『四季彩々里山だより』

大切な自然・四季の風景を未来へ・・・お訪ねいただきありがとうございます

雪の朝も・穏やかな晩秋の陽に・・

2013年11月30日 | 里山日記
静かな朝、屋根から雪の落ちる音で目が覚めた・・
   

晩秋の短く優しい陽に精一杯咲く花「まだ、俺たちも居るよ」と・・
 

 

(この春、芽出しして植えつけた 小さいもみじもしっかり紅葉!)

うっすらと白く辺りを染めた雪も晩秋の陽にすぐ溶けた
こんな事の繰り返しで根雪になり、厳しく長い冬がやって来る・・

日増しに・・

2013年11月29日 | 里山日記
今日も寒い一日、昨日の寒気で山は白さを増す

(苗場山)
 
(巻機山)
 
(越後三山)
 
(刈羽黒姫山)
    
(紫式部)

県内は南北に細長い、この里はもう大分前に天からの贈り物を戴いしたのだが今朝は北側の県都から初雪のたよりが届いた・・
日増しに寒くなり山々の木々は葉を落とし、もうすぐ枯れ木に白い花を付けるだろう
今夜は冷えて来た、明日の朝は辺り一面を白く染めるだろう・・・

晩秋・暮行くころ

2013年11月28日 | 里山日記
行く秋に葉が落ち始め冬の装いが近づいて来た
寂しげな雰囲気に短い晩秋の日が落ちて行く・・

       
(天然記念物のカモシカが・・)
       

しばらく、静養中の身も傷が癒えて来ると じっとしていられなくなり、何かに託けチョットそこまで・・・
短い日の光が川面に、ブナの森に輝く。そして大地には日が落ちて行く。
ありがたい日の光に感謝の一日・・

行く秋・・今日の鷹ノ巣

2013年11月24日 | 里山日記
村の人は「鷹ん巣」と呼び下から見ても上から見ても、村一番の絶景ポイント!

 


川から垂直に切り立った鷹ん巣は新緑から紅葉、そして雪景色 
四季折々色々な表情を見せてくれるビューポイント・・
その、一角に大きな一本の欅、、こんな切り立った地に根ざし雨風雪にも負けず
川を村人を見守り続けて居る。

鷹ノ巣ダム(宮中ダム)と呼ばれ取水し発電を目的としたものである
その昔は鉄道省・日本国有鉄道・そして今はJR東日本が水を取っている・・
この工事は国の仕事で行われ強制労働者も居たとか・・
ダムを見下ろす対岸の丘には当時の事故で亡くなられた人々の霊の碑が訪れる人も少なく今もひっそりとたたずむ、
今、この丘も公園として整備工事がされていて訪れる人も増え、改めて目に留まる事だろう、今の繁栄には色々なことが有った事・・

冷たい雨・ もみじ燃ゆる

2013年11月22日 | 四季の彩
一雨ごとに冬の装いが色濃く・・

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冷たい雨の一日
雨に打たれた もみじは色彩を増し、ゆく秋を楽しませてくれる
もみじのフカフカ 絨毯は優しく導いてくれた、ゆく秋の雨も又、楽し・・・・          もみじ園

戸隠の森へ

2013年11月21日 | 一山百樂
冬は必ず訪れる場所がある!
急峻な山肌の霊峰戸隠山に守られている戸隠の森・・
雪解けの水芭蕉から始まって色々な高山植物の宝庫、芽吹きの新緑が鏡池に戸隠の山と共に美しい姿を映し出す。人々が賑わいを見せるのは初夏から秋・・
戸隠は古くから信仰と修験者の地、そして、戸隠流忍者の里としても知られている。
 
(戸隠スキー場から戸隠連峰を望む)
  (蟻の戸渡りで有名な八方睨・この稜線は幅30�も満たない両側がすぱーっと切れ落ちまるで刃物上を歩くような場所がある)(九頭龍山・九の頭を持つ龍がいるとか・・) 
(奥社へと続く杉並木、奥に随神門)
    


戸隠の森は自然豊かな森、ブナやコナラに落葉松、そして、奥社へと続く大きな杉並木・・
最近は冬でもスキーやスノーシューで訪れる人が多くなった、冬でも比較的晴れ間が多く雪も多くない、しかし、一旦荒れだすとそこは厳しい森!
何時も日の出を気にして暗いうちから鏡池を目指す、鏡池の冬は湖面が氷着きその上に降り積もった雪で白い平原となる、飯綱山の方から顔を出す陽は まだ、薄暗くはっきりしない戸隠の山々の頂を少しずつ  オレンジ色に染めて来る、そして、木立の隙間から光を放つ。
手も、痛いほどかじかんでいたのに日が照るとじわっと~太陽の温もりが伝わってくる、感激の瞬間!    この場に居る幸せ、お日様に感謝感謝!

天気予報をチェックしながら度々訪れるこの森は私にとって聖地、この山で生かされ今の自分がある、   何時もこの山に感謝しつつ感動の恵みをいただいてくる。・・・この冬も又、感動を求めて…

涙の美術館

2013年11月20日 | 旅の詩
以前、何気なく立ち寄った美術館があった。  それは「無言館」・・

信州は上田、町の小高い丘の上にあった。
第二次世界大戦中、日本は敗戦が色濃くなり学徒動員、成人になったか ならない若い学生たちを
戦地に送った、悲しい出来事!
志半ばで戦場で散った、多くの画学生、その残した絵画作品、愛用品を収蔵し展示した美術館

   
(どうしてもこの一枚の文章が頭から離れずその場に立ち尽くしてしまい、何度も何度も読んだ、そして大粒の涙が・大変申し訳ありませんでしたが一枚を・・)(写真をクリック

今も、世界のあちこちで繰り返される戦争!悲しいことだ・・
日本は悲惨な戦争を繰り返て来た、あの、長崎、広島を忘れてはいけない、二度と起こしてはいけない
戦争の大きなつめ跡を残して豊かな国になった平和な国、日本
でも、こんな悲しい出来事があったことは決して忘れてはいけないことだと思います。

何気なく立ち寄った無言館、涙の一日、無念にも旅立たれた若者に深く頭を下げ、考えを深くし帰路へ・・

初冬の八ヶ岳・山歩・・

2013年11月19日 | 一山百樂
数年前の12月・一足早い雪山を求めて・八ヶ岳は硫黄岳山頂へ・・・

八ヶ岳連峰は北から南へと幾つもの山々を称し「八ヶ岳」と呼ぶ その南端、八ヶ岳の主峰、
標高2899mの「赤岳」右奥に「阿弥陀岳」手前には奥の院と称する「横岳」
そして、その前に標高2760mの赤・横に比べるとその山容はなだらかな山頂の「硫黄岳」。 北、南、
中央アルプスの真ん中にある八ヶ岳の主峰達はは見る方向から幾つもの顔を見せてくれる

 
(西側の赤岳鉱泉側から見る「赤岳・硫黄岳への・・」)

(そして「横岳」の西側、大同心、小同心)

いずれの三枚も随分前の1月に撮ったもの


高速を降り八ヶ岳の懐深く入って行き三井の森・別荘地あたりまで来ると次第に街燈も無くなり暗闇の世界へと入る。車の明かりがかろうじて道幅を教えてくれる、突然、暗闇の中にギラギラ光る物が・・
車の光に驚いた大きなシカだった。桜平の駐車場に着く頃には雨がみぞれに変わり、
そして、チラチラ雪に・・震え上がるような朝の寒気に短い仮眠から目が覚めた、車の上には真っ白なパウダースノーがキラキラ輝いていた。



桜平から秘湯「夏沢鉱泉」までは小一時間、宿泊客に限り送迎車があるのか何台かが通り過ぎて行く、新雪の乾いた雪はずっしり重い荷物の負荷がかかる足を動かす度に靴底とパウダーがこすれ「キュキュ」と小気味よく鳴り響く。一汗タップリ流すと夏沢鉱泉・秘湯を愛する者にとってたまらなく入りたくなる温泉、ちょっぴり休憩で宿を覘いて観ると薪の炎が赤々燃え、掛けた鍋からはぐつぐつと何やら美味そうな匂いが漂っていた・・


更に、もう一汗掻くと小屋締めを済ませた「オーレン小屋」に到着。小屋の前の看板には「女性スタッフ募集・ネパールへの研修有、居候可」などが、男は要らんのかぁー・・ネパールは魅力!


稜線に抜けるとそこは夏沢峠、あと小一時間で今回の目的地に着くのだがいくらまだ、初冬とは言え風の強い硫黄岳山頂にテントを張ることは危険なので今宵のテン場を探しにウロウロ、小屋の周りに張るのは気が引けたのでもう少し上の森林限界すれすれの辺りを物色、とにかく強風を想定しとかなければと、西側の稜線で平らな所をと・・


ようやく、木立の間のわずかな平を見つけ今宵の寝床作り。
山の夜は早い、明日の晴天を期して早々寝袋へ・・


山の夜は早いが朝もなお早い、あの晩は思いのほか眠れたような記憶が・・でも、夜中は風が吹き何度もテントが揺れた!まだ、真っ暗な闇夜に寝袋からごそごそとイモ虫のように這い出てテントの外を覘く、すごい寒気!風が相当吹いたのかテントの周りは風が通り抜けた後にしっかりと証拠のシュカブラが出来、鋭くえぐったような風紋が・・天を仰ぐと暗闇の中に星が瞬き上空はまだ風が吹いている。ありったけの防寒着を着込み食料と昨夜のうちに温めておいたココアの入ったテルモス、そしてカメラを詰め込む、アイゼンを装着しヘッドランプを頭に取り付けいざ、日の出と時間との戦いに一歩踏み出す



新雪の稜線は思ったほどの悪さでは なくキュキュとアイゼンが小気味良く鳴りだす、遠く東の空が明るくなり もうご来光は直ぐだ!喘ぎ喘ぎ時間との戦い


稜線を抜け頂に・・新雪の朝、誰も居ない頂に自分の足跡が点々と、風は無いが寒さはかなり下がっていた、何とか時間的には間に合ったのだが天は我に味方せず雲に阻まれ感動の一瞬を拝むことが出来なかった。
大きなケルンの向こうには北ア・槍・穂高が見回せた、スッキリ晴れていて居てくれたらどんなに幸せな事か、次回にはと祈りを込める・・

 
 
本沢温泉から見る上げる硫黄岳と露天風呂


 眼下に見える木立の中には日本最高所の露天風呂で有名な本沢温泉とその露天風呂が見えた。早足で再び夏沢峠にもどる、満足のいく写真は撮れなかったものの、大きな硫黄岳独り占め、まぁー良いか!早、心は夏沢鉱泉・・





八ヶ岳は冬でも比較的天気が良く、雪も少ない、けど、寒さは一級・登山技術もハイレベルが必要なルートもあり とても楽しい雪山が楽しめる山。
はやる気持ちを抑えつつも温かい炬燵の中で思いは早、頂の上・・

里は今日も長閑な いいお天気・・・

2013年11月17日 | 里山日記
里は短い秋の優しい日差しが迎え来る冬を前に長閑な時間が流れる・・
寒くなるにつれ朝の風景も良いお天気には神秘な霧が出て幻想的な日の始まりが見れる、
今日は良いことありそうだと・・

    

 

暮れ行く信濃川


長くから痛めて騙し騙し来た膝が油切れでとうとう悲鳴を上げた「もう駄目だよ」と・・・
そんな訳でホンの少しの間、里を離れ町場の某所でハサミを入れて、雲隠れをすることになった
忙しい日々や疲れ果てて、たまにはゆっくり雲隠れを・などと思うこともあるが「まな板の鯉」ならぬ、
一日中、薬の臭いと狭いベットで規則正し過ぎる生活も二日と持たなかった・・
大きな点滴の袋がぶら下がり、白い天井とわずかなプライベートゾーンを作るピンクのカーテンと
時たま忙しく走り回る白衣の天使(??)が見えるだけ。一日も居たくなくなる・・
満員御礼・盛況の某所は入れ替わり、出入が激しく、ハサミを入れて間もなくお帰り下さいと、医療の現場も大きければ大きいいで色々大変なとこがあるみたい。

昼間の大勢の往来が嘘のように静まり返ったロビーでは少し早いイルミネーションが寂しげに輝やいていた

そんなんで秋の優しい日差しも少しの間だけ家の中でしか望むことが出来ない・・
しばらくは不自由な生活が続きそうだ!
何気ない段差も階段の上り下りも普段は全くと言って苦にならないのだがあちこちで四苦八苦。
自分で体験すると「世の中の困る」が見えて来る、いい経験になっている・・










今日も寒い朝・・

2013年11月13日 | 里山日記
雪が降ると寒い・・
最近なかなかフトンから脱け出せない、寒さのせいばかりではなく農作業もする事なく今が一番、楽々して居られる時!でも、もう少しすると出勤前の雪かきが待っている↓↓・・


これから降雪期を向かえると雪の降らない所では考えられない仕事が沢山待っている・・屋根の雪堀、家の前の雪かきと、雪ごったくばっか!
雪国に生まれた宿命か・・生まれ故郷を出ると言う手もあるがそう、簡単にはいかない!でも、雪のおかげで得る物も沢山ある、楽しみながら長い冬を・・

初雪の朝

2013年11月12日 | 四季の彩
初雪・昨年よりも2週間も早い冬の便り・午後から降った雪は今朝も・・
昨日のblogでちょっぴり期待、て書き込みをした通り、わくわくの朝

         

錦のキャンパスにもう一色加わり色艶やかな彩
今朝はじっとしていれなく朝の散歩と称し、昨日訪れた場所に再び・・
毎年見られる光景ではないが天からの贈り物に感謝。
でも、余り大雪にならないでほしい天の神様宜しくお願いします・・

ああ~降っちゃいました・・

2013年11月11日 | 里山日記
里はやっぱし初雪
車のウインドガラスに粒状な雨・・あ、みぞれ!と思っていたら、見る見る内に白くなって来た・・
あっという間に白の世界へと変わって行く
とうとうやって来た冬将軍!明日の朝が楽しみだ・・

冷たい雨・・

2013年11月11日 | 四季の彩
寒いの~て言葉が朝の挨拶になった里・・
冷たい雨が錦の彩りをいっそう鮮やかにしてくれる。
津南町駒返


天気は冬将軍がでしゃばり初雪の気配も・・
紅葉が盛りの里は冷たい雨の1日!
冷たい雨はご遠慮願いたいのだが、錦の彩りにうっすら初雪、チョッピリ期待している今日の雨・・

今日の里はGな天気!でも、下り坂・雪の噂も・・・

2013年11月09日 | 里山日記
貴重な秋の晴れ間、今日の里は良いお天気!
早めの、家と庭木の冬囲いも無事終了。

 

  
妻有百三十三番霊場・第八十番 宮中・観音堂 老桜木の紅葉

 

野沢菜・この辺では通称「漬菜」

今年も豆リンゴが沢山実った


「秋は忙しくてやる事がいっぺある」と腰の曲がった老いた母親はありがたい天気に冬用の漬菜に大根を冷たい清水で洗い仕事に精を出す。
秋の短い日差し・里の人は冬に向けての準備に大忙しだしばらく天気が続いてくれたらありがたいのだが 下り坂、寒くなり雪の予報も聞こえて来た・・まだまだ冬将軍来ないでおくれ!