『四季彩々里山だより』

大切な自然・四季の風景を未来へ・・・お訪ねいただきありがとうございます

金峰山・幸せな山旅・・

2014年10月14日 | 一山百樂
金峰山、山梨側では「きんぷさん」長野側では「きんぽうさん」と言うとか、
標高2595m、日本百名山の1つに数えられ、奥秩父一番の展望、名山である。10/12~13

夜中、日付が変わり2時を迎えようという頃ようやく
廻り目平に到着、沢山の車に様々なかたちのテントが所狭しと張られ暗闇に
まだ、キャンプの炎が赤々燃え上がる所も。
わずかな時間だが仮眠とする・・

肌寒い朝、早朝からキャンプサイトはボルダリングを楽しむクライマーの移動や朝食の準備を始める家族連れでにぎゃか。自分も眠気まなこを擦りつつ、さてさてと準備を始める。


(瑞牆山とその奥に八ヶ岳連峰)
(五丈岩と金峰山頂)


今回の山歩はのんびり、ゆっくりコース。
廻り目平から金峰山往復、山小屋にて一泊
台風が後ろから追っかけて来ていたがが天気はまずまず、
紅葉は廻り目、辺りが盛り、高度を上げるにつれ葉を落し差し込む斜光線に晩秋の装い。
林道のゲートを過ぎるとキャンプサイトのにぎやかさも何処へ行ったのかクライマーの姿も
見えず、静かな落ち葉の林道歩きを楽しむことが出来た。
道草をしながら行く自分を何人もの人が追い越して行く。
大した急登もなく登りやすい道程、森林限界に近づ居て来ると右側から瑞牆山の姿が
見え隠れする。どれくらい、登っただろう空が開けて来たと思ったらもう、
森林限界を超え金峰山小屋だ!今宵、お世話になる山小屋だ
時間も早いし山頂登頂前に楽々と昼飯にすることにする。
小屋の上にある、誰も居ないテラスのべンチを独り占め~
山頂まではもう少し時間があったので「プシュー」は我慢
山メシ、メニューはオリジナルの「餅ピザ」
ガーリック入りオリーブオイルをひき、ベーコンをカリカリに焼き、餅をスライスして
少し水を足し焼く、食べごろまでは少々我慢、焼きあがったらキャベツを入れ、
とろけるチーズをたっぷりかけ、お多福ソースとマヨネーズを絞り出す、最後に鰹節!
今回の出来はまあまあだ・ゆっくりとランチに時間をかけ、食い休みをし山頂へ
山頂からは360度の絶景ポイント、目の前に瑞牆、小川山、八ヶ岳連峰、南アルプス、富士山
そして、遠く北アルプス、水蒸気を上げる御嶽山までも・・
まだ、見つからない不明者の居る山をこうして目の当たりに見ると何か複雑な思いが・・
小屋の受付を済ませる。60名程入れる小屋なのだが今夜は素泊まりのグループが5名程
そして、私。後、小屋のスタッフが3名と黒い犬の「ゆず」
明日の準備を終え、さてさてと食堂の丸テーブルをお借りして夕食前の一人反省会。
5時半頃の夕食と聞いたのだが中々、夕食の準備が始まらない、料理の匂いも・・はて・・
そんな、間に喉を通るものが増えて行く・・
聞けばもう一組、宿泊者が来るはずなので待ってくれとのこと、結局、キャンセルも無いまま
訪れなかった・・
さてさて、夕食・大きな丸テーブルが3つある食堂だが、テーブルに着いたのは私一人だけ、
白ワイン付の豪華定番メニューだ

今回の山メシ~
「餅ピザ」
(一人でも結構、すすむ!)
(山小屋でナイフとフォーク。そして、ワイン、とてもオシャレ~)
(翌朝のお粥さん)

2日目は雨を覚悟していたのだが雨具を付けたものの大した雨ではなく
パラパラの雨が秋の彩をいっそうあでやかにしてくれた。
のんびりとした山旅で山小屋はほとんど貸し切り、贅沢にもゆっくり過ごすことが出来た
金峰山、また、何時か再び訪れたい山、幾重にも連なる山々を眺めに・・・