ふーだお通信

2010年までは中国での生活日記。2010年以降は福島(中国語でfudaoと発音)での事。

息子 1年生終了!

2007-07-03 06:20:39 | こども関係(~2010年3月)
息子の小学校、6月最終週の月・火曜日に期末テストがあり、水・木曜日はお休み。そして成績表を金曜に受け取り、1年生の学期が終了!
9月1日からの新学期まで、長い夏休みの始まりだ。

中国の現地校に中国の子ども達と同じように通学するようになり、一体どうなることやら?と心配したが、なんとか授業の内容にもついていっているようで、この1年間、学校に行きたくないと言う事もなく、ホッとしてもいるし、よく頑張ったよなあ、と息子を偉いと思う。

彼なりに、いろいろ感じるところが多い1年間だったようで、子どもなりの視点から話していた言葉、
「日本語の勉強も中国語も英語も好きだけど、中国語の勉強が一番厳しいから大変だなあ。」

「クラスの○○○は、朝4時に起きて宿題するんだって。○○○はテストで90点とれないとお尻叩かれるんだって。」(中国の子ども達は大変だと思ったみたい。うちはそんな事ないから、有り難く思ったかな?)

「日本の友達は、ボクが中国の学校に行ってるっていうと、すごいとかいうのにさあ、中国の子の中には’日本鬼子’とかいってバカにする子がいるんだよ。」(あらら、小学1年にしてそんな事言う子がいるのか。他のクラスの2・3人らしいが、息子本人は’なんだ?’といったような感じで受け止めているようだ。どこに行っても嫌な事言う子はいるのだが、これから学年が上がっていくと、戦争に関しての記述も増えてきたりするようなので私も気が重い・・・。)

「日本の人はゴミはちゃんとゴミ箱に捨てていいよね~。日本の水はそのまま飲めたりするんだよね~。」(息子にとっての日本は素晴らしい国らしい。必ずしもそうとも言えないが・・・。)

この7月は、日本の小学校で2週間の体験入学だ。
去年の7月も小学1年生クラスに入れてもらってお世話になったが、今年は息子が1年間中国の小学1年生を経験した後での日本の学校体験。去年とはまた違った受け止め方をするのではないかな?

1年間、お疲れ様!!

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娘 4歳の誕生日

2007-06-19 09:29:22 | こども関係(~2010年3月)
下の娘が17日に4歳の誕生日を迎えた。

誕生日当日は日曜だったが、生憎この日は古本市。朝9時半から夕方まで私はなんだかんだと忙しく、家族の誕生日は家で好きなものを食べてのんびりパターンが多い我が家だが、今回は夜、外食プラス特注でケーキオーダーという太っ腹プランに決定。

そういえば今日は父の日でもあり。父の日だけど、昼間子供二人をダンナさまに任せっぱなしにする事になって、多少申し訳ないような気もするが、そうはいっても仕方ないので、朝「おとうさん、ありがとう!」と3人で言っただけで父の日イベントはおしまい。
朝9時にダンナさまは子ども達を連れてテニスコートに遊びに行ってくれた。

私の方は、9時半から古本市の会場準備へ。
本の運び込みなどで大変かな、と思っていたが、朝から準備の為にたくさんの人がお手伝いに来てくれて、思ったよりも早く準備完了。
11時前後から人が集まり始め、今回は家族連れも多く、思った以上に大盛況になって大成功!
結果などは「無錫さくらんぼ文庫ブログ」の方にも書いたが、回を重ねる毎に徐々に浸透していくのが実感できて嬉しい。

午後2時にお店は終了。撤収作業まで終了したのが午後3時。
余った本を家まで運んできてくれた3人で麦茶を飲んで、お疲れ様でした!

4時近くまで昼寝をしていた娘とダンナさま、今日は何してたの?と聞くと、お昼はダンナさまがスパゲティを作ってくれたそうだ。
「チーズ入りだったんだよ。」とチーズ好きの息子は嬉しそうに話していた。

夕方5時半からお店で娘のバースデイパーティ。お友達家族もご招待したので、娘は本当に嬉しかったようだ。
ダンナさまもお疲れ様、という事で、いつもよりビールもつまみも多く頼んでちょっとだけ有難うのつもり。

慌しかったが、これも思い出深い誕生日だ。

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教育座談会にて

2007-06-13 11:05:09 | こども関係(~2010年3月)
無錫にこの9月新しく開校するシンガポール系インターナショナルスクール、イートンハウス校主催の教育座談会に出席した。

無錫校には日本人部もできるというので、今回は日本人保護者を対象に、シンガポールや香港で現在活躍中の日本人の先生がいらして、海外で暮らす子供達の教育関連の話題について、実際に海外で暮らすご自身とお子さんの体験などを踏まえての教育座談会だった。

このような教育関連の、専門家を招いての講演会や座談会というのは、無錫では今までなかったと思う。

去年補習校で、蘇州日本人学校の先生がいらっしゃって私達保護者と座談会を行ったが(2006年11月5日「ものさし」参照)、やはり日本人学校の先生は『日本語第一主義』。
そりゃ日本人学校の先生なのだから、その教育方針はその通りで、それに賛同する保護者が日本人学校に子供を通わせるのだろうが、この、日本人学校のない無錫に今住んでいる親達は、日本語第一主義ではない教育環境の中で実際に今暮らしているので、日本人学校の先生方のお話は、正直言って
「そんな事言われても・・・。」
と、我が子の日本語能力を悲観するばかりの感想を持ったような印象だった。

今回の座談会、実際にシンガポールや香港での経験に照らし合わせながらのお話は、「がんばろう!!」と思わせてくれるような内容で、とても有難かった。

いつまで海外生活が続くかわからない状況の我が家、息子がもう少し大きくなったら、ダンナさまだけを残して私と子供達は学校の為に日本に帰らなくちゃならないかなあ、と、漠然と思っていたが、お一人の先生曰く、
「子どもが思春期の中学生の時期はなおさら、絶対家族で住むべき!」
と喝を入れられた。

ある程度、子供達が自己を確立する時期(大学生くらい?)になれば、海外育ちの自分を消化しながら日本の社会を眺める事ができるのではないか、というその先生の御意見、確かにそうともいえるなあ、と納得。御自身のお子さんも、そういう方針で現在子育て中だそうだ。

その晩家で、ダンナさまに
「そのうちに単身赴任してもらおうかと思ってたけど、今日中学生くらいまでは絶対お父さんと一緒にいた方がいいって言われたよ。」
と話すと、
「それは高校生になっても同じだよ。」
と言われる。しかし
「子供達が中学生の頃はオレも日本にいたいなあ。」
とも。

彼曰く
「そんな事言ったってなあ、今無錫にいる日本人の中で、数年後に自分はどこにいる、なんて予測がつく人間そんなにいないぞ。」

それは確かに言えるかも・・・。

我が家も数年後は??だが、初心の「家族がキホン」を忘れずに、もうちょっと頑張ろう、と思えるお話、私は本当に有難いと思う。

上海や蘇州には、こういう教育関係の座談会は結構あるのだろうか?
無錫も、だんだん教育状況がよくなりつつある、という事かな??
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紅領巾がやってきた

2007-06-06 10:56:59 | こども関係(~2010年3月)
6月1日は中国のこどもの日「児童節」。
この日は学校や幼稚園でも、普段の授業とは違って何かイベントなどを行う。

息子の小学校では、小学1年生に「少年先峰隊入隊式」なるイベントがあった。

これは以前ブログにも書いたが(4月3日参照)、紅領巾という、中国の子ども達がよく首に巻いている赤いスカーフがもらえる日のようで、この紅領巾、昔はそのクラスの成績優秀者のみに渡され、その子どもはクラスの’領導(リーダー)’としてとても名誉な事だとされていたようだ。

しかし現在は、どの子供ももらえるようで、私は親としてなんだかフクザツなのだが、外国人である息子にもくれるというので、ありがたく頂く事にした。

息子曰く、「ぼく、2番目に紅領巾をもらえる子になったよ。」だそう。

話を聞くと、最終的にはみんなもらえるのだが、優秀な子や頑張った子に先生が順々に「はい、誰々と誰々は紅領巾を受け取れる子になったわよ。」と、要するに競争させながら最近は授業を進めていたようだ。
息子は第一グループではなかったようだが、紅領巾をもらえる第二グループの中に入ったという事らしい。

第二グループがいいのか悪いのかよくわからないが、彼としては紅領巾がなんだかよくわからないながらも、もらえる=褒められている、という事なので、素直に嬉しい様子。

紅領巾を学校からもらう式典に親も出席してくれ、というので、なんだかなあ、と思いながらも、これも異文化体験、と思い、出席してきた。

式典会場は、ビデオカメラやデジカメ片手にやってきた親達でいっぱい。
たぶん成績優秀なのであろう1年生の男の子・女の子が司会進行。
いやあ!1年生とは思えない!!長いセリフもよく覚えてしっかり話している。
ダンスがあったり、歌があったり。詳しい意味はよくわからないが、「祖国を愛し、親に感謝し、よく勉強します」というような歌詞のようだ。うーん、かつての日本の教育勅語のようだ。

1年生は1組から全員壇上に上がり、3年生のお兄さんお姉さんから紅領巾を首に結んでもらう。
やっぱり嬉しいだろう、これは。
この中にあって、外国人だからいらないよ、とつっぱねるのは、息子もきっと寂しかろう。
なんだかなあ、と思いながらも、参加してよかったな、と思う。

式典が終わって、首に赤いスカーフを巻いた息子を記念撮影。
どこもかしこも、我が子を写真に納める親でいっぱいだ。

この日は午前中で学校はおしまい。お菓子をもらって家に帰った。

その後、息子は学校へ行く時にいつも紅領巾を巻いて登校している。
嬉しかったんだね。でも、すっかり中国の子供みたいで、やっぱりお母さんはフクザツ・・・。



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休日診療へ行く

2007-05-23 09:56:48 | こども関係(~2010年3月)
この週末土曜日、息子が「のどが痛い」と言い出したなあ、と思っていたら、夕方あれよあれよと熱が39度以上に上がった。
食欲もなく、すっかり元気がない様子。
熱だけの症状なら、少し休めば直るかな、と思うが、どうやら扁桃腺が腫れているようだし、病院に行った方が早く直るかな、と、日曜に第一病院に行く。

1年ほど前までは、日本語通訳の看護婦さんがいない時間帯(夜や日曜など)に第一病院に行くとなると普通病棟に行くしかなくて、夜中なのに結構混雑している点滴室で点滴を受けたり、日曜でも病気の子ども達で混雑している診療室で子どもを抱っこして順番を待ったり、いろいろと大変だったのだが、第一病院の特診室「康苑医療センター」がその後出来、24時間診察可能という事で、それは助かるなあ、と思っていた。

そして日曜日に初の受診。
まず予約をしないと、と、康苑の電話番号に電話をかけると、誰も出ない・・・。
仕方ないので日曜は休暇の日本語通訳の看護婦さんへTEL。お休みのところ申し訳ないが、予約だけとってもらう。

予約時間に病棟へ行き、診察を受ける。
案の定喉が腫れている、と言われるが、プラス「少し膿んでいる」とも。

えっ、膿んでるの?
子ども達や自分を含め、過去の病歴でそんな事はなかったので、少し慌てる。

血液検査をしてみる、というので、検査をする為に一般病棟へ。
以前聞いた説明だと、この康苑で血液検査などもできるようになった、と言っていたが、やっぱり日曜だから人手がないのか?
連れられて行った一般病棟。久しぶりに足を踏み入れたが、日曜だと言うのに大変な混雑。
採血の窓口にも長打の列だ。
並んでいる人を掻き分け、付き添いのお医者さん「特診患者だから先に採血して、すぐに検査結果をちょうだい」と息子を窓口に突き出す。

特診料金を払っているのだから、それはそれでこちらの望んでいる対応なのだが、子ども自身、こういう対応はどう感じるのかな、とふと思う。
外国人だからの特権なのか、お金があるからの特権なのか・・・。
身をもって感じる貧富の差。だからといって、自分は特別だとは思ってほしくない。
こういった事をどう教えていくのか、難しいなあ、と思う。

採血の結果、白血球値が高いので細菌感染か、と抗生物質の投与が必要との診断。
とはいえ、普通の風邪でもなんでもかんでも抗生物質は処方されるのだが、今回は確かに必要かもなあ、と納得。
点滴を勧められるが断り、抗生物質と漢方の喉の炎症止めをもらってやっと帰る。

息子の病状、月曜には熱は下がったが、念のため学校は1日休み、月曜夜からは喉の痛みも取れたようなので火曜から通常通り学校へ。
1日休んだので、火曜日は案の定宿題をわんさか抱えて帰ってきた。
担任の先生も、宿題は全部出来ないならそれでもかまわない、と言っていたので、全部できなくてもいいんだよ、と息子に話すも、夜と、水曜の朝も早く起きて全部仕上げて学校へ行った。
病み上がりだし、そんなになにがなんでも宿題をしなければいけない訳ではないのに・・・。しかし彼の性格、仕方ないのか・・・。

中国の子ども達、病気になると、勉強が遅れるので学校を休ませたくない、子どもが学校を休むと共働きなので親が困る、などの理由で、すぐに病状の改善を求める傾向が強い様子。
それに病院がメチャクチャ混んでいるので、薬を飲んで症状が改善しなかったら再度来院、なんて悠長な事はしたくない、1回行ってすぐに直してもらいたい、といったような事から、日本人から見ると、すぐに点滴、薬の過剰投与、と感じるような状況なのかなあ、と思う。

息子の学校も、確かに1日休むとそれだけ勉強が大変になるので、なるべくは休んでもらいたくはない。
でも、勉強より体が第一。点滴は疲れるし、薬の過剰摂取も良くない。様子をよく見ながら、健康管理をしていかないと、と思う。


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娘 小班での遠足

2007-04-18 15:38:27 | こども関係(~2010年3月)
先日は娘の幼稚園の遠足。場所は錫恵公園。内容:登山。親も一緒との連絡。

息子が幼稚園小班の時の遠足もそういえば錫恵公園に一緒に行ったなあ、あの時も登山というから張り切って準備して行ったら、10分くらい歩いたらあっという間に到着しちゃって、これが登山!?と思ったなあ、と思い出す。
しかし3・4歳児には、その程度がちょうど良い。
前日娘に「明日はしっかり歩くんだよ。おかあさん、ぜったい抱っこしないからね。」と言うと「うん!がんばる!!」と娘。

遠足当日は、日中の最高気温が25度前後という晴天。
幼稚園からクラスの子ども達と親とが一緒にバスに乗り、公園に到着。
この日は遠足日和だからか、公園内には他の幼稚園や小学校の子ども達がめちゃくちゃたくさんいた。

いよいよ階段を上がり始めるが、娘は約束通り行きも帰りも一人で歩き通した。
一緒に歩きながら、3年前に同じように息子とここを歩いたなあ、あの時まだ1歳になってなかったこの子も、お兄ちゃんと同じように今ここを歩いてるのか、としみじみ思った。

帰りはバスに乗って幼稚園に戻っても良し、公園に残って自由に家に帰るのも良し、というので、折角の良いお天気、おにぎりも持ってきたので、バスには乗らず、娘と公園内併設の動物園でパンダを見たりしてから、芝生の上でおにぎりを食べた。

天気が良かったのがなによりの遠足。


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補習校 2007年度スタート!

2007-04-08 15:56:08 | こども関係(~2010年3月)
先日の土曜日は補習校の始業・入学式。

去年の今頃は4名の先生と12名の子ども達で開校式を迎えたのだが、今年は7名の先生と19名の子ども達での入学式。校長先生が御挨拶でも述べられていたが、順調に規模が大きくなってきている。

入学式は、ほとんど保護者のお母さん方と先生方の手作り作業。
来賓の方から「あたたかい式でしたね。」というお言葉を頂いたが、子ども達にとっても思い出に残る式であれば、と思う。

式の片付けをしている中で、大きなダンボールを見つけ、何でしょう?と聞くと、先生方が日本のお知り合いの方々に呼びかけて、子ども達の本を集めてきてくれた、との事。
送料もかかっただろうに、日本から送ってくださった方は、今回は寄付のつもりで、とおっしゃってくださる。

2年目を迎えてまだまだ小さな補習校だが、本当に、いろいろな人に支えられての学校だ。感謝、感謝・・・。
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出てきたか・・・

2007-04-03 10:19:00 | こども関係(~2010年3月)
昨夜の息子、宿題をしながら
「今日やったところ、何書いてあるんだかよくわかんないよ。」
と言う。

どれどれ、と国語の教科書を見る。その内容、
’水を飲む時に井戸を掘った人の事を忘れない’といったような事。
毛沢東が革命の時に江西省のどこかにいて、そこには水がなく、毛沢東が村人のなんとかさんに指示して井戸を掘らせた。井戸の水を飲む時には、なんとかさんの苦労と毛沢東主席の事を思って飲みましょう、という内容なのだが、息子にとっては毛沢東主席も革命も解放も、何がなんだかわからない。

毛沢東さんは昔の中国の偉い人で、革命というのは昔中国であった時代だよ、という、かなりアバウトな説明をし、息子は「やっとわかったよ。」と一応納得の様子。

出てきたか、毛沢東・・・。以前、2年生の国語の教科書に戦争の話がでてくる、という話は聞いていたが、1年生の国語で早くも登場してくるとは・・・。

しかし、中国の普通の1年生も、革命やら解放やらという内容の文章を読んで、まだ社会科で歴史も習っていないのに、何のことやら理解できるのかと不思議に思う。

先日、息子の学校の保護者会で、担任の先生から外国人の親だけ呼ばれ、
「紅領巾を1年生は6月1日に渡すが、あなた達はどうしますか?」
と聞かれた。
6月1日には大々的に戴与式のようなものが行われるらしい。
先生曰く
「外国人だし、いらないならば特に構わない。でも、中国の子ども達はみんなやっているので子どもはほしがるかもしれないし、今は昔のように紅領巾にそんなに政治的な意味はないです。」
と言うが、私としては、ちょっとねえ、というのが正直なところ。

息子に「あの赤いスカーフ、欲しい?」と聞くと、「どっちでもいい。」と息子。
「でもあれは中国の子がやるんだよね。ぼくは日本人だからなくてもいいよ。」と言う。
他の韓国人や日本人、台湾人のお母さんに聞くと、「たまにやっていくけど、やらなくても別にいいのよ。」との事。
「とりあえずもらっとけば?」という意見に従う事にする。やる・やらないはさておき・・・。

ここは中国の学校。ある程度覚悟はしていたが、だんだんと政治色が出てきたなあ、とため息。
紅領巾も、政治的なものではなく、中国の民族衣装みたいなものか、と軽く考えてみたいものだが、むむむ、フクザツだ。
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06年 学年末

2007-03-29 10:59:51 | こども関係(~2010年3月)
もうすぐ4月。日本は年度末だ。
子ども達も、日本だったら4月からそれぞれ小学2年、幼稚園年少に進級するのだが、現地の学校なので9月にならなきゃ学年変わらず。

しかし、息子の補習校は日本式に運営されているので、先週土曜日が終業式。校長先生から、来月にはそれぞれ進級しますよ、といったお話があった様子。

2006年度も終わりかあ、と、去年のちょうど今頃、補習校開校に向けてあたふたしていた頃を思い出す。あれから1年、早かったなあ・・・。

息子はまず補習校で小学生になり、9月に現地校に入学して本格的に1年生になった。9月からは圧倒的に中国語の勉強時間が長くなり、中国語の進歩は目覚しいのだが、日本語の勉強、当初私が考えていたような、「学校では中国語、家ではしっかり日本語を」と思っていた具合にはなかなかいかず、ベネッセの通信教材も今ではすっかりひと月遅れ。それに、通信教材はやっぱりドリル形式なので、ドリルの答えは書けても自分で考えて長い文章を書く事はなかなかない。

そんな中で補習校の、教科書の音読や文章作成などの授業が本当に有り難い。

息子の中国語、習った事はわかるが、語彙が圧倒的に少ないので、現地校の宿題でよく出てくる’絵を見てその状況を文にしましょう’といったような、文章を作る事となると、かなり苦労する様子。

しかし補習校の授業で以前あった、例えば’自分でなぞなぞを考えよう’というような文章は、本人も楽しんで書いているようで、普段中国語ではなかなか表現しきれない自分の考えなどを自由に日本語で書いて表現できる、という事は、たぶん彼にとってもかなりすっきりする事なのだろうなあ、と思ったりしている。

補習校開校前は、補習校で日本語で先生や友達と話せたりできれば楽しいだろう、くらいにしか思っていなかったが、自由に日本語を使って自分の考えをまとめ、発言したり書いたりして表現する、というのは、家庭学習だけではなかなか手がまわらないところなので、たとえ週に4時間でも、やらないよりは全然良い。

そして私自身、1年前は(中国語も日本語も頑張って!)などと思っていたが、1年経った今、(普段あんなに中国語勉強してるんだから、日本語ができなくても仕方ないよなあ。まあ、文章を作った時に、骨組がしっかりできてさえいれば、カタカナが間違ってても送り仮名が間違ってても成長していく中で直っていくだろうから、あんまり焦らず見ていこう)と思うようになった。

それから、息子の事ばかりで最近全然登場しない娘。

うちの娘は、日本だったら本来この4月に幼稚園年少入園なのに、彼女はすでに1年半前から入園。
本来のしゃべりたがり屋の性格が良かったのか、現在ベラベラ中国語を話している。
さらに、息子が宿題をしながら「おかあさん、この言葉はなんて意味?」と中国語で発音すると、時々娘が「○○ってことだよ。」と答えたり。

しかし彼女の日本語教育も大事なので、息子同様寝る前の絵本読み聞かせだけは続けている毎日。

そうか、この娘は日本だったら今頃「もうすぐ幼稚園にいくんだよ~。」などと話しているはずだったのか。お兄ちゃんにばかり目がいってしまい、そういえば七五三の写真も撮ってなくてごめんなさい。今年こそは写真館で写真を撮ってあげたいものだ・・・。

子どもの成長と共に、月日の経つのがどんどん早くなるように感じるこの頃。
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小1の2学期は?

2007-03-07 11:15:57 | こども関係(~2010年3月)
2月28日から子ども達の小学校・幼稚園共に2学期がスタート!

息子の小学校は担任の先生など特に変わりなく、教科書だけが’下期’になってフツーに始まった。

今年は春節が2月18日だったので例年より2学期のスタートが遅く、1学期より2学期が1ヶ月近く少ない状況なのに、教科書は上期・下期と分かれていて、今年のように2学期の授業日数が少なくても、1学期に前倒しで2学期の教科書を勉強するという事はないのだなあ、と思う。
息子の国語(下期)の教科書は、上期のものより20Pほど厚く、新出漢字も1学期129個に対して2学期298個!!
中国は漢字の国なので、基本的な漢字をとにかく覚えないと他の科目の勉強もままならないのだろうとは思うのだが、いやいや、これは大変だ。

しかし息子、漢字に興味があるらしく、「おかあさん、この漢字は日本語にもある?」とか「日本語だとなんて読むの?」など、今のところ前向きに勉強している。

だんだん勉強が進んでいくにつれ、日本と中国の文化の違いのような事も感じる事もあり。

例えば昨日の宿題書き取りで「杏仁」というのが出てきた。
日本だったら、「杏」はそんなに早くに登場する漢字ではないのだが、中国では『杏仁豆腐』がポピュラーな食べ物でもあるし、馴染み深い漢字なのかなあ、などと思った。

どうなることやら??
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