(本頁は「2024年11月10日、鳥海山と太平山」の続きである。)
11月10日は早朝、由利本荘市猿倉で鳥海山を眺めた後、
横手市大森町にある保呂羽山(437m)に向かった。
この山は早春によく登っているが、紅葉の時期もなかなか好いものだ。
行く途中の旧東由利町の山間は濃霧に覆われ、何も見えなかったが、
市境を越えて、横手市に入った途端に霧が晴れ、保呂羽山が見え出した。
上坂部から始まる林道から見た保呂羽山
登山口にある保呂羽山の解説
簡易舗装された車道を歩きだすと、一瞬だが、保呂羽山が見えてくる。
けっこう紅葉しているようだ。
サルトリイバラ
ブナ林に囲まれた表参道を進むと、ほどなくして下居堂(おりいどう)が見えてくる。
昔は女人禁制だったので、女性はここまでしか上がれなかったと聞く。
下居堂
(右上)岩場と鎖
下居堂のすぐ裏の岩場を鎖につかまりながら登りきると、それから先の紅葉と岩風景はみごとだった。
目の前にブナの木と合体した岩が現れた。
このブナの木には「岩割りの木」という名前がついていた。
神社手前の樹林
山頂近くにある波宇志別神社
神社を過ぎたら、ツクバネが出てきた。
これがとても多いのでもう一枚。
最後の登りだろうか。
この小山の登り道は落ち葉に覆われていてよく滑る。
この小山を過ぎると、南側がパーッと開け、鳥海山が見えて来る。
鳥海山は早朝、猿倉から見たものよりは小さく、少しかすんでいるが、絶景であることには変わりない。
鳥海山の左手前にある低山は八塩山(713m)だ。
鳥海山はどこから見ても美しいが、私はここから眺めた鳥海山が特に好きだ。
秋田県民歌に謳われる「秀麗無比なる鳥海山」とはこの姿をいうのではないかと勝手に思っている。
保呂羽山の本当の山頂はこちらだった。
(右上)三角点
山頂は樹林に包まれており、景色は見えないが、不思議と落ち着く場所だ。
ここにはムラサキシキブが多かった。
以上。
「保呂羽山2と白土山」へ続く。
« カテゴリー「気象、歳時記」... | トップ |
あっ!と、思って読んだら同名の違う山でした。
私が登るのは太平洋側の南三陸町の保呂羽山(300mくらい)です。
横手の紅葉時の保呂羽山も良さそうですね。
>3月に登る予定の山が保呂羽山。... への返信
コメントありがとうございます。
このお山は春もいいですよ。私はもっぱら雪姿の鳥海山を眺めるために登っております。
例えば↓
https://blog.goo.ne.jp/mouura2/e/7a3aa0aa12e4f58dc88266b6c67f77b6