モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

盛夏の三ツ石山には何が咲く。前編(2021年7月18日)

2021年08月01日 | 裏岩手・三ツ石山

岩手の三ツ石山は紅葉が人気のお山だが、夏はどうなんだろうか。
ほとんど情報が無かったので自身で確認すべく、訪ねてみた。

7月18日は早朝から素晴らしい晴天だった。
まずは登山前に見た岩手の山々。なお肝心の三ツ石山は雫石側からはほとんど見えない。

雫石から岩手山を望む。



網張温泉を過ぎたところから。

乳頭山方面を望む。



南の志和三山を望む。



早池峰山を望む。



今回の非合法マップ



車止め(標高約1000m)のゲートから奥産道の舗装道路を40分ほど歩く。

奥産道の舗装道路                                   ここから登山道
 


奥産道の道端は、6月に来た時、山菜取りの人でいっぱいだった(こちら参照)。

登山口から一時間くらい(コースタイムは45分)登山道を歩くと三ツ石山荘のある湿原に到着する。
ここで実質初めて三ツ石山が見えて来る。山頂は1466m、湿原は1281mなので標高差は185m、
すぐに登り切ってしまいそうだが、暑いのでのんびり登ったら、一時間たっぷりかかった。

三ツ石湿原から三ツ石山を望む。



                                         花の終わったコバイケイソウ
 


三ツ石山に咲く花だが、結論を申しあげると、種類も量も少なかった。
目立つ花はニッコウキスゲがパラパラ咲いている程度で、

他はハクサンボウフウやモミジカラマツ、マルバシモツケ、ニガナの仲間など地味な花ばかりだった。
カラマツソウやハクサンチドリはほぼ終了。
東北の山に多いハクサンシャジンも見当たらず、ハクサンフウロ、クルマユリも咲き出したばかりでまだ疎らだった。

ニッコウキスゲがパラパラと。



ニッコウキスゲとハクサンボウフウ



サンカヨウの実                                     
モミジカラマツ
 


ハクサンフウロ                                      クルマユリ

 


ハクサンフウロにたかる奇麗な緑のカミキリ似の昆虫は何だろう。後で詳しい御方から、アオハムシダマシだろうと教えていただく。

三ツ石山は花こそ少なかったが、山頂からの展望は素晴らしかった。
個人的には北側、八幡平方面の眺めが好きだ。




山の上にこんなに広く平らな場所があるとは驚きだ。

岩をどけた北側、八幡平方面の眺め。後ろの山は大深岳と源太ヶ岳の連なり。



後ろの山は源太ヶ岳と東の連なり。そのバックに八幡平茶臼岳から前森山の連なり。




三ツ石山頂からは八幡平方面以外の眺めも素晴らしい。

今日は岩手山もくっきりと見えた。早朝、雫石から見た姿とはだいぶ違う。
反対側には遠いが、森吉山の眺めもいい。

岩手山



秋には岩手山の前面がこのように真っ赤になる。2019年9月26日に撮った写真を挿入。

 



西側、森吉山方面の眺め。




西側、グレートフラット大白森と手前に秘境・栗木ヶ原湿原。




南側の眺め。笊森山(左)と乳頭山の間から秋田駒ヶ岳。




南側、三角山の眺め。手前、崖の陰に千沼ヶ原が隠れている。奥の方には和賀山塊。




後編」へ続く。


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