詩 故・滝沢まりこさん(津南町)
〇詩 「ひろくん」 林 有加
ひろくん、お母さんの子供に生まれてきてくれてありがとう。
ひろくん、思いやりをありがとう。
ひろくん、十年間の楽しい思い出をありがとう。
ひろくん、大いなる自然を教えてくれてありがとう。
そして、 「ありがとう。」という言葉を、みんなにいっぱいくれて、
ひろくん、本当にどうもありがとう。
〇詩 「ぼくのすがたが見えないからって」 林 有加
ぼくのすがたが見えないからって お母さん泣かないで ぼくはここにいるよ ぼくは風になったんだよ
公園でおひるねしてる赤ちゃんがいたよ 耳たぶをくすぐったら笑ったよ ぶらんこにすわって泣いている
小さな女の子がいたよ ほほをそっと優しくなでたら 涙がかわいたよ
ベンチに座って北国のふるさとを懐かしんでいる おばあさんがいたよ 桜の花びらをちらしたよ
そっと手のひらひらでうけとめて「あら・・・雪かと思ったわ・・・。」そう言って微笑んだよ
だから母さん 泣かないでぼくはここにいるよ ぼくは風になったんだよ
「生きたくても生きれない運命もある・
今を精一杯生きる、ひとつしかない命・大切に・・・」