ふーだお通信

2010年までは中国での生活日記。2010年以降は福島(中国語でfudaoと発音)での事。

そんなにすぐには答えはでない

2005-04-20 14:56:27 | Weblog
週末からニュースを見ると気持ちが滅入るばかりだった。知人からも安否を気遣うメールをいくつかもらった。
しかし月曜がまた始まり、自分の周りはいつもと変わらない。幼稚園に送り迎えに行ってもいつもと変わらない老師や他の親達の笑顔。息子のテニス教室に行っても何も変わらない他の子供達とうちの子供達との交流。ホッとするが、一体なんなんだろう、とも思う。
うちのアイが昨日、中国は貧富の差がありすぎて、この差はきっとこれからもどんどんついてくる。将来どうすればいいんだ?と話していた。たぶん普通の中国の庶民はみんなそう思っているんだろう。反日より自分たちの生活上の逼迫した問題の方が当然大事だ。中国内の問題、外国人からみても多すぎる。今中国はたぶん一番景気の良い時だから、2010年以降もしかしたら国内で色々なことが起こるかもしれない。その時日本は巻き込まれずにいてくれたらと願うが、今回の騒動での相変わらずなその場しのぎの対応を見ているとがっかりしてしまう。日本もこんなに突っ込みどころ満載の政治をしないでくれ、と切実に願うが、結局私たちの日本の中で、確実に過去の戦争に触れさせないようにしようという勢力が育っているのも事実なのかもしれない。事実は事実。それを忘れてはいけない。
中国はこの体制の中では日本に対して友好的な態度を求めるのは永遠に不可能なことのように思える。しかし実際に中国の人と知り合ってみると、この対立は国の政治と政治の問題で、そんなに悪い人はいないように感じるのだ。もちろん細かい点の相違はあるが、私たち日本人がいつも正しい訳ではないのだ。
毎日ニュースをみてはため息をついたり怒ったりしてしまうけれど、今回の騒動も将来の何に繋がっていくのかすぐにはわからない。毎日心配ばっかりしていても始まらないので、今思うことをここにまとめて、それから毎日の雑用にまた没頭していよう。
明日は中国語。少し勉強しなくちゃ!
コメント
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