『四季彩々里山だより』

大切な自然・四季の風景を未来へ・・・
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隠れた名山・・私の一番好きな山、山ぽ

2013年08月18日 | 一山百樂
深田久弥が選定した「日本百名山」に 長野・新潟県に隣接位置する「妙高山・火打山・雨飾山」がある、大勢の登山客が訪れる人気の山である、その人気の山に隠れ訪れる人も疎らな静かな静かな山がある「金山」・・・
     
(ブナは幹回り2m以上がごろごろ。今回も大きな熊の足跡を発見!それから金山山頂から裏金山まで行った人の情報で大きな熊に遭遇事なきを得たとの話が・・
今日の山メシは質素にカップめんにおにぎり、そしてデザート)

新潟県側の笹ケ峰から悪路を長野県小谷村へ、ほとんど未舗装道路、体もゆれ頭もぶつけと、車に酔う人には要注意である!車の中で仮眠、早朝早い時間に登りだす。いきなりの急登「ブナタテ尾根」それはそれは大きなブナが訪れる人を歓迎してくれるかのように見下ろしていてくれる。
見事なブナの森、暑い日差しを遮り、爽やかな風が通り過ぎる、ここに居るだけで癒され、パワーをもらえるような・・・しばらくブナとの会話を続けると遠く「後立山連峰」の鹿島槍から白馬、乗鞍が見え隠れ、そして天を衝くように雨飾山が次第に大きく見えて来る。急な登山道を幾つものピークを越え歩くこと約三時間半、突然、遮るものが無くなる森林限界・天狗原山の直下
  
森林限界を過ぎるとそこは可憐な高山植物・見事なお花畑、まるで桃源郷のようだ。爽やかな風にチングルマやハクサンコザクラがゆらゆら揺れていた、ここからが足の踏み場もないほどのお花畑・・(天狗原山への登り・火打山とチングルマ・天狗原から一気に下りさらに登り返し一山超えた山の向こうに金山山頂・・)
 
                    
金山の頂に立つと目の前にあるのが焼山、まだ水蒸気を噴出する活火山、そして右に大きく広がる火打山と妙高山、その眼下に広がる笹ヶ峰と周辺の水を貯える乙見湖。その湖を包むようにそびえる戸隠山を始めとした北信の峰々、更にその奥は北アルプスの峰が連なる、最後に焼山の左隣に位置する雨飾山・ぐるっと見渡せる360度の展望台。
隠れた名峰「金山」今、まさに花盛り!まだ、沢山の雪が残り、雪解けと共に咲く初夏の花、そして秋の花、色とりどりの花が所狭しと咲いていた。登り5~6時間けして楽な山ではないが苦労して汗を沢山流すとそこで、出会える花々との再会がこの上なく幸せに感じられる、今回出会った登山者7名、静かな静かな大切な山・再び訪れることを約束して長い下山路を戻る・・・
コメント (4)
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