オミナエシとオトコエシは対になっています。 オミナエシ科オミナエシ属/オミナエシ科オトコエシ属
元の表記は「をみなへし」と「おとこへし」
名前の由来について
★男尊女卑の時代は女が雑穀の粟飯などを食べていたのに対して、男は白米を食べていた。
花色が前者は黄色、後者は白であることから、「オミナメシ→オミナヘシ」「オトコメシ→オトコヘシ」と付いたとも言われています。
地方名も「粟花(あわばな)、粟穂(あわぼ)、粟盛り(あわもり)女飯(おんなめし) と粟にちなみます。
花の終わりには、米粒のように見えなくもないので、この説もあるのではないかと思います。
★「へし」は、「へこます、圧する」の意味。「女に勝る美しさがある花」、「男に勝る美しさがある花」からという説。
また「オトコエシ」は「女郎花」に似た白花なので「男」を付けたという説。
漢方の生薬ではオミナエシは「敗醤」、オトコエシは「白花敗醤」といいます。
薬草 敗醤についてはhttp://www.e-yakusou.com/yakusou/098.htm
秋の七草
萩の花 尾花葛花 なでしこの花 女郎花 また藤袴 朝がほの花 山上憶良 万葉集巻8
(はぎのはな おばなくずはな なでしこのはな をみなえし またふじはかま あさがほのはな)
「佐紀沢」と「女郎花」
奈良県奈良市南部とされており「女郎花」を枕に使ったりして、多く詠まれています。
女郎花 佐紀沢の辺の 真葛原 いつかも繰りて わが衣に着む 詠み人知らず 万葉集巻き7 園芸日記 原発廃炉に向けて
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