野生の樹木ではないが、かと言って自宅庭での「ガーデニング」でもない。不本意ながらも、今回はこのカテゴリーで報告させて頂く。
今年の春は国花苑(秋田県井川町)という桜の名所で、珍しい桜二品種、
鬱金(うこん)と御衣黄(ぎょいこう)を見る機会があった。
どう珍しいかというと、花の色が黄色や緑色をしている点である。
Wikipediaによると、どちらもオオシマザクラを基に生まれた日本原産の栽培品種、サトザクラ群の品種とのこと。
花弁に黄色のカロテノイドと緑色のクロロフィルを含む葉緑体をもつ性質があり、
鬱金は緑色のクロロフィルが少量のため黄緑(淡黄色)に見え、
御衣黄はクロロフィルが多量のためより濃い緑色に見えるとのこと。
国花苑にはこの春、三回行った。
初回、4月27日は鬱金(うこん)の黄色に驚き、他の八重桜品種とのカラーハーモニーにも感心した
(詳細は「国花苑でお花見メレンゲ♪1(2021年4月27日)」を参照されたし)。
次いで5月1日は鬱金(うこん)の花色が白く変わっており、いよいよ咲き出した御衣黄(ぎょいこう)の緑花にも驚いた
(詳細は「国花苑でお花見メレンゲ♪2(2021年5月1日)」を参照されたし)。
三度目の5月6日にはこれらの花がまた別の色に変わっていた。
メレンゲ♪シリーズの中身とダブるが、新たに5月6日の様子も加えて、これら二品種のおさらいをしてみようと思う。
鬱金(うこん)
【2021年4月27日】
他の八重桜とのカラーハーモニーが素晴らしい。
【2021年5月1日】
やや白っぽくなった感じ。葉の色は赤茶から緑に変わっていた。
【2021年5月6日】
一部の花は中心部が濃いピンク色になっていた。
友人の話では、この後、鬱金(うこん)の花弁は全体が濃いピンク色に変わるそうだ。
今回、そこまで見届けることは出来なかったが、
「黄 ⇒ 白 ⇒ 濃いピンク」と三色の花が見られるとは驚きだ。
御衣黄(ぎょいこう)
【2021年4月27日】
まだ咲いてなかった。
【2021年5月1日】
「なんだ。葉桜か。」と通り過ぎてしまいそうな感じ。
【2021年5月6日】
花の中心部にピンク色が表れている花も有った。
こちらの品種もこの後、ピンクの領域が増えるかもしれないが、残念ながら見届けることは出来なかった。
【2021年5月6日の国花苑、他の桜品種】
関山(かんざん)
松月(しょうげつ)
気多(けた)の白菊桜
普賢象(ふげんぞう)
【2021年5月6日の国花苑、桜以外の花】
ヤマツツジ?
ミツバツチグリ(野生)
「鬱金と御衣黄はその後どうなった。(2021年5月13日)」へ続く。
(本頁は「白山島に登ってみた。(2019年2月26日)」の続きです。)
春が近づくと、ネコヤナギを見たくなる。
いつもなら自宅近くの雄物川の川べりで探すことが多いのだが、
今年(2019年)は山形県庄内地方をドライブしている時に遭遇した。
26日に通った時、鳥海山は雲を被っていたが、翌27日(帰り道)は見えた。
この場所は遊佐町の月光川河川敷公園。
以前、映画「おくりびと」のロケ地としても使われた場所だった。
主演の本木雅弘がチェロを弾く時、座った椅子が残っていた。
以上。
秋に見かける木の実は赤いのが圧倒的に多いが、中には他の色も少し有る。
紫はムラサキシキブと決まっているが、青の代表はサワフタギだろう。
山を歩いているとときどき出会うが、総じて実付きが悪く、見逃すことが多い。
自宅に近い太平山山麓の秋田市植物園に実付きの良いサワフタギが植わっており、
毎年秋になるとわざわざ見に行くのだが、昨年はどうしたんだろう。さっぱり実が付いてなかった。
今年は10月15日に確認に行ったところ、ちゃんと実が付いていた。復活おめでとう。
サワフタギ
近くにエゾリンドウも植えてあった。
東北の高山で見かけるものは茎の先端部にしか花が付かないものが多く、エゾオヤマリンドウとされている。
こちらは茎の途中にもいっぱい花が付くので典型的なエゾリンドウだと思う。
エゾリンドウ
以上。
ユリノキは子供の頃から憧れの木だった。
公園や並木で木を見ることは有っても、背が高すぎてその花を見ることは至難の業だった。
当然だが、でかくなるのでうちのような狭い庭には植えられない。
数日前、近所の並木の中に、異常に低い場所に花を咲かせている木を見つけた。
これならば望遠レンズを使わなくても十分見られる。
昨日の朝、やっと撮影できた。
ウィキペディアによると、
ユリノキ(百合の木、学名: Liriodendron tulipifera)は、北アメリカ中部原産、モクレン科ユリノキ属の落葉高木。
種小名 tulipifera は「チューリップ(のような花)をつける」の意。
以上。