ふーだお通信

2010年までは中国での生活日記。2010年以降は福島(中国語でfudaoと発音)での事。

息子 ピアノ発表会

2008-12-29 16:14:23 | こども関係(~2010年3月)
2年前から住んでいるマンション1Fにある音楽教室でピアノを習っている息子。
年に1度、教室主催の発表会があるのだが、今までは
「出ない。」
と不参加。
しかし今年は先生に、「2年も習ってるんだから出てみたら?」と勧められ、嫌々ながら参加することに。

発表会に向けての彼の課題曲はベートーベンの’トルコ行進曲’。
こういう機会でもないと、1曲を集中して練習するという事もないだろうし、有名な曲を1曲でもひけるのは本人も楽しいだろう。

この曲、確か私は昔、音楽の授業の音楽鑑賞で聞いた覚えが。
中国の音楽の授業では日本のようにクラシック名曲の鑑賞というのはないようで、有名なクラシック曲は知っておいてほしいと思う私、ピアノを習う事で少しは知る事ができればと思う。

さて、発表会当日。

「今まで一度も間違えずに弾けたことがないんだよなあ。」

という息子に、

「失敗しても大丈夫だよ。」

と励ましながら会場へ。

音楽教室の小ホールで行われた発表会。30人ほどの子ども達とそれを見に来た親とでごったがえしている。

日本のピアノ発表会などでは、きれいにドレスアップして親子で行くのだろうが、そんな点では中国は気楽。かわいいドレスを着ている女の子もちょっといたけど、ほとんどが普段着。そして案の定、発表会が始まってもザワザワザワザワ・・・。これならあんまり緊張する雰囲気じゃないな。

息子は20番目くらいに演奏。幼稚園生くらいの小さい子から始まったが、みんな堂々としたもので、こんな時はいつも、’中国の子は本当に度胸がいいなあ。’と思う。

いよいよ息子の出番。こういう発表会、そういえば親子共に初めての経験で、なんだか私も緊張したが、ちょっと間違えたところもあったけど音が止まる事もなく、無事最後まで弾き終えて息子も私も写真を撮っていたダンナさまもホッ。

後半に弾いた子はみんなとっても上手で、『のだめカンタービレ』の’のだめちゃん’みたいにノリノリで弾いていた。そうか、うまくなる子はあんなふうに弾くのか。
中国では入試などで、楽器が弾ける(ちゃんと○級というような証明を持っている)と有利なのだそうで、みんな熱心に級に合格するように頑張っている。
うちみたいに、
(近くに音楽教室があったから、なんかやってみるか~。)
っていう程度では、そんなに上達はしませんね、やっぱり。

それでもまあ、音楽やスポーツは人生を楽しくするもの。子ども達が大人になっても音楽に親しんでくれればそれでいい、としよう!


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