じゃないっすよ)
明後日からは日本酒だ~。

先週さんま御殿に出ていたダイヤモンド☆ユカイくんがいた
RED'Sの曲は「バラとワイン」ですが、
(すげーびっくりした。
ダイヤモンドさん、とか呼ばれてたし・笑)
家は今「酒とワイン」だぞ。
って、ただの飲み屋みてーだ。
うひゃひゃ(スガシカオ笑いでシメる)
コメント (11)
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「長い散歩」

2007-02-04 20:16:52 | 映画
奥田瑛二監督作品は、初めて。
どうにもこの人の演技が苦手なので、敬遠していたのだが、
緒形拳だし・・・。

時間を間違えてオープニングを見損なう。
完全入れ替えって、次の頭だけとか観られないのがね。

いかにも元・教育者な男、安太郎。
彼が引っ越した古びたアパートの隣の部屋には、
いびつな母娘が住んでいた。
作り物の羽を背負い、薄汚れたままで捨て置かれ、
灰色の工業地帯の空を眺める少女。
男出入りの激しい母親は、
時には暴力をふるい、時には少女を部屋から出して男との時間を選ぶ。
ゴミに埋め尽くされた部屋で、
母親もヒモも、少女の名前を呼ぶことすらない。

安太郎は、自分の家庭すら満足に営めずに、
妻をキッチンドリンカーにしてしまうという過去を持ち、
娘とは絶縁状態にある。
その悔いからか、
少女を地獄から救い出そうと、
クタビレた身体を鍛え始めるのだった。

出てくる人物が全て孤独を抱えていて、胸が痛かった。
(刑事は「行き詰っている」と表現していたが)
母親もヒモの男も、多分、愛された記憶がないのだ。
旅の途中で出会うワタルの、死に至る孤独の深さに、
どうして松太郎は気がつかなかったのだろう。
心の闇が引き合ったであろう幸とワタルに。

そうして、少女・幸
(あぁ、母親は何故この名前をつけたのだろう・・・)
彼女の心の闇、すさみ、孤独は推し量りがたい。
スーパーで、果物を引きちぎり押しつぶす無心の姿のなんとつらいこと。
欲しいものは盗まなければ手に入らない。
食べたいものを聞かれても、
食べたことのないものは選べない。
名前を聞かれても、呼ばれない名前は名乗れない。
「熱い」を「痛い」としか言えない。
それは、ヘレンケラーが
モノに名前があることをサリバンに教わるまで知らないようなものだ。

もう、最初からずっと泣いてしまった。
私は幸だった。
母親の男が少女をなでる手つきに性的な意味があることを、
それがどれだけ絶望的な気持ちなのかを、
なにもいい置かずに母親が何日も帰らない絶望を、
「置いて行かれる」恐怖と孤独を、
何日も風呂に入れてもらえないとどんなことになるかまでを、
感覚として思い出してしまった。
暴力こそ大して受けていないが、
今なら立派に虐待なんだろうなあ。

うちら母娘は、必死に生きて、
修羅場を沢山沢山抜けて、
今は一見普通だけど、
私の中の三歳児は今でも孤独なままなんだと思う。
だから孤独な人には敏感に反応してしまう。

いや、
こんな話をしてどうこうじゃなく、
”フラガール”の時と同じで、
現実にそれを生きた(生き延びた)人間の感想ということです。
幸に比べれば全然良い環境だったと思うけれど、
傷は深く深く残ります。

だから、
安太郎がとりもどした幸の笑顔がずっと続きますように。
安太郎と過ごした日々が、幸の人生を明るく灯しますように。
そう願いながら映画館を出た。

泣きすぎと、心の揺れで
予定した次の映画を観に行けなくなってしまったよ。

これって、感想としてどうなんだろうなぁ。
コメント (2)
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「愛の流刑地」

2007-02-03 22:54:56 | 映画
久々に映画のハシゴの二本目。
なんで感想がこっちからかというと、
簡単に書けそうなんで。

いや~、ただの
”豊川悦司カッコイイ・ムービー”でした、私には。
寺島しのぶももちろん良いですが、
浴衣からスーツから白シャツから、全裸まで。
ステキすぎだー。
床に寝転がってメール打ってる姿が、かわいかったよー。
そんだけ。

元々、渡辺淳一の描く女なんてリアリティに欠けるんで、
(全く存在しないってことはないかもしれない。
知り合いで彼氏とケンカしてキーってなって、
カーテンとか破いたことあるという人いるし)
夫との間に子供を3人儲けておいて、
快楽を知らない女なんているのか?という疑問の持ち方。
それを開花させたのは自分、ってスゲー理想だ。
快楽を知らなくても子供は作れるし、
幸せな人生だって送れるんじゃないか?
幸せの基準の置き方は人によって違うしさ。
”産む機械”な上に”夜は娼婦”ってか?

大体、菊治って命名センスがダメだろう。
むかーし”本の雑誌”かなんかで読んだ
『ごめん!渡辺淳一はただのエロだった』というコピー?かなんかを思い出す。
まあ、需要と供給なので
本当にエロい映画はちょっと、
とかいうカッコつけおじさんにはいいかも。
一応、ブンガクだし。

冬香は
ダンナの稼ぎで着飾って、
(高価な)レースの下着を身に着けて、
それで最愛の人と逢引で快楽を追求だなんて、
すごい良いとこ取りなうえに、
最後はそういう話かい。
究極の愛じゃなくエゴなんじゃあないの?

”選ばれた殺人者”ってなんですか?
そして、皆さん書いている
ムダに露出の多い検事・長谷川京子。
さらに、なんで録音してんの?SEXの最中の声。
実刑受けたら刑務所だから私服着てないし、
手紙などは全て開封して確認してハンコ押したりされるから。
などなど、突っ込みどころ多すぎ。
私がエンドロールを最後まで見ないなんて、ある意味すごいぞー。


地理的な関係でススキノの映画館に行ったら、
お店の方とお客さん的な組み合わせの多いこと。
アレはなんでしょう、ひと目で解りますね。
あと、暗くなってから一人で来てたオジさんも何人も。
その中の、サラリーマンでもなさ気なオジさん二人の会話。
「なんでアレが直木賞かな」
「つまんなかった」
あの~、アイルケは直木賞はもらってませんし、
つまんない=エロが足りないってことでしょうか?
じゃあ潔くエロ映画上映館にどうぞ。

富司純子はピンポイントなれどスゴイです。
寺島しのぶの裸はエロくて好きだわ~。
コメント (2)
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札幌市民会館最後の日

2007-02-02 00:02:22 | 音楽
出演者も魅力だったけれど、
長年通い続けたホールにもお別れを言いたかったんだ。
多分100本くらいのLIVEは市民会館で見たから。

最初に挨拶に出てきたWESSの若林くんのタキシードはちょっと笑えたな。
緞帳の下りているステージを見るのも久しぶりだったし、
それが上がったステージにはとてもゴージャスなシャンデリアが!
そうか、今宵はパーティなんだね。

HALL AID BANDの演奏に、ミュージシャンが次々と。
最初がLeyona。
この人だけ実は歌を聴いたことが無かった。
まあ、歌の上手いシンガーだ。

次に現れたのは
ワタシの中で最高にスペシャルなギタリスト、土屋”蘭丸”公平とチャラ。
蘭ちゃんはチャラに曲の提供もしているし、
ユニット、The 99 1/2で競演もしている二人の息はぴったり。
カバー曲らしきものと、S&Gの「明日に架ける橋」
そしてチャラの持ち歌「やさしい気持ち」
チャラのLIVEはRSR以来だけれど、
歌い方がなんかワイルドになってる。
う~む、苦手かも。

次は仲井戸"CHABO"麗市
お馴染み「いいことばかりはありしねぇ」の次に
蘭ちゃんを呼び出して麗蘭!「GET BACK」!!
♪今夜いかした音楽を~
歌いまくり踊りまくりなワタシ。
やっぱ蘭ちゃんはバッキングのギターじゃダメだってば!
物足りないもん。
その後まさやんを呼び出してブルースハープをふいてもらって、
ゴキゲンにブルースを歌うチャボ。
仲良しさんばかりでよかったねぇ。

まさやんは自分の曲を三曲アコギとバンドで披露。
そうそう、
初めてまさやんのLIVEを見たのは市民会館だったよ。
”天然パーマ”ツアーだ。
そして、バンドサウンドで聴くまさやんの歌って
初めてかも?!
(いつもはゲンちゃんとキタローさんだから)

次に暗転の中に浮かんだシルエットは、
とても久しぶりの佐野さんでは?
と思ったところに『元春!』と男性の声。
ああ、元春さん
本当にお久しぶり。
一曲目に「約束の橋」をやってくれたので、
あの頃は佐野さんのLIVEにも通っていたので、
もちろん市民会館でも見たし、
若いというより子供だった自分を思い出して、グッときた。
「SOMEDAY」には泣けた~。
♪若すぎてなんだか解らなかったことが リアルに感じてしまうこの頃さ
そうそう、そんなオトナになっちゃったよ~。
でも、元春からは少し離れたけど、
相変わらず音楽漬けだよ、ワタシ。

次に民生くんで、少し酔っ払っていて、
エレキでガーンと音出して『陽水さんからの伝言?遺言?』って笑って
「最後のニュース」
すごい力のある曲に、すごい個性のボーカルだ。
照明にも工夫アリで引き込まれた。
「素晴らしい日々」はワタシの頭の中では矢野さんバージョン。
おかげで一緒に歌える。
「金閣寺よりこういうホールが僕らは大事」発言に大拍手。
音楽って文化だからさ。

そして、チャボが再度登場。
もしかして、もしかして、
キャー!キヨシローじゃーん!!
その瞬間頭の回路が吹っ飛んだ。
だって「トランジスタラジオ」だぜ!
跳ねるしかないじゃん!
号泣しつつ踊り狂うワタシ。
見栄えなんてしったこっちゃない。
だってキヨシローが元気に歌ってるよ!
「スローバラード」でさらに泣く。
何十回聴いたろう、この曲をLIVEで。
その度に泣いたっけな。
市民会館でもなんども見たRCのLIVE。
チャボとキヨシローを同じステージで見る日がくるなんて、
考えられなかった日もあったのに
チャボのギターで「スローバラード」なんて・・・。
そしてやっぱりこれでしょ「雨上がりの夜空に」
踊って跳ねて歌って腕を振り上げて、
そんで号泣してるってスゴイよな、ワタシ。
青春だった頃から、ずっとずっとキヨシローはキヨシローのまんまだ。
ワタシもついて行くからねっ。
元気でね。

最後に暴れすぎでアンコールもかけられないぐらいヘトヘトに。
こんなんじゃダメだー!
LIVE用に身体鍛えないと。

アンコールは全員で「アイシャルビーリリースド」
これはキヨシローバージョンではなかったな。
もうお腹一杯。ありがとうございました。

サンキュー・札幌市民会館。
サンキュー・WESS若林。


~~~~~~~

市民会館には、やっぱりアタシの青春のカケラが落ちていたよ。
あの頃市民会館でRCを一緒に見た人も、
slidersを一緒に見た人も、
佐野さんを一緒に見た人も、
みんな今は音楽よりも大切なものと一緒にいる。
まさやんはずっと一人で見てるし。
泣きながら、
思い出を辿りながら、
誰とも分かち合えないものがあるなぁ、と思っていた。
佐野さんの「約束の橋」「SOMEDAY」でこみ上げた涙。
キヨシローの姿に、歌声に号泣したココロ。
『わかるよ』なんて言われても、
誰とも絶対に分かち合えない。
だって、みんなは、今は音楽と距離があるから。
ちゃんと大人になって、全てを昔話にして生きているから。
いつまでも子供でいることって
全然意識的にじゃないのに、実はとても孤独なんだと気がついた。
佐野さんのラジオを一生懸命に聞いていたのは、高校生のアタシ。
初めて見たLIVEで、心がどんなに震えたかを思い出して、
そして、今は佐野さんの歌ではないけれど、
同じように震えていて、
それは心が不安定であることの何よりの証。
安定にあこがれずに、つがいになることもせずに生きているアタシは
音楽やアートよりも心を動かすものに出会えていないんだろう。
でも、そんな幸せでいいんだ。

2007年1月31日に札幌市民会館で見たLIVEを、
「雨上がりの夜空に」で飛び跳ねてぶんぶんキヨシローに手を振ったアタシを
ずっと忘れずに生きて行けるから。
コメント (4)
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