花の名前・木の名前・名前の由来

草花や木についている名前の由来。誰が付けたか分からないけど、知って納得のもの、「?」のもの、いろいろあって、面白い。

オミナエシ(女郎花)・オトコエシ(男郎花)

2011年08月08日 | 草花・植物

オミナエシとオトコエシは対になっています。 オミナエシ科オミナエシ属/オミナエシ科オトコエシ属
元の表記は「をみなへし」と「おとこへし」

名前の由来についてオミナエシ
★男尊女卑の時代は女が雑穀の粟飯などを食べていたのに対して、男は白米を食べていた。
花色が前者は黄色、後者は白であることから、「オミナメシ→オミナヘシ」「オトコメシ→オトコヘシ」と付いたとも言われています。
地方名も「粟花(あわばな)、粟穂(あわぼ)、粟盛り(あわもり)女飯(おんなめし) にちなみます。
花の終わりには、米粒のように見えなくもないので、この説もあるのではないかと思います。
★「へし」は、「へこます、圧する」の意味。「女に勝る美しさがある花」、「男に勝る美しさがある花」からという説。
 また「オトコエシ」は「女郎花」に似た白花なので「男」を付けたという説。

漢方の生薬ではオミナエシは「敗醤」、オトコエシは「白花敗醤」といいます。
薬草 敗醤についてはhttp://www.e-yakusou.com/yakusou/098.htm

    女       

秋の七草

萩の花 尾花葛花 なでしこの花 女郎花 また藤袴 朝がほの花     山上憶良   万葉集巻8
(はぎのはな おばなくずはな なでしこのはな をみなえし またふじはかま あさがほのはな)

「佐紀沢」と「女郎花」
奈良県奈良市南部とされており「女郎花」を枕に使ったりして、多く詠まれています。

女郎花 佐紀沢の辺の  真葛原  いつかも繰りて わが衣に着む       詠み人知らず   万葉集巻き7       園芸日記       原発廃炉に向けて

 



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