山形の月山はハクサンフウロの多い山だ。
2014/08/02 月山にて。ハクサンフウロ。
2014/08/02 月山にて。ハクサンフウロ。
2014/08/02 ミヤマアキノキリンソウとハクサンフウロ。
山頂台地ではハクサンフウロだけの群生も見られた。
2017/09/01 月山にて。ハクサンフウロ群生。
2017/09/01 月山にて。ハクサンフウロ群生。
ハクサンフウロは鳥海山にも多かった。
2020/07/30 鳥海山にて。ハクサンフウロ。
2020/07/30 鳥海山にて。ハクサンフウロとハクサンシャジン(左)。
ハクサンフウロは茎が弱いので他の草にもたれかかるようにして咲くことが多い。
奥羽山系はどうだろうか。
焼石岳から真昼岳、和賀山塊の稜線には多いが、
秋田駒ヶ岳から八幡平にかけてはあまり多くなかった。
2016/07/31 真昼岳にて。ハクサンフウロとタカネナデシコの混生。バックにヤマルリトラノオ。
2017/08/06 焼石岳にて。
2019/07/26 和賀岳にて。ハクサンシャジンと一緒。
秋が近づくと、ハクサンフウロの葉は色付き出す。数多ある草紅葉でも最も鮮烈な紅だ。
2020/10/02 鳥海山にて。ハクサンフウロの草紅葉。
2018/10/21 和賀岳にて。
2020/10/02 鳥海山にて。黄葉はハクサンシャジン。
早池峰山は花の豊富な山だが、ハクサンフウロはほとんど見かけない。
かわりにチシマフウロが咲いている。
2017/07/20 早池峰山にて。チシマフウロの群生。
2017/07/20 早池峰山にて。チシマフウロ。
2017/07/20 早池峰山にて。チシマフウロ白花。
2017/08/03 早池峰山にて。チシマフウロ。
白神岳のチシマフウロは青紫色が濃い。
2017/07/06 白神岳にて。チシマフウロ。
2017/07/06 チシマフウロのふぎれタイプ。
北海道にはチシマフウロが多いが、大雪山で見たものは白っぽい花ばかりだった。
変種でトカチフウロと呼ばれていると知る。
2017/07/28 大雪山にて。トカチフウロ。
最後に高山ではないが、男鹿の寒風山(355m)で見たフウロソウの仲間を。
秋に行ったら、ハクサンフウロによく似た花が有ったが、花は既に終わり近かった。
2020/09/23 男鹿半島寒風山にて。
翌年はホンの少しだけ早く行ってみたら、最盛期に間に合った。
この花はオガフウロかもしれない。
2021/09/19 男鹿半島寒風山にて。
改訂新版・日本の野生植物(平凡社)によると、
ハクサンフウロ Geranium yesoense var. nipponicum と
変種関係にあるハマフウロ Geranium yesoense var. pseudopalustre のうち、
萼片の外面に伏毛のあるものが男鹿半島に有り、オガフウロ f. intermedium と呼ばれるとあったが、
写真の花に伏毛があるかどうかは確かめていない。
以上。
山のお花畑の花達はもっと過酷な気がします。
時間ごとにかわる天気の影響や一風で飛ばされて
しまいます。ハクサンフウロの花後に葉は色付き
出すのは見ものですね。
フウロソウの仲間、特にハクサンフウロは本文にも書きました通り、
「茎が弱いので他の草にもたれかかるようにして咲くことが多い。」
ので、割としなり強いです。高山の強風への適応戦略のひとつでしょうか。
草紅葉はとても奇麗ですね。