『四季彩々里山だより』

大切な自然・四季の風景を未来へ・・・お訪ねいただきありがとうございます

面白いお菓子

2017年02月20日 | 里山日記
小倉百人一首

昨日とある会合会食でふるまわれたお菓子の中に・・
面白いので集めて見た
後、92首足らない・・

『音に聞く 高師の浜の あだ波は かけじや袖の ぬれもこそすれ』   
 祐子内親王家紀伊

(噂に名高い高師の浜のいたずらに立つ波は、かけないように気を付けましょう。
 袖が濡れると困りますから。噂に高い浮気者のあなたの言葉なんて信用しませんよ。
 袖を涙で濡らすことになるのは嫌いですから。)

『ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただ有明の 月ぞ残れる』     
 
 後徳大寺左大臣

(ほととぎすが鳴いている方をながめると、そこにはほととぎすの
 姿はなく、ただ有明の月が残っているだけである)

『春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなく立たむ 名こそ惜しけり』  

 周防内侍

(春の短い夜の夢ほどの添い寝のために、何のかいもない浮名が
 立ったとしたら、本当に口惜しいことです。)

『君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな』   

 藤原義孝

(君のためには惜しくなかった命さえ、結ばれた今となっては
 長くありたいと思うようになったよ)

『ひさかたの 光のどけき 春の日に 静心なく 花の散るらむ』

 紀友則

(日の光がのどかに降りそそぐ春の日どうして
 落ち着いた心もなく桜は散ってしまうのだろう)

『わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の 人こそ知らぬ かわく間もなし』   

 二条院讃岐

(私の袖は干潮の時にも海に没して見えない沖の石のように
 人は知らないが涙に濡れ乾く間もない9

『有明の つれなく見えし 別れより あかつきばかり 憂きものはなし』  

 壬生忠岑

(有明の月がつれなく見えた 薄情に思えた別れの
 時から夜明け前ほど憂鬱なものはない)

『いにしえの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほひぬるかな』

 伊勢大輔

(昔の奈良の都の八重桜が献上されて今日、京都の宮中に
 一層美しく咲き誇っていることですよ)


う~ん、なるほどの歌・・・・

一足早いバレンタインデー♪

2017年02月12日 | 里山日記
思いがけないプレゼント



今日は日曜日出勤~
夕方、出先で後ろから声をかけられた
あれ~何方だろう?(^^;
見かけない母子・・
かたわらの女の子を良く見ると
あ~この間の子だ!
大雪の日、現場の様子を見に来て借りて居る駐車場の所で小さな女の子が
(小4~5)汗だくでスノーダンプを使い一生懸命雪カキをしていた~
何気なく通りすぎたのだが
気になって戻るとまだ続く雪カキ。
聞くとお母さんの帰りが何時も
遅いので雪カキしてるのて・・・
偉い!
よしきた!
積んである投雪機を下ろし
後はまかった~と
女の子はぺこんと頭を下げて立ち去とソリを持ち出し雪の山に登り
滑り出す^^
本当は遊びたかったんだなぁ~

少し早いけど作ったので
食べて下さい~と袋を・・
何か暖かくなった
嬉しい一足早いバレンタイン。



秘境秋山郷へ

2017年02月06日 | 一山百樂
久しぶりに鳥甲山の撮影へ







家の外に出るとまだ星が輝いていた
肌を刺すような寒さだ
家から一時間ちよいの道のり
ここのところ大きな降雪もなく
雪道も順調
しかし、秋山郷の入口国道405を過ぎると道幅も狭くなり
左右切り立った斜面、そして崖下は谷底迄落ちている
まだ暗い朝は恐怖心もなく道路管理がよく雪崩の心配もなく安心して走れる
ただ、路面がツルツルのアイスバーン❗
滑ったら谷底へ・・
何時ものポイントに着くころようやく星も消え辺りが白み始める。
鳥甲山の頂が赤く燃え始めた
神秘の始まり
野鳥のさえずり以外はそれはそれは時が止まったような静かな時間だ
頬が刺すようように痛い、
指先がしびれる寒気
時を忘れさせてくれる
頂から朝焼けが下りて来る
シャッター音だけなり響く
この場に居る幸せを感じ
ファインダーを覗く