モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

ハンノキの花と実

2023年02月22日 | 木の花・実

樹木で一番早く咲く花は何だろう。
秋田市の自宅付近の街路樹や自然の樹木ならば、マンサクが一番早いものと思っていた。
それ(街路樹、おそらく園芸改良種と思われる)は例年二月末頃から咲き出す。
ところが最近、それと同じかもう少し早く咲く樹木があることに気付いた。

ハンノキだ。
風媒花なので、けっして奇麗な花とは言えない。写真は2017年2月19日に撮ったもの。







ハンノキは私の自宅から歩いて10分程度の場所に生えている。
赤っぽい色の穂花が垂れているが、これは雄花の集合花で、花粉症の原因にもなるそうだ。
スギ花粉が舞う前に猛烈な花粉症を起こすことがあるが、犯人はもしかしたら・・・。

雌花は雄花の付け根のあたりに赤い芽のような姿で付いている。
地味なのでいつも見過ごしてしまう。

小さな松ぼっくりのようなものは前年の果実だそうだ。

 


ハンノキの樹高は10~20mもあり、花や実は高いところに付く。
したがって通常ならば、ドローンを使わなければ、花や実を近くから見ることは難しい。

今回、近くから見えたのには理由がある。
ハンノキの群生する場所は湿地であり、その上に橋が架かっている。
今回のハンノキの花や実の写真は橋の上、雪の残っている歩道から撮ったものだ。




ハンノキの花は美しくならないまま終わってしまうが、
四月になると、ハンノキの林床、湿地にはミズバショウの花が咲く。

2018/04/05


ミズバショウが生育する湿地に肉薄するには、橋を下りて更に10分ほど歩かなければならないが、
通しで歩いてもわずか20分くらいで、ミズバショウの群生が間近に見られる。
これは好いことなのか悪いことなのか。


2018/04/08






場所は少しずれるが、この近くにはリュウキンカも自生している。

最後の写真は
信じられないかもしれないが、ハンノキ林から僅か100m離れた道端の風景だ。
このニュータウンには自然がけっこう残っている。
というよりも、計画的に残して造成を進めたようだ。

2022/10/29



以上。


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