『四季彩々里山だより』

大切な自然・四季の風景を未来へ・・・お訪ねいただきありがとうございます

山野草に心なごむひと時

2014年03月30日 | 里山日記
一年中お世話になっている方のお宅訪問
あたたかい日差しの中で
苗代を作る苗床の(田んぼの除雪)準備を始めていた。
まだ多く残る雪にパワフルな除雪機の音が春を季節を感じる・・

(赤い花の満作)
(花びらのかたちが違う二種類の福寿草)
(黄連・根が薬草に)
(ショウジョウバカマ)


山野草好きな‘Tさんの玄関口には鉢植えの福寿草が
あたたかい日差しに大きく花を広げていた

要件を済ますと‘Tさんは手招きして「ちっと、春を見ていかねか~」と・・

案内してくれた作業場には大小様々な山野草が所狭しとと並べてある
作業小屋の周りはまだ、沢山の雪があり室内は薄暗い
しかし、雪解けと共に窓ガラスからは春の斜光線が差し込む
待ち望んでいた山野草達は少しずつ冬の眠りから覚め可憐な花を付け始めた

小さな小さな春に生命の息吹を感じ心和む一時・・

棚田にもようやく春の訪れが・・

2014年03月29日 | 里山日記
沢筋の斜面に作られた棚田
深い冬の眠りからさめ
ようやく雪解けが始まった・・

(十日町市松代~旧川西町白倉)


あたたかい日が続く
「あったかくて いいあんばいだのし~」と
里の人の会話にも長かった冬から解放された気持ちと
陽気の良さに心躍るのか
皆、素敵な笑顔がこぼれる

山里はようやく雪解けが始まったばかり
まだまだ沢山の雪がある
この雪が豊かな水に変わり土壌を潤し
人々が暮らすところに豊かな実りを与えてくれる

あと、ひと月もすればすっかり融けた谷間の田んぼに
小鳥が囀り土打つ音が鳴り響くだろう・・

ふうきんとうに菜の花・・

2014年03月26日 | 里山日記
まだまだ沢山の雪の里から
峠を越えたら春の香りが・・




峠(儀明峠)を越え少し車を走らせたら
もう、雪が無い・・
畦道や、道端、いたるところ「ふきんとう」!
誰も見向きもしないのか、我が里ではこれが出ると
ふうきんとう味噌・天ぷら等々で
酒のつまみやとしばらく食卓にのり
ちょっぴり苦い春を喜ぶのだが・・

も一つ、菜の花!
久しぶりに見た黄色、ミツバチが忙しげに飛び回っていた
               (ハウスの中なのだが・・)
そして、あちらこちらに日本三大夜桜観桜会のポスター
高田公園の桜ももうすぐ
にぎやかな宴、歓喜の声が聞こえて来るだろう!

テレビなど各地で早、桜の開花宣言のニュース、北上を始めたとか

我が里はまだまだ先の卯月の終わる頃か・・

長かった冬、奥山の村にも春が・・

2014年03月25日 | 里山日記
雪の壁からはぽたぽた落ちる春の音・・
今日もあたたかい一日

(津南町所平へ通じる峠道から十日町市田代 まだ沢山の雪が・・)


天気予報に雪マークが現れなくなった
完全に春の訪れ宣言か!・・

今日は一日外に居て帰宅して見てビックリ!
鏡に映るは、真っ黒け・・
残雪に強烈な紫外線、顔がむくみ出し火照る~

弥生の月もあと一週間、長かった冬も過ぎ行き
日増しにあたたかく
巡り来る陽気に心和む一日
今日も西の空を赤く染めて日が落ちた・・

あったかい陽気、里山暮行くころ・・

2014年03月24日 | 里山日記
あたたかい一日、気温もグングン上昇!



(清流の流れにも春を・・・清津川、倉俣大橋)


お隣さんのお庭に置かれた鉢植えの花、白の彩ばかり見ていた冬、
あまりにも艶やかなピンクに誘われてちょいと失礼してパシャと一枚・・
そして、ぽかぽか陽気に猫も気持ち良さそうに窓辺でお昼寝だ~    (出先にて)


(遠く頸城の山々に沈む夕日、左から妙高、火打)


午後から訪れた津南町米原、
町場から比べると高冷地と呼ばれ河岸段丘にある広い台地
まだ沢山の雪に覆われていた。
この台地では今、雪の下に眠る雪下人参の収穫期を迎えた
雪深い里にもようやく、春の訪れ・・

水温むころ

2014年03月23日 | 里山日記
肌寒い朝であったが春を感ずる日・・・

(水仙)
(雪割草)


雪解け水に手を入れてみると、とても「しゃっこい!」

手が凍るかと思うほどの冷たさ、けど冬が流れゆく証し

早春の雪割り作業も始まった・・
例年よりかなり少ない量だが生活道路を確保するために押し出された雪
今度は春の農作業に支障が出るための雪戻し 早春の風物詩だ・・

日当たりの良い場所では水仙や雪割草が
日に日に大きくなり彩を増して行く

まだまだ行ったり来たりの冬、降雪もあるかもなのだが
そこまで来ている春、
良いあんばいの日に心躍る・・

もう少し、暑さ寒さも・・

2014年03月21日 | 里山日記
彼岸寒波!
これから降雪の予報が・・



寒い朝、荒れっことの気配

薄ら雪化粧・そして、再び、ちらちら降り出した
そこまで来ていた春が足踏み 真冬に逆戻りか・・
ようやく雪も融け出し約5か月間、
囲われていた庭木も背伸びの頃なのだが
もう少し、もう少しの辛抱

暑さ寒さも彼岸までと言われるが
春らしい陽気が待ちどうしい!・・

雪崩れる

2014年03月19日 | 里山日記
昨日の荒れっことは何処へ・・
山肌の木々の根開けが始まると
いたるところに亀裂が走り、大きなデブリがゴロゴロと

(巻機山)
(飯士山)
(国道353 今日の十二峠)


今日は良いお天気、高山はまだまだ、純白の衣を付けたままなのだが
峠道の急峻な山々はあちこちで春の訪れ雪崩が始まった、
幸い人里も無い道路からは距離がある所なのだが
大きな雪の塊が沢筋の谷を埋めつくす。
人間だったらひとたまりもない雪崩の恐怖・・
そして、雪が落ちつくすと山菜が顔を出す
待ち遠しい春の恵み・・・

霧の朝、今日は春日和・・

2014年03月17日 | 四季の彩
春の訪れを感ずる一日に・・


(大河信濃川に朝日が昇る)
(昨夜の雪が薄らお堂の屋根に)
(オオイヌノフグリ)
(霧ケ岳に沈む夕日)


深く幻想的な霧につつまれた朝
暖かい一日となった

峠を一つ越えたら我が里と大違い
完全に溶けた田んぼに日増しに雑草の緑が色濃くなって来た
空き地で見つけた可愛らしい花
大きくても四方1㎝、一足早い春の花に心なごむ一日だった・・

                         (上越市にて)

川の流れに春の色が

2014年03月16日 | 里山日記
暖かくなったり寒かったり
里にもようやく春げな気配が・・

(雪どけの田に薄氷が張り朝の光が)
(春彼岸、恒例の墓地内の春除雪)
(昨日、行われたサケの稚魚放流)


峠道を走ると真っ白だった急峻な山肌も
雪解けが始まりひび割れ雪崩落ちた山肌が現れ始めた
そして、崩れ落ちた雪と共に土が流れ出しやがて大河を濁す

その流れにサケの放流が行われた、サケは自分の生まれた川を覚えていて
やがて、数年後には再びふるさとの川に戻ってくる
サケにはこの春の濁った川の臭いをどんな風に感じるのだろう・・

本来なら稚魚放流ではなく彼ら自ら卵を産み自然に川を下る
そんな、環境、自然豊かな流れに何時か戻ってくれることを
ダムを目の前にして思う・・

何はともあれ元気に沢山のサケが戻って来ることを願う・・


コロ、コロコロ~春の足音・・

2014年03月12日 | 里山日記
昨日、今日 あちこちで鎮魂の祈りが

(栄村・震災地蔵菩薩)


3月も早、半ば・・
なかなか水も温まず寒い日が続くが
忘れられない日に天は微笑み穏やかな日にしてくれた・・
今日は山側の峠を一つ、トンボ帰りで海側の峠を越えた
移動時間の長い一日だった。
山側の峠は(大沢峠)まだまだ、深い雪の中、二日前の新雪は
北側の斜面ではまだ白銀のパウダー、巡る季節にコロコロ遠い春を・・

海側の峠を(儀明峠)越えると一気に雪どけも進み土埃に田んぼの雪も消え去り
あ~春が来たー!って感じで川辺の柳も今か今かと出番を待つようだった




三年前もそこまで来ていた春
あの大自然の力に人間はなすすべもなく尊い沢山の命が失われた
もうすぐ春はやって来る
忘れない、忘れてはいけない!・・

久々の晴れ間に歓喜の声が・・

2014年03月09日 | 里山日記
雪の面かまえも色々・・




久々~と言う感じの青い空!
大人は炬燵から抜け出せずにいると
もう、外では子供たちのにぎやかな声がする
待ちに待った雪遊び、やぱり子供達には外で伸び伸び遊んで欲しい!

つかのまのお日様に・・

2014年03月08日 | 里山日記
弥生、春の気配がとおもいきゃ
暖かくならない日々
隣町は氷点下の真冬日・・




うすらとお日様が・・
今日はお天気かと期待半分、中々自宅を離れることが出来ない年度末
ストレスも日々溜まる一方・・

3月は春と冬が同居、雪もしまり野山を駆け巡るのには最高の季節
気持ちだけは野山なのだが・・
今日も一日 雪、雪!
まだまだ雪マークの予報、
又、屋根の雪堀に上がらなければならないのか・・

虫がでらんね~・・

2014年03月06日 | 里山日記
今日は
「陽気地中にうごき、ちじまる虫、穴をひらき出ればなり」
柳の若芽が芽吹き、ふきのとうの花が咲くころとか・・
                      啓蟄





さぶい一日、荒れっこと
目覚めと共に「ゴー」と言う音、吹雪!
弥生の空も真冬に逆戻・・

我が里の啓蟄はまだまだ先のこと・・





























































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































                     

桃の節句に雪の花・・

2014年03月03日 | 四季の彩
ブナの林に引き寄せられて・・


(津南町駒返り~鹿渡)


少し膨らみを感じるつぼみを包むように白い花が咲いた

フワフワ、綿のように舞い散る雪、

来る冬は重く暗く沈むが
行く冬は明るく希望の光をおいて行く

白い花、まだまだ咲きそうだが
遠く耳をすませば聞えてきそうな春の音
なごりの雪にはまだ早いが春を感じるブナ林・・