森のたまごには、ベビー当番という役割があります。
保育当番の母に代わって、たまごの子どもたちの弟や妹(自分で歩けたり、食事ができる1〜3歳くらいの子ども)と一緒に一日過ごします。
実は私、入園前にこの制度に抵抗がありました。自分の子どもを預かってもらい、よそのお子さんをお預かりする。
自分の子どもとしか長い時間は過ごしていなかったので、一人で安全に見守る自信がなかったし、息子に対して罪悪感を持ちながらこの役割を引き受けるのはよくないのではないかと思っていました。
我が家はひとりっこで、私が兄弟のいる母たちの状況や思いをまだ理解できていなかったからなのかもしれません。
森のたまごへ入園して、たまごたちだけでなく、母やベビーたちとも共に過ごすうちに、少しずつですが私の気持ちに変化がでてきました。
ひとつはベビーたちに対して、親戚のおばちゃんのような気持ちになっていて、何をしても可愛く見えるようになっていること。
もうひとつは親子共々優しくしてもらったり助けてもらっている母たちに対して、できることがあるならさせてもらいたいなあ。という気持ちになっていること。
そして、息子が母離れをしたのか、私がベビー当番をするのを楽しみにしていて、それに応えてみようかなという気持ちになっていること。
前置きが長くなりましたが、そんなこんなで入園から1年以上が経ち、今日、初めてのベビー当番をしました。
雨の中、少し遅れてKさんを迎えに行くと、既に母と離れてスタッフまきちゃんと手を繋いで歩いています。
「まきちゃんとてくてく行くのー」
と、ちょっと固い表情。
大丈夫かな?と心配したけれど、チャイルドシートを乗せかえると、自分で座ってくれました。
出発すると切り替えができたのか、おしゃべりが弾みます。初めは私を「まきちゃん」と呼んでいたけれど、いつのまにか「まーしゃん」だと思い出してくれたようで、ホッとした瞬間でした。
てくてく(森のたまごの親子組)に到着すると、早速お弁当を広げてお食事タイムが始まります。早弁仲間もいました。
デザートはごはんが終わるまで見つからないようにと母から伝えられていたのにあっという間に見つけてしまったり、自分のしてほしいことを言葉で主張する姿に、割とのんびりしている我が子との違いを感じ、驚かされました。
そのあとは雨の中、大きな水たまりをのぞいて後頭部へパラパラと落ちる雨音に笑顔を見せたり、Kさんの足首くらいの深さの水たまりに怖いと言ったり、いろんな雨を感じているようでした。
広場を一周して再び食事をして、今度はカエルさん探しに出発!
「カエルさん、カエルさん、どこですかー」
と、歌いながら歩いていると、なんだか違う言葉が聞こえます。
「カエルさん、カエルさん、カエリタイ」
Kさん、帰りたくなっちゃいました笑
お歌で伝えてくれたところが可愛いすぎてたまりませんでした。
帰りの車で少し眠り、我が家で絵本を読んだり歌ったり、お迎えの時間まで仲良く過ごしてもらいました。
Kさん、一日ありがとう。また遊んでね。
ゆうちゃん、Kさんを任せてくれてありがとう。
家へ帰ると息子からKと何をして遊んだのか、どこでごはんを食べたのか、根掘り葉掘り聞かれました。
母がちゃんとベビー当番をできたのか、心配だったのかしら、、、
(年中母まー)
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