『四季彩々里山だより』

大切な自然・四季の風景を未来へ・・・お訪ねいただきありがとうございます

秋日和、穏やかな一日・・

2014年10月19日 | 里山日記
今日は村の防災訓練
中越地震からもう直ぐ10年!
あの日を経験してから防災意識を高めようと
毎年行われている訓練
自然災害は突然やって来る、
大きな災害が来ないよう願います。

(リンドウ)
(ダイモンジソウ)
(ツルウメモドキ)

穏やかな秋の日、庭先に収穫を終えた恵みの穀物が干されていた
こんな、光景が村のあちこちで見られる、
穏やかな秋の日差しと秋の恵みに感謝!なんとのどかな光景だろうか

午後からは親戚の元校長先生から頼まれていた仕事に裏山に出かけた
秋色の真っただ中、山道に咲くリンドウが可憐に咲き、一時を山野草の話で盛り上がった。
標高は約450m、昔の面影を色濃く残し、人馬が通った山道、昔から村人は耕地を大切に使い
歩くこと1時間もかけ裏山の少しでも平らな所を耕し田畑として大切に守って来た。
時代の流れと共にほとんどの耕地は使われなくなくり原野と化してしまった。
山の耕地は天水、沢の水や雨水で田畑を耕して来た。そんなことで校長先生の信仰心のある
先祖様が田畑を潤す天水を恵んでもらおうと水の神様、
金毘羅様の祠を鎮座し願いを唱えて来た。
そんな、祠の前にある畑も30年もの前から手付かずで荒れ放題・・
長きにわたりひっそりとたたずむ石の祠もずれ落ちたり傾いたりと
最悪な状態で谷底へ落ちる寸前!
そこで、尾根一つ向こうの林道を遠回りして、軽トラが辛うじて通れる山道を下り
金毘羅様の祠を里に下ろすことにした。
車を止めて草ぼうぼうの原野をかき分けかき分け歩くこと約100m!
祠は石で出来ていて、三分割、屋根の部分はゆうに50㎏はあるだろか
台座を合わせると約100㎏はあるのではと・・
三分割で一つ一つ背負い車までと思ったのだが・・
子供用のそりを使い「ばんえい競馬」なら人間馬力で引っ張って行くことに
意外や意外、重いこと重いこと、日も傾いて来た秋の風の中ほほ伝う汗がポトポトと・・
急斜面をおっかなビックリの運転で何とか里へ下ろした金毘羅様は
先生の自宅敷地に帰ってきた
更にそりで移動、ようやく、仮の居場所に鎮座。
あ~骨の折れる日、あと1馬力も2馬力も欲しい日だった・・・