『四季彩々里山だより』

大切な自然・四季の風景を未来へ・・・お訪ねいただきありがとうございます

続・彼岸花・・・・大切にしたい命

2012年09月20日 | 心に残る一冊
                         
                                詩  故・滝沢まりこさん(津南町)

〇詩  「ひろくん」               林 有加

ひろくん、お母さんの子供に生まれてきてくれてありがとう。
ひろくん、思いやりをありがとう。
ひろくん、十年間の楽しい思い出をありがとう。
ひろくん、大いなる自然を教えてくれてありがとう。
そして、 「ありがとう。」という言葉を、みんなにいっぱいくれて、
ひろくん、本当にどうもありがとう。


〇詩  「ぼくのすがたが見えないからって」    林 有加

ぼくのすがたが見えないからって お母さん泣かないで ぼくはここにいるよ ぼくは風になったんだよ

公園でおひるねしてる赤ちゃんがいたよ 耳たぶをくすぐったら笑ったよ ぶらんこにすわって泣いている
小さな女の子がいたよ ほほをそっと優しくなでたら 涙がかわいたよ

ベンチに座って北国のふるさとを懐かしんでいる おばあさんがいたよ 桜の花びらをちらしたよ
そっと手のひらひらでうけとめて「あら・・・雪かと思ったわ・・・。」そう言って微笑んだよ

だから母さん 泣かないでぼくはここにいるよ ぼくは風になったんだよ


「生きたくても生きれない運命もある・
今を精一杯生きる、ひとつしかない命・大切に・・・」