(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)
冬場の秋田は天候も厳しく、花は咲かないし、山にも行けないので家に籠るしかない。
しかしそれにも限度がある。こういう時は天候に左右されない観光スポット巡りでもしてみよう。
さいわい近くにありながら、まだ行ってなかった、或いは行ってもろくすっぽ観てなかった場所がいっぱい有った。
2017年2月1日は横手の実家のすぐ近く、増田町の内蔵(うちぐら)を訪ねてみた。
最初に入ったのは老舗の酒蔵、日の丸醸造。
これが内蔵だ。
酒蔵なので酒桶を。 内蔵のサイズはこんなもの。
蔵の中は、広いお座敷になっていた。
ここはかつて冠婚葬祭(最近はコンサート)に利用されたとのこと。
酒蔵のシンボル「杉玉」 向かいにある倉庫にも杉玉が。
この町には他にも立派な内蔵がいっぱい有った(詳細はこちら)。
この日はもう一軒寄っているが、何故か写真はほとんど撮らなかったので、省略。
翌年(2018年)3月14日は山吉肥料店を訪ねてみた。
タイミングよくひな人形も展示していたので、まずはこちらから拝見。
こちらは横手市の中山人形だそうだ。
この人形は凄くリアルな感じだった。 ひな人形は右下写真の待合スペースから眺める。
レトロな雰囲気のみんじゃ(台所)の脇を掠め、
奥へ進むと、いよいよ内蔵だ。
内蔵の入り口
内蔵手前のスペース
内蔵の手前のスペースは生活の場だった。先ほどのみんじゃ(台所)はこの対面に有った。
それじゃ内蔵は何に使っていたのか?
家宝の保管の他は冠婚葬祭とか特別の日にだけ使用したとか。
内蔵の角
通りの上の木製の通路は土蔵のすす払いなどメンテナンスの際に使用するとのこと。
なお土蔵は鞘と呼ばれる建物にすっぽり覆われている。
土蔵の後側 鼠除けにと蛇さんの模様
横手実家のすぐ近くの町にこんな立派な内蔵があるとはつい最近まで (´π`;)ワタシも知らなかった。
当然である。土蔵は鞘と呼ばれる家屋に包まれ、外からはマッタク見えないのだ。それゆえ、内蔵と呼ばれる。
さらに一般公開されるようになったのもここ数年のことと聞く。
土蔵を覆う鞘の外観(屋敷の裏から)。
見学し終わってから、再び商店を振り返る。
内蔵(うちくら)を内蔵(ないぞう)した鞘は店の右奥にちょろっと見えるだけだ。
以上。
私も登録させていただきました。
どうぞよろしくお願いいたします。
見事な内蔵ですね。
珍しいものをありがとうございます。
そちらは雪がすごくてびっくりです。
山の植物やお花もこちらにはないものが多くて
興味深く見せていただいています。
正ちゃん、めんこいですね。
いつもならば山か野草ばかりのブログですが、
たまには建物の話題で今回は内蔵でした。
引き続きよろしくお願い致します。