いつも拙ブログをご覧いただきありがとうございます。
私、冬場(12~2月)は山歩きを休止しております。
そのため、今後しばらくリアルタイムの山歩き記事は投稿出来ません。
投稿自体も間遠になり、有っても振り返りや再編集(リメイク)の記事が主体となりますが、どうかご寛容下さい。
引き続きよろしくお願いいたします。
今年は6月17日、四半世紀ぶりに岩手の焼石岳に登っている(こちら)が、
翌月の7月8日も焼石岳に向かった。
ただし今回は秋田側(東成瀬村)から入山し、焼石岳山頂には行かず、北の支峰・南本内岳に登った。
こちらを選んだのは八合目・焼石沼や九合目のお花畑を見るためだ。
昔、焼石沼付近では牛の放牧が行われていた。
そのため登山道を歩いていると、牛がモーと啼いてすり寄ってきたり、
牛の生産物がドカッと登山道を塞いでいたりとあまり好い道のりではなかったが、
他の山では見られない珍しい花がいっぱい咲いていたのを記憶している。
最近になって、ある御方から放牧が中止になったと教えて頂いた。
七月の今頃の時期、ここを訪ねるのは今回が初めてだった。
今回はどんな花風景が見られるのだろうか。
2017年7月8日、焼石沼付近の様子
まずは恒例によって、山麓から焼石岳を眺めてみる。
2017/07/19 横手市十文字町から見た焼石山塊。
こちらは(私の実家のある)横手市十文字町から眺めた焼石岳の遠景だが、
7月8日、登山前には写真を撮っていなかった。それはたぶん逆光で見えにくかったためと思われる。
代わりに7月19日の午後に撮った写真を用いているが、焼石山塊の山座同定はなかなか難しい。
東成瀬村に入り、山麓の岩井川地区から眺める。
こちらも朝は逆光で見えにくいので、登山前に撮影しておらず、下山後の昼過ぎに撮ったものだ。
右側手前の森林に包まれた山は県境にある大森山(1149m)の前衛峰。
このお山、東成瀬村からよく目立つが、名前はわからない。
参考マップ
秋田側の登山口(三合目)は大森山(1149m)前衛峰の南にある。
スタート地点の標高が930mと高く、その後は急な上り下りも無いので、いかにも登りやすそうに見えるが、
焼石岳山頂までの距離は長い(標高差は600mだが、歩く距離は約7キロ)。
県境稜線(すずこやの森への分岐)への登りから大森沢源頭、釈迦ざんげの手前までは延々とブナ林が続く。
景色はほとんど見えず、一人だけ歩くのはやや心細くなる道だ。
釈迦ざんげ直前で道はふたつに分かれる。
左は釈迦ざんげの頂きを通る道で右は頂きを避ける巻き道だ。
今回は行きも帰りも頂きを通る険しい道を通った。
五合目・釈迦ざんげ手前の分岐点
急坂を登りきると、東や南側の視界が急に開けて来る。
南側には遠く栗駒山や秣岳が見えた。
東側を望むと、柴沢山から西焼石岳などが間近に聳えているが、
午前中はあいにく逆光のため、北側の山は見えにくかった
(ここからの眺めは下山時にも報告する予定)。
釈迦ざんげから緩い坂道を降下、胆沢川の渡渉点に至る。
今回、川の水位は低かったので、私にも簡単に渡れたが、雪解け期や大雨後の増水時には要注意。
胆沢川の第一渡渉点付近。ピンクの花はタニウツギ。
なおこの先、渡渉点は三か所あった。
登山口から、七合目・柳瀞までの間に見た花を列記する。
ジガバチソウ
(右上)ノビネチドリ
コケイラン
(右上)マイヅルソウ
ギンリョウソウ
このルートでは上の方に行くとキヌガサソウが現れるが・・・
キヌガサソウ
ちょうどいい機会なのでここで少しお遊びを。
キヌガサソウと近縁、或いは似たようなスタイルの植物を道中で探してみた。
ツクバネソウ。オーソドックスな四枚葉タイプ。
(右上)ツクバネソウ。デラックスな六枚葉タイプ。
クルマバツクバネソウ
(右上)ツマトリソウ(サクラソウ科)
(´π`;)稀にツマトリソウをキヌガサソウと間違える人が居る。
なおこんなお遊びが出来るのも植物の種類が豊富な焼石だからこそ。
ツバメオモト
柳瀞付近でミツガシワを見た。
(右上)ヤグルマソウ
以上。
「焼石イエローガーデン(2)」へ続く。
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