野外保育 とよた 森のたまご
小さな草にも、大きな木にも、一つ一つに役割があり、私たちの生活に欠かせないものを、
小さな手で触れ、いろんな気持ちをいっぱい感じ、育ってほしい。
子ども同士の関わり、時間を大切にし、満足感や、達成感をたくさん味わってほしい。
大人たちは少し口を閉じ、子どもたちが何をどう選ぶのかそっと見守り、
必要な時には知恵のエッセンス。
大人も子どもも育ち合い、自分らしく生きる・・・
『森のたまご』にしか出来ない、手作りようちえんを創っていきたいと思っています。
年長もりぐみ、秋の遠足。
5人そろって恒例の矢並湿地へ行きました。
前日の帰りの会で伝えたこと。
“ここでしか育たない動植物が見ることができる”
“地域の人が関わることで大切に守られている場所”
“小学生が湿地の秘密を教えてくれるよ”
朝の会をすませて、
シャトルバスに乗り湿地へ。
今年もきれいに咲いていた一番人気の
シラタマホシクサ。
小学生がシラタマホシクサについて詳しく教えてくれました。真剣に聞き入るこどもたち。
Q.細長くても直立できるのはなぜ?
A.茎をよく見るとゆるくねじれているから
実際にさわってみたら、ねじれていることを確認できました。
他にもジョロウグモの蜘蛛の巣の秘密や、
日本で一番小さいハッチョウトンボの特徴などパネルや実験でとてもわかりやすく説明してくれました。
そして小学生相手に堂々と質問する姿をみて 、散策を楽しむ人たちが足をとめます。
「しっかりしてるな~」と声をかけてくれるおじさま。
スケッチブックをのぞきこみながら「素敵ね」と笑ってくれるおばさま。
「何歳?」「どこからきたの?」「わたしにも孫がいてね…」
大きな岩の上でじゃれあっていたら
「元気でとてもいいわね」「サインをもらっちゃおうかしら」 そんなリクエストにこころよくこたえます。
そして「あなたたちが大人になるのが楽しみよ!」とも。
ほんのすこしの時間、立ち止まり人と人が出会う。 目線の先にはこどもたち。
いつか
「クモの巣のたて糸は丈夫でよこ糸はねばねばしてた」 「ねころんで鼻水をたらしながらお花の絵を書いてた子がいた」「知らないおばさんのハンカチにサインした!」
と思い出して、じんわりとあたたかい気持ちになってくれたらうれしい。
去年もこんな遠足報告を聞きました。
もう季節がひとまわり。
なんて、はやい。
帰りのバス乗車30秒前まで楽しむ。
楽しくて仕方ない様子をずっと見ていたいけど、そろそろ年少はっぱぐみ、年中こえだぐみが待つ場所へ帰ろうね。
★ラムサール条約登録「矢並湿地」
一般公開中。 あす13日(日)まで。
台風がじわじわと近づいてきています。
どうか各地で被害が拡がらないことをねがいます。
(スタッフみゆき)
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「森のたまご」
お問い合わせ:morinotamago2010@yahoo.co.jp
代表:遊佐(ゆさ)080-5122-1052
HPはじめました! https://www.morinotamago.com/
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登園してきたSホとYゴ
「やばい!あれがわかんないんだよ!あの順番が!!」
と、にっこにこで盛り上がってました。
と言いますのも、おつかいに行ったときはもりぐみだけの秘密で、好きなおやつを1個選んで、もりぐみでわけわけして、こっそりいただいてます(くれぐれも内緒で!!)。そしてその1個を選ぶひとを順番にしているのですね。
Mノが当然のように「今日はMノだよ!」と覚えていて、一件落着。
Mノ楽しみにしていたのかな^^
この日は畑で収穫やスープ作り、火つけを小さい子たちに任せてみたい思いもあり、朝一番で年長さんはおつかいに出かけました。
出発して50メートルほどで、立ち止まって内緒話。ウフフキャッキャ
楽しそう。4人のワクワクが伝わってきます。
そして100メートルくらいきたところで、Sホ、この表情。
理由は「Mノが、ないしょばなしをSホだけに教えてくれない」
Mノのことだから、Mノなりに何か理由があるはず。
この間のあたため会で確認し合った「子どもの声を聴く」聴き方を試してみます。
「Mちゃんは教えたくないんだよね」
「Sちゃんは教えてくれなくて悲しいんだよね」
それぞれ深くうなずく2人。その場で解決はならず。でも2人のことだからきっといいタイミング仲直りするだろうと、落ち込んでるSホに寄り添いながら見守りました。
Mノがなおちゃんには教えてあげると耳打ちしてきた言葉は
「ラーメンメンメン ぷっぷぷぷー」
それなのか(笑)
Sホに、「内緒だけど、Mが言ってたのはラーメンメンメン・・・」
と言いかけたら、「Mノから聞きたいの!」と遮られた。ごもっともです。
ままならない気持ちを引きずって買い物へ。
Yゴ、去年の年長さんからの伝統、壁登りに挑戦。
そして苦戦。
Kオが冷静に「雨だったからすべるよね。けがするともち米持てないから今日はやめといたらー」と声をかけます。Yゴも「そうだねー」と納得。
最近流行りの「パイナツプルじゃんけん」をみんなでやろうとしてたけど、Sホは「なおちゃんとやりたい」と仲間の中に入ろうとしなかったので、じゃあ二人でやろうねと様子を見ました。
そしていよいよスーパーに着くという時、
Sホが突然「Mノ、さっきの言葉教えて!」と勇気を出して話しかけました。
Mノも「いいよー!」と応じて仲直りよかったね
スーパーでは、Mノ・Sホチーム、Yゴ・Kオチームで買い物かごを持ちました。
まずマシュマロから。次、お楽しみおやつ。
はやっ まあいいか。任せてみようと様子を伺っていたら、4人で長いこと本気で相談しています。もりぐみ会議で意見を出し合ってきた4人の積み重ねを感じます。
Sホ「Mノが選んだあめはSホは嫌いだからいや。」
Mノ「Sホがこの前選んだのは好きじゃなかったけど食べた。」
Sホ「好きじゃないとかじゃなくてまずくて食べれない」
Kオ「じゃあSホが食べれるのにしたら?」
Mノ「じゃあSホが食べられる小さいのをSホ用に一つ買ったら?」
Yゴ「それは反対!ずるい!」
え~じゃあどうする。
とまぁ、長く話し合っていて、成長を感じました。
誰も泣いたり怒ったりせず、みんな自分の意見を伝え、みんなが納得できる答えを見つけました。結局あとからすこーしフォローしたけど、それぞれがみんなで考えて決める経験ができたように思います。
そして、きなこ、あんこ、さとう、しょうゆ、のり、最後にもち米。
もち米は10袋!買うのは持てる分だけでいいと思ったけど、
もりぐみの皆さん、「1人2個なら持てる!持ちたい!」
と自信満々で頼まれたものを全部買ってレジへ。
会計も難無くすませ、上手に買ったものを分配してました。
リュックに1.4キロの米袋2つ、もしくは3つ。
他にも色々あるからみんな口々に
「こんな重たいリュックは初めて!」
と言っていました。
外のベンチでおやつのあめを嬉しそうに口に入れようとして、みんな次々ぽろぽろと落としてました。
去年のもりぐみさんは、レジでお釣りを手にしたときに緊張がほどけて落とす子が続出だったらしいけど、今年の子は落とさないなぁと思ってたら、あめでした(^^)
帰り道の休憩の様子。
走って遊んでパワーを溜めてるそう。
帰り道の楽しそうな4人の会話。
Mノ「Yゴ、今日怒ってないね~!」
Kオ「ほんとだー!Yゴ怒ってない」
Sホ「Yゴ、怒ってみて~」
Yゴは笑いながらちょっときまり悪そうに
「怒ってみてーって言われて怒れんし!」
あぁ、なんていい関係なんだろう。
おやつの話し合いで「反対!」ってYゴが言ったのはみんなに怒ってるとは受け取られてなかった。むくれてどこかに行ったりせず、ちゃんとみんなでその場で根気よく話をしていたもんね。
12時半ごろ帰ったら、こえだぐみ、はっぱぐみの作ってくれた焼き芋やスープが待っていました。
ありがとう!
なんだか若干大人たちが疲れていると思ったら、年長さんがいなくて小さい子たちがワチャワチャだったそうです。
そうそう、この日はKチが火つけしたと聞いて、YゴがKチの頭をヨシヨシして「がんばったなぁ」って言ってました。Kチの嬉しそうだったこと。
帰りの会で、買ってきた荷物を年中こえだぐみさんたちに持たせてあげているところ。
びっくりするような重い荷物を、やる気満々で弱音も吐かずによく持って帰ったと思います。
年長さんの力を感じた一日でした。
(スタッフなお)
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「 野外保育とよた森のたまご」
お問い合わせ:morinotamago2010@yahoo.co.jp
代表:遊佐(ゆさ)
TEL:080-5122-1052
HP:https://www.morinotamago.com/
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最近みんなが楽しんでいる「かわら広場」の大きな倒木のふもとで、もりぐみ会議をしました。
自然の中で思い思いにたっぷり遊ぶことも大切にしながら、年長さんは色々な個性を持った仲間と力を合わせることも経験してほしいと思い、このようなミーティングの時間を作っています。
「もりぐみかいぎ」という響きがうれしくて、特別で、もりぐみさんはいつもちょっと得意げです。憧れてちらちらと覗きにくる小さい子もいます。
みんなが集まったら教えて~と言っておいたら、
その日登園した女子三人で声を掛け合い、木にぶら下げたロープブランコの遊びの合間に会議が始まりました。
えんぴつを2本持ってきた子がいて、2本の理由を聞いたら
「わすれるこがいるかもしれないと思ったから」
と当然のように言い、へぇ~よく考えてるのねと思いました。
ひとしきりみんなで意見を出して、もう分からないとなったので、
「こえだぐみ(年中)にも聞いてみる?」と提案したら、Mノはもりぐみだけで考えたい、とのことでした。
でもMノがやっぱりまだまだ足りない気がするとのことで、OBでベテランのスタッフのえちゃんにヒントをもらってました。
決してそばにいる私に聞かないところが・・・よく分かっていらっしゃる(笑)
この人に聞いても分からんだろう、または教えてくれなさそう、など人を見てる頼もしいな~!
もち米、きなこ、小豆、さとう、マシュマロ、のり。
他に、かざるもの、竹の器に入れてみたい
など、思いついたことを書いて、ハンコを押しておしまいとしました。
テンポよく、やる気満々な様子がうかがえました。
火曜は、母当番のみゆきちゃんがもり組会議を担当してくれて、
月曜休みだったYゴにみんなで買うものを教えてあげたそうです。
そして明日の持ち物確認。からっぽのお財布と買い物バッグ!
水曜はいよいよおつかい。つづく・・・
(スタッフなお)
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お問い合わせ:morinotamago2010@yahoo.co.jp
代表:遊佐(ゆさ)
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ラムサール条約湿地 矢並湿地が一般公開中です!
森のたまごの年長さんは、毎年遠足で行かせてもらっています。
世界で大切に守られている場所…普段は入ることができない場所…貴重な生き物や植物がいる場所…
そういう場所で生き物や植物を大事にできる約束ができる、森のたまごからは年長さんだけが行ける場所…
前日の会議も真剣です↓
あと、どんなおやつを持っていくかも真剣に悩んでいます。
さあ、朝バス停に集合して、朝の会をして、行ってきま~す!
矢並湿地では、矢並小学校のお兄さんお姉さんが面白いパネルを用意してくれて、子どもにもわかりやすく矢並湿地のことを教えてくれます!
もうすぐ一年生の年長さん。君たちもこんなふうになるんだよ。楽しみ楽しみ♪
湿地に咲くかわいい花や、面白い名前の木や、虫を食べるコケや…ボランティアのおじさんに教えてもらいながらスケッチしてきました。
「写生か~すごいな~」と皆さんに声をかけてもらいながら、おもいおもいの絵を描いてきました。
いつもの、かわいいお姫様とか描くのかなって思っていたけど、真剣に植物をみながら描いていました。
森の広場に帰ったら、年中さん年少さんに、どんなお花があったか教えてあげる約束をしてきたからでしょうか…。
時間がある限り描きましたが、まだまだ描いていたい様子でした。
「写真にとっておけばいいじゃん」って誰も言わなかった…
Yゴ「俺は記憶にいれる!」
…なんかかっこいいわぁ…
この子達と遠足に行って、地域の人と出会うとき、とてもとても誇らしい気持ちになります。
こんな子達が世の中に出ていくのかと思うと、明るい気持ちになります。
いつも、素敵な姿をみせてくれてありがとう♪
(かなこ)
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