本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである(修正の上、再アップ)。
(2016年)6月上旬、横手にある実家を訪ねたところ、
屋敷畑の花コーナーではオリエンタルポピー(オニゲシ)がまだ咲き残っていた。
花畑の製作者は私の母。主に私が秋田市から持ち込んだ苗やタネを増やして咲かせている。
認知症なのにまだしっかりとメンテナンスしている。
オリエンタルポピー(オニゲシ)
ジギタリス
この芥子(ケシ)は元々、私の秋田市の庭に植えてあったものだが、狭い庭には向かないようで気息奄々だった。
それが実家に預けた途端に元気回復、一時期は屋敷中を覆うほどに増え広がった。
今は親戚や近所に分けたり、抜き捨てたりしてほどほどに咲かせているようだ。
6月中旬に訪ねたら、今度は別の花が咲いていた。
実家のアリウム類。
早咲きのマウントエベレストは既に実になっており、今はギガンチウムが開花中だった。
スイセンノウ Lychnis coronaria
続いて2017年の様子。
6月20日に横手実家を訪ねたら、初夏の花が盛りだった。
昨年と較べると、スイセンノウ(酔仙翁)が更に増えていた。
スイセンノウ(酔仙翁)を少しクローズアップで。
ここのスイセンノウの面白いところは花色が一般的なマゼンタ(濃いピンク)だけではなく、
真っ白や淡いピンク、ほろ酔い状態のものなどいろいろ見られる点だろうか。
マゼンタと純白
ほろ酔いタイプ (これこそまさに酔仙翁) ピンクの株
実はこれ、前世紀末にRHS(英国王立園芸協会)から頂いた白スイセンノウ種子から出たもの。
当時は真っ白のスイセンノウが珍しく、国内では入手が難しかったので、わざわざ取り寄せたものだが、
年代を重ねると、優勢?なマゼンタ系が復活してくるようだ。
いろんなタイプが混じり合っている。
これは母の好みなのか、同じナデシコ科のムシトリナデシコやヒゲナデシコが増えまくっている。
ジギタリスもこぼれだね由来。
マトリカリアもこぼれだね由来。
約一週間後(2017/06/28)。
スイセンノウが優位な点は先週と変わってないが、脇役が少しだけ変化していた。
白のムスクマロウ(ジャコウアオイ)。
フェンネル(ウイキョウ)も咲き出した。いずれもこぼれダネ由来。
七月中旬に訪ねたら、彼方此方で黄色いユリが咲き上がっていた。
品種名不明のユリ
さすがにスイセンノウやジギタリスは終わっていた。
枯れ花は見苦しかろうと思い、撮影後、刈り取る(しかし根っこは残しておいた)。
その後、母は残っていた根っこをほとんど始末してしまった。
気に入ってた花なのに何故。これも認知症のなせる業か。
(T_T)来年からは今までのようなフラワーガーデンは見られないだろう。
(翌2018年には症状が進み、庭仕事も何も出来なくなった。現在は施設入所中。)
以上。
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