『四季彩々里山だより』

大切な自然・四季の風景を未来へ・・・お訪ねいただきありがとうございます

色鮮やかに

2014年09月30日 | 一山百樂
小松原湿原・トレッキングツアー
観光協会主催のツアーに所属、山岳会の仲間たちと随行として山歩

上信越国立公園特別保護区「小松原湿原」
苗場山の北側斜面、標高1340m~1550mに位置し貴重な動植物が分布する。
所属、山岳会では30年以上この湿原を守るべく毎年、清掃活動や木道整備を行っている
今回は地域の観光協会の依頼でガイド随行員として参加。
遠くは千葉県からも参加者があった、交通アクセスが悪いし
日本百名山の名の知れた苗場山にひっそり隠れた存在である
その分、ひっそり静かな山歩が楽しめる。
湿原は今が一番の紅葉、色鮮やかな赤や黄色、
ツアー参加者の口々から「キレイ~」の声が・・

貴重な自然の宝庫なのだが近年、登山道や木道の痛みがひどい!
独自の整備ではもう限界、要望や働きかけはするのだが中々行政の手が回らず
荒れる一方だ!
貴重な自然、湿原は一年に1mmしか成長しないとか、誤って踏みいれた足あとが
元に戻るまで気の遠くなる年月がかかる。とかく、参加者の安全確保とかを主眼に置くが
地域活性、観光で自然を楽しむことも・・でもあるが守られてこそ楽しむことも出来る、
今回のツアーそれぞれの思いを持ち参加したはずだがこの小松原どんな風に思っただろう・・

智恵子は・・・「安達太良山・山歩」

2014年09月26日 | 一山百樂
智恵子抄       高村光太郎

智恵子は東京に空が無いといふ、
ほんとうの空が見たいといふ。・・・・

智恵子は遠くを見ながら言ふ、
阿多多羅山の山の上に
毎日出てゐる青い空が
智恵子のほんとう空だといふ。

あれが阿多多羅山、
あの光るのが阿武隈川。・・・・・・



安達太良山、別名「おっぱい山」(乳首山)山頂がそれに似てるとか・・
R117から関越・北陸・磐越・そして、東北自動車道を走ること、片道約300㎞、
休憩なしの距離で約4時間!いや~磐越道の対面通行は怖い~

何時ものことながらバタバタと前夜発の日帰り山歩!
夜が明けるちょっと前、ようやく目的に到着、空は満天の星空、星が降るようだ
さて、仮眠~どれ位、眠れたろうか、・・
外のざわめきに目が覚めると真っ赤な太陽が昇ってきた、一日の始まりだ~。
奧岳~五葉松平~薬師~仙女平分岐~安達太良山~
峰の辻~くろがね小屋~勢至平~奧岳とコースをとる

スキー場のゲレンデを歩きながら高度を稼ぐ、
小一時間も歩くと玉のような汗がほほを伝う。
会う人もまばらで静かな静かな山歩、足元に咲くリンドウの青が一際目を引く
青い空の下、紅葉の赤が始まっていた。
山頂に着く頃には静かだった山もゴンドラから昇って来た人で
賑わいを見せ始め、狭い山頂が混まない内にくろがね小屋へと行程を急ぐ。
鉄山を仰ぎ見る下にくろがね小屋がある、
宿泊者も皆、出発して、がらん~とした小屋の中で寝具のつめこみ作業の真っ最中、
何と小屋までは車が昇って来るのだ!「スズキ、ジムニー」にビックリ!!
手がすき始めたのでようやく、入浴を申込み、風呂に入る事にする。
乳白湯の単純酸性泉、源泉は67°、す~と疲れが飛んでいく・・
このまま、一泊できたらどんなに幸せなことか・・良い温泉だ!
帰りは約1時間で駐車場に到着。
紅葉も全山とはいかないまでも、真っ赤に色付いた葉に温泉、
移動距離が長かったがとても心に残る山歩だった。

美味しくなれ、美味しくなれ!その2

2014年09月18日 | 里山日記
10日前、植え付け種まきした畑・・

しっかり活着したキャベツに白菜達
そして、芽が出た大根~
とりあえず一安心!
早く大きくなれ、大きくなれ・・
美味しい野菜を学校給食に子供達へ!

見回りの畑に自然の恵み、山栗が沢山落ちていた、
リスさん達には申し訳なかったが
大きめのレジ袋に一杯、拾って来た。
早速、茹でたのだが山栗がゆえ小さくて皮をむくのが大変~
やはり、このサイズはリス達の領分だなぁ・・・

畦道に咲く

2014年09月17日 | 四季の彩
何時も通勤に使う農道、畦道・・

右側には黄金色に輝き、刈り取りを待つ田んぼ
左側には芽が出始めた秋野菜の畑
その真ん中を真っ直ぐ伸びる砂利道、田原道。
職場に行くには少し遠回りだけれど、山があって、川があって田んぼがあって畑がある。
畑の端っこには春から秋にかけて色んな花が植えられている、
派手さはないが私にとって癒しの道、花のある時間。
ついつい、立ち止り、こんなんが咲いた・お、可愛い・では、一枚・・
と、朝の忙しい時間帯にもかかわらず立ち止る自分が居る・・・


暁天・燃ゆる

2014年09月15日 | 四季の彩
久しぶりに朝仕事!と、言っても・・・


三連休の最終日、野暮用ばかりでストレスがたまりにたまる!
昨夜から明日の早朝は何が何でも出かけるぞ!と
日の出も随分、遅くなった。
布団を抜け出し窓を開けるとぼんやりとお月様が・・
まだ、お星さまがキラキラかと思いきゃ月輪が掛かっていた。

日の出にはまだ大分時間がある、眠気まなこをこすりながら2シーターの愛車を飛ばす・・
稜線のスカイラインに抜けると遠くの山々が紅く染まりだした
ヘッドライトを付けなければ手元はまだ暗く、街並みは宵の灯りが輝く。

見る見る内に暁の色が変わる、神秘な瞬間、この場に居る幸せ。
今の時期、眼下に広がる街並みは神秘の朝もやに包まれるのだが
毎日変化する気象条件によって出る時と出無い時が・・

朝焼けに御来光を期待していたのだが一瞬にして 朝焼けは燃え尽きてしまった・・
ちゃめ仕事もわずかな時間で終わってしまい、少し足を延ばしてブナの森へ・・・

写真談義に花が咲く

2014年09月07日 | 悠々湯めぐり
30年も続く写真家グループの写真展の反省会にお招きいただき
秋の風が吹く癒しの温泉宿へ

関温泉にて
戦国時代の名将・上杉謙信も戦いの疲れを癒すために、通ったといわれいる。
地中深く年月をかけて湧き出る温泉は、湯の花が赤い濁り湯。
「婦人の湯」と呼ばれる程、女性に優しい泉質を持ち享保12年の開湯以来、
源泉掛け流しの湯は加水、加温、塩素消毒は一切していない。
平成全国温泉番付にも選ばれ、大自然の恩恵をそのまま堪能できる。
【泉質】ナトリュウム-塩化物・炭酸水素塩泉48°
【効能】神経痛、皮膚病、痔、火傷、切り傷、婦人病など     (妙高市観光協会より)
(新潟県妙高市)

(夜更けまでつきぬ話に・・)

30年もの間、山岳写真とネイチャーフォトの写真展を交互に開いて来た
J市の写真家集団、後続は力なり、続ける事の意義、写真を撮る情熱
素晴らしい写真家の皆さんだ!毎年、開かれる写真展、会期中は、
述べ800人を超える人が訪れるとか
私も毎年欠かさず訪れては刺激をもらい勉強させてもらっている。
ここ、何年間はお招きの案内をいただいているのだが参加出来ずに・・
30年の節目にあたり今年は、遠慮なく交流をさせていただきました。
夜更けまで続くお酒と尽きない話、そして、映写会。
素晴らしい、写真家集団の皆様と知り合いになれた喜びと相まってお酒の量も気が付くと
自分の限界をはるかに超え、まだ酔わぬともう、一杯!
外は、雨に霧、そして、寒い風が吹き込むも熱い写真談義に夜が更ける・・
(赤倉温泉より妙高山が・・)
(妙高高原、遠く、霊峰米山と日本海)
(秋の雲・・)
(早、ナナカマドの実が赤く)
(そばの花が見ごろ、そば畑より黒姫山を望む)(長野県信濃町)



美味しくなれ、美味しくなれ!

2014年09月07日 | 里山日記
今日は大根の種まきとキャベツ&白菜の植えつけ作業~

代表取締役社長に取締役総務部長、営業部長、経理課長と・・
お偉いさん自らお手植え作業~
我が、深雪の里ファームでは秋野菜、越冬用野菜の自家栽培の植えつけ作業を行いました。
先月読んだ「虹の岬の喫茶店」(森沢明夫著)と言う小説の中に・・(癒しの傑作感涙小説)
第二章・(夏)ガールズ・オン・ザ・ビーチ
「一杯のコーヒーを入れるまでの間、ずっと、美味しくなれ、美味しくなれ、って念じ
続けるの。そうすると、不思議と美味しく入れられるのよ」
(大女優、吉永小百合が企画、主演「ふしぎな岬の喫茶店」としてこの秋、映画上映)
こんな、文があった・・
これに習って美味しく育て美味しく育てと念じての作業!
ところで、指図だけして気が付いたら社長が居なくなった・・

社長!毎日の水やり頼みますよ~!    下っ端の部下より


神秘な森・野々海に

2014年09月01日 | 四季の彩
まだ葉月の頃、神秘な森へ深呼吸に・・

(猪独活:シシウド)

信州と越後の国境、野々海高原、入山は信州は栄村が一般的だが越後からもふたルートある、
菖蒲高原ルートと大厳寺高原及び山伏山ルート、しかし、深坂峠より北側大厳寺方面は災害による通行止めが続いている。
野々海は標高1020m、日本有数の豪雪地帯、ブナの原生林、そして、神秘な野々海池それに連なる湿原が有り水芭蕉の群生、秋の紅葉は見事だ

訪れた日は菖蒲高原から、今年、二度目のトライ、8月末 下界は暑い一日だった、2か月前訪れた時はまだ多くの残雪でブナの原生林の手前で通行出来なかった。

遠く日本海と霊峰米山を望み、大島の庄には棚田が点在する、
ここまで上がると吹く風は冷たい「見晴らし台」にて標高650m地点
更に標高が上がるにつれ山は森はブナは深く霧に包まれていた、・・
そして、その中に白く咲くシシウドの花が一際人目を引く、
まるで花火、線香花火に出会った様だった。
しばし、冷たい風に吹かれ大きなブナを見上げて深呼吸~
心の中まで新鮮な空気が入り込み気持ちが洗われて行く
芽吹きの新緑から緑濃い夏の森ももう直ぐ彩が変わる、錦の彩が神秘な池に映し出されるのももう直ぐだ、再びこの森を訪れるのが今から楽しみだ・・・

秋祭り

2014年09月01日 | 里山日記
昨日は村の鎮守の秋祭り!

前夜祭の夜店や踊り、カラオケで盛り上がったのだが時折の激しい雨で・・・
一転、秋晴れの朝、早朝から子供たちの歓喜の声!
神輿渡御・神輿が村中を練り歩く~
青年団が中心になって盛り上げてくれるお祭り、
にぎやかで楽しい!
この祭りが終わるとめっきり涼しくなり
実りの秋がやって来る~
青年団の皆さん大変ご苦労様でした。
(越後十日町、矢放神社)