前日雨で朝から晴れの畑日和。
マルチが飛んでいたところを直すところから作業が始まりました。
この日は玉ねぎ植えでした。
根っこが下を向くように、深い穴を掘って、苗を入れ、土をかぶせてから苗を少し引っ張り
上げて植えるという 大人でもちょっと「これで合ってるのか」と不安な作業でした(;^ω^)
もりぐみさんは率先してスコップの柄を使って根気よく穴あけをしてくれてました。
そしてそのもりぐみさんにしか掘れなかった深い穴に苗を植えていきます。
横向いて少々頼りなさげな苗もありましたが、しっかりと上手に植えられているものもあり
感心しました。
しかし、出来栄えよりもやる気をもって取り組めたかが肝心なんでした。
玉ねぎが収穫できるのは、小学校一年生の5月。自分たちは食べられないとわかっていても
手を抜く子はいないんですね~。最後まで作業してたのはもりぐみさんでした。
僕たち私たちならできるよ!っていう自信なのかな。手つきがいいと認められて、やる気
満々一列の半分ほど集中して植えてたKくん。頼まれたわけでもなく水を汲んできて
しっかりまいてくれたHくん。頼もしい!
玉ねぎ植えの作業が終わると 子どもたちはそれぞれの遊び場へ。
この日は年中、年少の男の子たちが、ちょっと前の年長もりぐみのYくんTくんみたいに
虫取りに夢中でした。
いつもは彼らについていってる感じだったちいさいぐみのTくんが、カエルを捕まえ
まくってました。水が張られた飼育ケースには10匹以上のカエルとバッタも(・。・;
大人の私は一瞬ぎょっとしましたが、Kちゃんによると、バッタは餌なんだそうです。
「かわいそう」は野暮ですね。いらぬ口出す代わりに深呼吸しました(笑)
その後私の中でちょっとほっこりする場面に出会いました。
まんなか組のEくんが紫のお花をたくさん摘んで花束を作って持ってたのを見て、
もり組Yくんが「どこで取ったの?」と聞きます。Eくん、黙ってにこにこ。
(あぁ~ 教えたくないんだな と思いました)
もう一度「どこで取ったの?」Eくん にやにや。
たまらずYくん 「ちょうだい!!」と Eくんからもぎ取った(笑)
でもEくんはなんと抵抗しないんです。何も言わずあげちゃった。
そして、Yくんは全部もらうのはまずいかな、と思い直したのか、すぐに3分の1返して
ました。半分じゃないとこ好き(笑)気持ちわかる~
Eくんどうして怒らなかったかなと考えたんだけど、たぶん僕のがほしくなっちゃう
くらいステキ!ていう気持ちを受け取ったんじゃないかなって私は想像して、勝手に
にやにやしてしまいました。
そしてEくんは 3分の1になった紫の花束に、黄色の花を足して、もっと素敵な花束を
作ったんでした。自然物に囲まれて空の下にいると、取った取られたも穏やかになるの
かもしれないなと思いました。
午後からは粘土を採掘して、大人も子どもも思い思いの形を作って遊びました。
(なお)
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