ふーだお通信

2010年までは中国での生活日記。2010年以降は福島(中国語でfudaoと発音)での事。

息子の歯

2008-02-09 23:26:57 | 日本で(~2010年3月)
7日から日本へ。
雪が心配だったが、6日の無錫→上海の高速道はガラガラでスムーズに移動でき、7日の空港も思ったよりも混雑はなく、今こうやって実家でくつろげる事がとても嬉しい。
しかし6日の高速道ではスリップしたと思われるひっくり返ったバスや事故車を見かけ、雪で倒壊した倉庫や工場の屋根も何度も目撃。本当に大変な大雪だったよなあ・・・。

帰って早々、今回やらなければならない事の一つ、息子を連れて歯医者に行く。

歯の生え変わり真っ最中の彼の歯は、前歯上下4本が抜けて生え変わっているのだが、12月末頃ふと見ると、上の前歯2本の裏にもう1本、前から見ると2本重なったような形で生えてきている歯がある。

グラグラしている乳歯の犬歯が抜けていないのに先に大人の犬歯が生えてきたのかなあ、と思い、そのうち子どもの犬歯が抜けるだろうと思っていたのだが、どう考えてもヘンな場所に生えてきたこの歯、一度歯医者さんにみてもらおうと思っていた。

生まれて初めて歯医者に行った息子、待合室で”キューン”という歯を削る音を聞き、
「何やってるのかなあ・・・。」
と不安顔。

レントゲン写真撮影後の診察の結果、うしろから生えている彼の歯は”過剰歯”なのだそうだ。

”過剰歯”。生まれて初めて聞く言葉に私はうろたえながら
「なんですかそれは?」
と聞くと、先生
「永久歯でもない乳歯でもない、よけいな歯なんですよ。ほうっておくと歯並びに影響が出ますから、抜いた方がいいですね。それからこの乳歯の犬歯ももう抜きましょう。」

生まれて初めて来た歯医者で息子は早速抜歯する事になってしまった。

うろたえる私の様子を見て、息子は
「なに?どうしたの?」
と不安顔。そうだ、私がうろたえてはいけない。

「この歯、本当の歯じゃないんだって。だから抜いてもらおう。」
「大丈夫だよ。ちょっと痛いかもしれないけどすぐ終わるよ。」
と先生も言う。

1日に2本抜くのは大変なので、この日は乳歯を抜いてもらう事になった。5日後に過剰歯の抜歯。
乳歯の犬歯はもともとグラグラしていたのですんなり抜けたようだが、さてさて、過剰歯の方は、乳歯と永久歯の間みたいな歯というので、そうそうすんなりいくかどうか・・・。

”過剰歯”について、ちょうどその日の新聞の健康相談に掲載されているのを発見。
50人に1人程度見られる事らしく、さほど珍しい現象ではないそうだ。対処法も歯並びに悪影響を及ぼす事がほとんどなので、早期発見・直ちに抜歯が適当、と書いてあり、今回歯医者に行ってよかった、と思う。

これが中国の歯科だったら、同じ対処方だったとしても、たぶんかなり疑心暗鬼になりながら、麻酔は大丈夫か、とか、間違えて良い方の歯を抜くんじゃないか、とか、かなり不安な気持ちで治療していただろう。

これから歯の生え変わりがどんどん進んでいく子ども達だが、なるべくトラブルがないように、トラブルが発生してもそんなに大事になりませんように・・・。
コメント (2)
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