野外保育 とよた 森のたまご
小さな草にも、大きな木にも、一つ一つに役割があり、私たちの生活に欠かせないものを、
小さな手で触れ、いろんな気持ちをいっぱい感じ、育ってほしい。
子ども同士の関わり、時間を大切にし、満足感や、達成感をたくさん味わってほしい。
大人たちは少し口を閉じ、子どもたちが何をどう選ぶのかそっと見守り、
必要な時には知恵のエッセンス。
大人も子どもも育ち合い、自分らしく生きる・・・
『森のたまご』にしか出来ない、手作りようちえんを創っていきたいと思っています。
野山の緑が濃くなり、たまごの達が遊ぶ野原にも、
たくさんの野草が茂るようになりました。
今日は、保育で初めての活動、よもぎだんご作りです。
朝の会の時に、
「よもぎだんご、作ったことあるもんね」
と得意そうに教えてくれたのは、まんなか組 Yゆちゃん。
みんな、だんご作りを楽しみにしています。
ばばばあちゃんの『よもぎだんご』の絵本を読んだ後、早速よもぎつみにでかけます。
昨日、とっぴーと一緒によもぎって、どんな草?と、たまご達、探しました。
「裏にふさふさの毛がついていて、いい匂いのする草だよ」
しっかり、覚えていて、すぐに見つけてきてくれます。
まんなか組、Rおくん は、お店屋さんやりたいといいながら、よもぎはこれっともって来てくれました。
いちご組さん中心になって、よもぎの葉と茎を手で、さいて分けていきます。
まんなか組のSやも一緒に、お手伝い。
その後、鍋で湯がきます。
待っているたまご達は、早くやりたくてしかたがありません。
持ってきた、エプロン、三角巾、マスクをして、スタンばり始めました。
作業台に作ったテーブルの前に、座って、なにやらお母さんごっこ?が始まりました。
いちご組さんのTき、Kみが大人が包丁で切ったよもぎを、すりこぎでごりごり、すり潰していきます。
40回数えたら、交代のようです。
意外に力がいって、大変そう。
今日はTりが、お休みなので2人での作業です。
よもぎの準備ができた所で、早速、だんご作りです。
一人一つのボールを持って、だんご粉をこねていきます。
今日は、朝からずっと走り回って、虫取りをしていたボーイズチーム、まんなか組 Mん、ちいさい組 Yと、Tみも加わって、みんなで作業できました。
女の子達、いちご組から、まんなか組、Hのちゃん、Yゆちゃん、Hまちゃん、ちいさい組、Kほちゃんまで、上手に粉からまとめて行けています。
ちいさい組 Hめくん、ボールの中の粉と水がどろっとしたのを触って、
手についたのが気になって仕方がありません。
ドロドロな手を洗いたいようです。
「Tまちゃん達みたいに、混ぜてみてね」
と言っても、手が気になる様子。
当番母が、まとめる所をお手伝いしました。
まとまった粉を手でつかんで、
「これ、ぞうさん~。 かたつむりできた~」
みたて遊びをしながら、楽しそう。
その隣りのちいさい組 Kねくん。
対照的に、がしっと粉を手に掴んでもりもり両手で
胸の所まであげて粉の感触を楽しんでいます。
上手にさらさらの粉から、一つにまとめていました。
「ちいさいだんごを作るんだ~」
といいながら、ちいさい組 YとはBB弾級の大きさを丸めています。
ちいさすぎるね~。
とっぴーが
「きれいな、だんごを作ろうね」
と言っていたので、みんな、
「これ、きれい?」
と聞きながら、丸めました。
茹で上がっただんごは、お弁当の後、
美味しくいただきました。
(こなんちゃん)
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「森のたまご」お問い合わせ:morinotamago2010@mail.goo.ne.jp
代表:遊佐(ゆさ) 080-5122-1052
親入園児には初めてとなる雨の日の森。
雨というものをからだ中で味わうたまごたち。
森を散歩する中で、沢の流れがどこで分かれて、どこで合流するのかを観察しながら登ったLお君。
深い水たまりに喜んで入り、「アリなら溺れちゃうね」とYゆちゃん。
落ちてくる雨粒を手で受け止めたり、口で受け止めたり・・・
そんな中で、まんなか組のMん率いる男の子たちが何やら行ったり来たりし始めました。
Mんはボスのように子分たちを引き連れて。
でも子分たち「おじいさ~ん!」と呼びながら追いかけています(既に長老の域?!)。
そして「おじいさん大好き♥」と言って最後はこんな風に・・・
と微笑ましく眺めていたら、いつの間にか私がターゲットに!
「逮捕する!」「牢屋に入れろ!!」と続き、私はみんなに取り囲まれ、架空のカギで周囲に施錠がされました。
面白がって「私が一体何をしたんですかー?ここから出して~」ドンドンと乗ってみると、さらにエスカレート。
「処刑だ!」と言って、一人盛り上がるTみ。
「処刑ってどうするの?」と私が聴くと、
「切り刻んでから揚げにして喰う!」だって。
そんな激しい遊びあり、まったりとくもり空を眺める一幕あり。
そうそう、ちいさい組のYと君、帰りの唄とっても張り切ってました。
♪たいようさんあそんでくれてありがとう~♪
と微妙な間違いも可愛い!
明日は太陽さんが遊んでくれるかな?
(くらら)
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代表:遊佐(ゆさ) 080-5122-1052
畑のイベント?のなかでも、畝おこしの日は結構、大きな作業の日です。
なんといっても、くわ = 鍬 がでてきます。
去年から鍬おこしは、いちご組さん(年長)にやってもらうことに、なっています。
朝、これから畑に植える野菜を畑係さんから、教えてもらいました。
ミニトマト、オクラ、タイガーメロンをこれから耕す場所に植えます。
たまごたち、早速、作業です。
いちご組さん、3人は鍬を手に早速、耕します。
子ども達が踏み固めた、畑の土は、固い。
そこを、Tき、しっかりと鍬を使って、起こしていきます。
まんなか組とちいさい組は、スコップで掘り起こしています。
掘り起こしているのですが、いっしんに穴をほっているような・・・・。
これだけ、掘れたと満足そうなのは、Yゆちゃん。
当番かあちゃんも、一緒に土を耕します。
今年の畝おこしは、皆が一緒に作業できました。
途中で、疲れた いちご組 Cり 座りこんで、砂遊びをしています。
そこへ、Tきの
「Cり、ちゃんとしないとだめじゃない!」
と檄がとびます。
大きい年長さんになったといっても、マイペースなCりちゃん。
そんな2人に気づかず?、鍬をふるうのはKみちゃん。
次はどこをやったらいいのか、母達に聞いています。
いちご組さんのおかげで、随分いい畝ができました。
ちいさい組の Hめくん、いちご組の鍬が使いたくて使いたくて、
随分泣けちゃいました。
作業が落ち着いた頃、母ちゃんと一緒に使いましたよ。
(こなんちゃん)
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代表:遊佐(ゆさ) 080-5122-1052
森のたまごで、母たちは「おやどり」と呼ばれています。
そしておやどりたちは、子どもたちの育ちの環境を整えるために、たまごをあたためるが如く、常に話し合いを重ねます。
新年度初のあたため会議もワークショップ形式でみんなが話しやすく和やかムード。
代表あいさつ、保育者からのお話、事務的なこと・・・と続き、各学年ごとに「大切にしたいこと」をテーマに語りました。
会議が熱心に行われる秘訣の一つに、「議題を持ち寄る」ということがあると思います。
保育に入る中でそれぞれが感じた疑問や希望などを出し合います。
それらのことは具体的な決定事項に留まらず、理念的なことが多く含まれています。
一人ひとりが、自分のコトバで語り、時に熱くなる(なり過ぎる?!)のを目の当たりにすると、
私はほっとし、そして嬉しくなります。
この情熱でたまごはあたためられているんだなぁ・・・と。
(くらら)
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代表:遊佐(ゆさ) 080-5122-1052
朝、森のたまごについた ちいさい組 Yと は虫あみと虫かご持参。
ひらひら舞うちょうちょを、まんなか組 Mん、ちいさい組 Tみと一緒に、あっちへ追いかけ、
こっちへ追いかけしています。
「ちょうちょ、つかまえた!」
見せてもらった虫かごの中は、オレンジの蝶や白いモンシロチョウが
いました。
満面の得意顔。
うずら組だった去年から、Yとは虫を取るのが大好き。
その横で、「おっ、いた!」
とちょうちょを、まんなか組 Mん、素手でつかまえます。
心の中で、私は「すげ~ Mん いつの間にその技を獲得した?」
と驚きました。
「どれどれ~」
と、新入園のまんなか組 Kた、ちょうちょを受け取ります。
ちょうちょは、バタバタと羽ばたき、羽の麟粉(りんぷん)がとれて、
透明になっていました。
「あ~、粉とれちゃたね、もうちょっと、そっと持ったらどうかな?
ちょうちょ死んでしまうよ」
とアドバイス。蝶は羽の麟粉がとれたら、死んでしまうのだよね。
まだまだ、虫取り歴がスタートしたばかりの、子ども達。
年長になると、虫を生かして、家につれて帰りたい、などの欲求から
どうやったら死なないか、を考え始めるのですが、
今は
ちいさい組 Yと は、虫を捕まえる喜びを全面に感じている。
まんなか組 Mんは、生態研究の段階なのかな。
(去年もさんざん、かえるを捕まえて遊び、最後は踏み潰していました。)
満足して、生き物とはこういう風に扱うのだと、自分の経験から学ばないと、
「生き物には命があり、大事に扱わないといけない」
という大人の意見は、彼らには入ってはいかないのだな、と感じます。
でも、目の前で命が消えていくのに、大人としては、
伝えずにはいられません。
(こなんちゃん)
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代表:遊佐(ゆさ) 080-5122-1052