今回は、足利のワイナリー見学に行って参りました。
栃木のワイナリーって、あまり聞かないですよね~、
・・・と思いきや!!
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(試飲いたしました、JAL国際線ファーストクラスで提供されていたワインです)
足利のココ・ファーム・ワイナリーで醸造されたワインというのが、スゴイのです。
「九州・沖縄サミット」「北海道洞爺湖サミット」でも採用されていたり、
皇室行事で海外の賓客をもてなす時にも提供されているというのです~♪
もちろん数々の賞も、受賞しています。
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ここちらは購入した「あしここ」ですが、
年代の違うものがANAやJALの国際線ファーストクラスやラウンジで採用されています。
なぜ、栃木でそんなワインを作る事が出来るのでしょう?
なぜ、ブドウの産地としてあまり有名ではない足利で?
疑問をもちながら、シルバーウィーク前半にお出かけ致しましたら、感動の物語がありました~♪
ポイントは、どんな方が作っているか、だったのです!!
今回は、もちろん試飲が目的なのですから、自動車を宿に停めてからバスで向かいます!!
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JR足利駅前のバス乗り場です。
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1番乗り場「あしバスアッシー行道線で「ココファーム入口」下車 徒歩で約7分」
時刻表 : http://www.city.ashikaga.tochigi.jp/page/seikatsurosenbus-gyodoline-timetable-180601.html
時刻表では、ココファーム入口到着が 10:23 となっているのですが、
10時30分からのワイナリー見学には間に合うでのしょうか?
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実際に到着したのは、10時17分でした。
終点のバス停から坂の登り方向を見ると、大きな矢印で左方向が案内されています。
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登り坂を急ぐこと約5分、ワイナリー入口に到着します。
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見学は、こちらのワインショップで受け付けています。
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まっしぐらに、ショップ奥の受付に向かいます。
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余裕で間に合いました~♪
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ここではワイナリー見学も、試飲も有料です、本気度がうかがえます。
内容に期待が持てますね(^^♪
ツアーの始まりは、目の前のぶどう畑からです。
正確なメモや録音はありませんので、細かい点で違っていましたら、失礼致します。
撮影は許可されていますが、録音などはNGとなっておりますので。
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この畑の前で、会社の説明をしてくださいます。
足利の北の山にあるこの葡萄畑は、平均斜度38度の急斜面です。
なぜこんな山の奥で葡萄を栽培しているのかというお話を。
1950年代のこと。
学校には軽度の知的障害のある生徒を集めた「特殊学級」というものがありました。
現在の「特別支援学級」です。
担当教師だった川田昇さんは、その子供たちが生き生きと生活できる方法として
農作業をさせる事を思いつきました。
しかし、予算的にも、周囲の関係からも、購入できるのはこの急斜面の土地だけでした。
こんな急斜面の山奥で、大丈夫だろうか・・・?
実際に子供たちを連れてくると、大喜びして山の中を駆け回りましたので、
この土地を購入することに決めました。
当時は、ただの杉林でした。
ファーム入口にある「こころみ学園」としてスタート、
子供たちと共に、畑として開墾するのに、5年もかかったそうです。
最初は野菜を作りました。
日当たりよく、栽培は良好でしたが、雑草も多く生えました。
子供たちには、雑草と野菜の見分けがつきません。
全てをきれいに抜き取ってしまいます。
雑草と間違えないものとして果物を思いつき、ブドウを栽培しました。
最初はよく売れましたが、日本が豊かになるにつれ、売れ残る様になりました。
そこで、そのブドウを使ったワイン造りを思いつきます。
ただ、特別支援学校は、国の税金から助成を受けています。
その学校が、酒税を収めるワインを作る事は認めてもらえない・・・ということで、
子供たちの父兄などの協力と共に、
別会社として「ココ・ファーム・ワイナリー」を立ち上げたのだそうです。
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参加費を払っていただくのが、このバッヂです。
いろいろな動物たちが描かれていますね。
多くの人たちがかかわって、みんなの願いが集まったワイナリーという事なのですね。
「何もできない」「隠れるように育てられた」子供たちは、この農園で作業をすることにより、
しっかりと食事をして、健康的になります。
除草剤は一度も使うことなく、全てが手作業です。
草取りも、子供たちの大切な仕事ですから。
カンカンと何かを叩く音が響いているのですが、カラスを追い払う担当の子供がいるのです。
その後、このワイナリーで作られた「のぼ ドゥミセック」が、
九州・沖縄サミットで提供されることになります。
テレビをみた子供たちは、歓喜したそうです(^^♪
サミットの意味はわからなくても、
世界中のエライ雰囲気の方々が、自分たちが造ったワインを飲んでいる~!!
一番うれしかったのは、子供たちのご両親だったかもしれませんね。
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こちらは、ブドウを集めて、搾る機械です。
ここで作られたブドウは、ワインとなるブドウ全体の2割程度で、
他の契約農家から仕入れたブドウが8割程度だそうです。
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こちらは、果汁に酵母を入れて発酵させるタンク。
「ブドウがなりたい味」、自然な発酵を重視するので、その年によって全く味は違うそうです。
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左端の、にじり口のようなドアから貯蔵庫に入ります。
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こちらが貯蔵庫です。
樽の香りを強く感じないようにするため、使い古したもの、もしくはステンレスの樽を使います。
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こちらで、スパークリングワインの製法を教えてくださいます。
普通のワインに糖と酵母を入れると、二次発酵が始まります。
一番左の、王冠をした状態です。
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左のワインなのですが、二次発酵が終わった段階ではオリがあって濁っています。
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さかさまにすると、下にオリがとどんでいる事がわかります。
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このような板に差し込んで、角度を変えながらゆっくりとオリを集めます。
口元にオリを集めたら凍らせて栓を抜くと、発行した泡の勢いによって、凍ったオリがポンと飛びます。
減った分を足してから、
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こちらでコルクの栓をし、針金で停めると、コルクがマッシュルーム状になるという・・・。
シャンパンと同じ製法だそうです。
最後に、ワイナリーにはバラを植えています。
ブドウはバラ科の植物で、病気や害虫は先にバラに現れますので、
それを見て対策をとるためだそうです。
炭鉱のカナリアのようなものですね!?
見学は、以上で終了です。
清泉寮のポールラッシュ記念センターに行った時のことを思い出しました。
“Do your best and it must be first class”
- 最善を尽くせ、そして一流であれ -
そうです、ただ単に「作れました!!」ではなく、
作るなら、一流でありますように~(⋈◍>◡<◍)。✧♡
さあ、今度は試飲です!!
見学時のお話で、より一層、美味しくいただけそうです(⋈◍>◡<◍)。✧♡
1000円で5種類の試飲をすることが出来ます。
こちらが、テイスティングメニューです。
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ワイングラスを1つくださいますので、1杯戴くごとに設置された水で自分ですすぎます。
最後は、グラスは持ち帰りとなっています。
コルクの栓をまるくカットしたものが、コインの代わりです。
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最初にいただいたのはスパークリングで、「北ののぼ」。
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G7広島外相会合、メイ英首相 歓迎夕食会で提供されています。
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頂く場所は、店内のカウンター横でも、テラス席でも、好きな場所でOKです。
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1000円の試飲には、最初に一口のチーズがサービスされます。
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農民ロッソ。
JAL国際線ビジネスクラスに採用されています。
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次は、農民ドライ。
かなりスッキリと、辛口です
ここまでいただいて、何かツマミが欲しくなります。
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200円で、ワインに合うおつまみの一皿がありました。
チーズ、ナッツ、ドライフルーツ、ワインに大変よく合います(^_-)-☆
夫は、ピノロゼを頂き、
私はスタッフの方に「赤ワインで何かお勧めはありませんか」と聞いてみました。
リストでは、上に記載されているものがライトで、下に行くほど濃厚、フルボディに近くなるとか。
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では、一番下に記載されている「山のタナ」を頂いてみました。
適度に濃く、美味しいです~♪
夫は、1人で先に、白の「あしここ」を頂きます。
ANAやJALの国際線ファーストクラスやラウンジで採用されています。
テイスティングメニューに記載がないじゃないですか~!!
「JALの国際線ファーストクラスで提供されているもの」
と言ったら、出してくださったのだとか。
ええ、じゃあ、私も~!!
ファーストクラスとは言わないで「JALの国際線で」と言ってしまいました。
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出してくださったのは、甲州F.O.Sでした。
夫と違って、リストに記載されているものです。
こちらも、JAL国際線ファーストクラスで提供されているものですが、オレンジ色ですって。
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色はオレンジっぽいですね、香りは強いですが、さわやかなお味です~♪
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テラスの入り口には、
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ウェルカムドリンクが置かれています。
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ブドウ酢だそうで、美味しいです~♪
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売店奥にはカフェがあり、そこでランチを・・・と考えていたのですが、
満席でウエイティング状態です。
予約はコース料理のみだったものですから・・・。
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売店で夫が気に入った「あしここ」を頂き、12時5分発のバスで帰る事に致します。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/02/15619a0b66a2b08e2ba363d4b4fbfca9.jpg)
レーズンサンドも美味しそうです~が、
このバスを逃すと何時間も待たなければなりませんので、
時間がギリギリです、今回は急いで帰る事に致します~♪
頂いた白ワインの「あしここ」はスクリューキャップで、約2000円とお手軽です。
テイスティングのどのワインも、甘ったるいものはありませんでした。
すべて、本格的なものです。
あの、畑でカンカンと音を鳴らしている子供たち、
何もできないと思われていた子供たちから、こんなワインが作れるなんて!!
是非また、来たいです(⋈◍>◡<◍)。✧♡
秋の収穫祭は以下の通り、ぜひぜひ参加したいです!!
日 時 |
2022年11月19日(土)・20日(日) 10:00AM~3:00PM(開場 8:30AM) 雨天決行 |
場 所 |
足利市田島町 ココ・ファーム・ワイナリー (葡萄畑が観客席になります。) |
参加費 |
ご予約 お一人様 4,800円(税込) |
ワイン |
タンクから注ぐ「できたてワイン」や「収穫祭記念ワイン」をはじめ各種自家製ワインをお楽しみください。 |
音 楽 |
スペシャルゲストによる演奏 武澤秀平/アウラ/Saigenji/古澤巖/坂田明COCODA |
お料理 |
収穫祭限定で屋外料理を提供するヴィンヤードクラブが出店します。キャッシュ・オン・デリバリーでお楽しみください。 |
(店舗情報)
ココ・ファーム・ワイナリー
〒326-0061 栃木県足利市田島町611
tel : 0284-42-1194
公式HP : https://cocowine.com/
ワインショップ
営業時間
OPEN 10:00~18:00
テイスティング
ワインショップでワインまたはジュースがお試しいただけます。
・テイスティングセット ¥1,000
・ジューステイスティング ¥500
受付時間 10:00~17:00
各種セミナー受付
ワイナリー見学
・10:30~、13:00~、15:00~の1日3回
・所要時間約45分
・お一人様 ¥500
カフェ
営業時間
平日 11:00〜16:00(15:30L.O)
土日祝日11:00〜17:00(16:00L.O