斑尾高原の宿にて。
天気予報は晴れなのに、今朝は雨の音で目が覚めました。
せっかく斑尾高原を散策しようとしていたのに、これではお土産買って早々に帰るかな・・・と思いました。
しかしっ、山の天気は変わりやすい!!!
ホテルで朝食をいただいている間に雲はどんどん流されて、きれいな青空になってきました。
ゴールデンウィーク後半ですから、さっさと帰らなければ渋滞になってしまいます。
でも、この晴れ間を見た以上、斑尾高原をハイキングしたい。
希望湖の周りも良し、斑尾山の登山口位は確認しておきたい。
登山までの支度はしていないのですが、次回来る時のためにと思い、
ホテルを出て、登山口のあるタングラムスキー場に向かいます。
斑尾高原ホテルまで来ると、妙高山がきれいに見えてきます。
車を停めて、写真を撮らなきゃ。
そこで、ホテルのスタッフらしき方が声をかけてくださいました。
「昨夜、妙高は雪が降ったんですよ~。
だから、昨日よりも白色がくっきりと奇麗なはずです。
もし、時間があるのでしたら、斑尾山登ってみてはいかがですか。
スキー場のテントサイトのところが登山口です。
自動車も止められますし、水やトイレも使えますよ。
頂上まで1時間半くらいです。
妙高も、黒姫山も、日本海も見えますよ。
斑尾山は360度展望の山ですから」
えっ、斑尾山て、そんなに簡単に登れる山だったの!?
何の準備もしていなかったのですが、問題ないと説明してくださいます。
飲み物さえあれば、食料は無くてもOK。
展望が良いので、道に迷いようもないとのことです。
これを聞いたら、登らないわけにはいきません。
タングラムスキー場のテントサイトの前に車を停めます。
営業していないレストラン、トイレ、水道があり、飲み物の自動販売機もあります。
ウエストポーチにペットボトル飲料だけという身軽なスタイルでスタート!!
スキー場なので、コースはとても分かりやすいです。
しばらく上ると、声をかけられた斑尾高原ホテルも、車を停めたテントサイトも下の方になり、展望が開けてきます。
ずーっと、こんなに見通しの良い道ですから、迷いようがありませんね!!
最初からいきなり、ひたすらの登りですので、きつく感じるのですが、スキー場のコースです。
まっすぐの登りがキツイと感じたら、スキーのターンの様に斜めのコースをとるいうテもあります。
最初は樹々がありませんので、真夏は日差し対策はした方が良いです。
上がりきったところで、妙高山や黒姫山がきれいに見え、木々の間からやっとですが野尻湖も見えます。
もっと視界が良ければ、槍ヶ岳なども見えるようです。
スキー場のリフトの下り場2つを過ぎて上がりきったと思いきや、少し左にアップダウンしたところが山頂です。
登り口からちょうど1時間半で山頂に到着、
こんな簡単な思い付きで登山できてしまいました!!
普段の年であれば、まだ山頂に雪があったのでしょうが、今年は問題ありません。
雪が残っている部分は少しぬかるみがありますので、遠慮のない靴だとよいです。
下りは景色も良くて爽快です。
下山後は、飯田駅前の「火口蕎麦おんと」に行ってみました。
何が、火口蕎麦なのでしょう?
カウンターには、おでん、山菜やサツマイモの天ぷらが並んでいて、セルフ式に取り分けてから、会計時に自己申告するというシステムです。
こごみ、こしあぶらの天ぷらを取り分けて、お蕎麦と一緒に頂きました。
この、まるくこんもりと盛られた蕎麦が火口の形なのでした。
山菜の天ぷらは、春らしくてとても美味しかったです。