久々の横手実家。玄関は2mを超える雪でほぼ完璧に塞がっていた。
一見、フワフワ雪、ミルフィーユかバームクーヘンのように見えるかもしれないが、
屋根から下ろした雪が堆積したものに、新雪が積もったり、雨や暖気で圧縮されたものが何度も凍って
層をなしたものなので、通常の雪かき道具では歯が立たない。
以下、私事で恐縮。
今年一月上旬、母の入所施設が変わった。本来ならば、家族が立ち合い、引っ越しすべきところ、
折からのコロナ禍での面会禁止や猛吹雪で手伝いに行けなかった。
それにもかかわらず、新旧施設のスタッフの皆さんが全部やってくれた(ありがとうございます。m(_ _)m)。
母自身と衣服類は新施設(特養老人ホーム)に移ったが、それ以外の抜け殻、布団や家具などは
旧施設(グループホーム)に預かったままだった。
何故ならば一月以降の秋田、特に横手地方はひどい大雪(2月5日、最大積雪203センチを記録)で、
抜け殻の回収、そして実家への搬入は既に不可能になっていた。
この辺の状況は「雪へのボヤキ(2021/01/12,14)」でも報告している。
ところで、母の抜け殻はひとまずグループホームで預かってもらっていたものの、
いつまでもグループホーム温情にすがってばかりも居られない。
二月も末になり、そろそろ搬入の見通しをつけようと思い、2月26日、実家に行ってみた。
しかし母屋の方は冒頭写真のような有様なので、今回は除雪行為を断念。
道路から母屋を眺める。 車庫のシャッター前の掘削前の様子。
かわって母屋の隣にある農作業小屋と車庫に眼を付けた。
こちらの積雪は1.5m程度でナントカなりそうだったので、家内と二人で除雪に着手した。
車庫手前の雪も、一見、フワフワ雪、ミルフィーユかバームクーヘンのように見えるかもしれないが、
屋根から下ろした雪が堆積したものに、新雪が積もったり、雨や暖気で圧縮されたものが何度も凍っているので、
実際にはとても硬く重たいものになっている。
よって上写真の既存雪かきグッズでは歯が立たなかった(アルミ製のスコップも先が折れて凹んでしまった)。
結局、土方作業で使う先の鋭い鉄製シャベルで叩き割るしかなかった。
車庫前を掘削中。
途中から近所に住む親戚老夫婦も加わり、四人がかりになったらたちまち掘削スピードが上昇、
約二時間半で車庫のシャッターが完全に現れた。
ところがどっこい。シャッターが開かない。
母屋側からしか開かない仕組みになっていたのだ。
今度は雪壁に登り、母屋側の入り口を攻略した(掘り進んで氷をどかす)。
母屋側の入口を攻略し、車庫に入ろうとする。 母屋側の入口から雪壁を見上げる。
そちらのシャッターを開け、車庫の中に入り、やっと車庫のシャッターを内側から開けることが出来た。
車庫シャッターが開いた瞬間。
結局、作業開始から三時間かかったが、
車庫のシャッターが開いた瞬間は「黒部の太陽」のクライマックスシーンのようでホント嬉しかった。
これで母の抜け殻をひとまず車庫に収納する見通しが立った。
そのかわり、母屋の玄関前の除雪は完全に諦めた。
自然に融けるのを待つことにしたが、たぶん四月のアタマか半ば頃か。
よって母の抜け殻を母屋に搬入するのは、もう一ヶ月以上も先になるだろう。
しかし今日はこれから先の見通しが立ったのでまずはよかった。よかった。
一時期、高さが3~4m有った道路際の雪の壁が今回は無くなっていた。
おそらくダンプでどこかの雪捨て場に運んだのだろう。
また一月中は道幅が一車線しかなかったのが、今回は道端に駐車できるくらいのスペースが有った。
実家の除雪で汗を流した後、近くにある羽後町の蕎麦屋で昼飯にした。
この町の蕎麦は冷がけ、弥助蕎麦が有名だが、今回は久しぶりに松屋に入った。
メインメニューの天ぷら蕎麦。冷がけ。天ぷらは海老とわさび菜(この地域特有の野菜)。
ここの冷がけはハラワタにしみる。
個人的にはメタボ対策でラーメンを禁じており、それ以降は最高のグルメとなっている。
商店街には菅義偉総理大臣就任祝いのポスターがまだ貼られていた。
高校先輩なので応援せざるを得ないのだが、出だしの日本学術会議での躓き、その後はコロナ対応のまずさ、
そして長男カイシャの不祥事・・・。(-_-;)形勢は悪くなる一方だ。
以上。
横手の積雪量にビックリしますね。
雪国に住んでいるので、この状態の雪を除雪する大変さは分かりますね。
カチカチに凍っている部分もあり、腕や腰が痛くなりませんでしたか?
お疲れ様でした。(^-^)
積雪は2mとは言え、トータルで8~9mくらい降ったものが圧縮されて2mになったものなので、
やはり硬かったです。つるはしを使って割っている人も居るほどです。
家内は腕が痛くなったと言ってますが、私の方は慣れているせいか何ともありません。
これから先の除雪(融雪)はお日様に任せることにします。
そうですよね。空き家になっていれば、こうなんですね。
屋根からの雪は、硬くなりますからね。想像を超える雪でびっくりしました。
従弟も横手市に住んでますが、朝3時に起きて除排雪すると話してました。
今日あたりはかなり、腰に来ていませんか?本当にお疲れ様でした。
ものすごい雪ですね!!!!
本当におつかれさまでした⤵🍀🍀
こんなにたいへんなことをなさるなら、天ぷらそば(めちゃ美味しそうです)もラーメンも、両方一度に食べてもメタボにならないのではないか??と思いますが・・💡
早く春のひざしがふりそそぎますように・・🌸✨
実家が空き家になったのは2018年秋からです。
ところが2018,2019年は二年続けて暖冬で特に2019年は一度も雪下ろししなかったほどでした。
当然ですが、実家玄関前の除雪も難儀した記憶が無いです。
横手でこういうことは滅多にないことです。
そしたら今年の大雪。しかも四八以来の豪雪。
最近は天候の振れ幅が大きいですね。
身体の方の痛みですが、不思議なことに全くありません。冬場も少しトレーニングしてますので、
それが功を奏したのかもしれません。
この天ぷら蕎麦、実は大盛りでして、それも二玉くらい入ってるくらい、凄いボリュームでした。
帰宅してから夜もいつもより多めに食べたら、正直なもので1.5キロも太りました。
(´π`;)反省して昨日からまた減量してます。
凄い雪の量ですね。今年は特別ですか。
酸ヶ湯と変わらないくらい多いですね。
これでは家に入るまで雪掻きは大変です。
ここは横手なの?
こちらとは比べ物になりません。
ほんとに豪雪ですね。
これからは春の日差しと風で融けるのも進むでしょうが大変ですね。ピエロ
今年は1973年の四八豪雪(259センチ)以来の大雪ですので特別です。
昨年一昨年は二年続けて暖冬で屋根の雪下ろしも不要だった程でした。それが今年は
あぅぅ(つдi)三回も降ろしたとか。
近年は気候の振れ幅が大きくなっております。
ピエロさんもお気をつけ下さいませ。
画像からでも、現実な雪国事情が伝わって来ます。
馴染みの蕎麦屋さんを彼方此方に持っていることから、日本蕎麦が好物ながら「春浅くまだまだ寒い時期に食べたので「ハラワタに凍みる」でしょうか」? 🤔
横手市に構える彌○○では、「五臓六腑に染み入る蕎麦」の印象です。 😅
「ハラワタに凍みる」は冷やがけ(冷麺)でスープが冷たいせいです。
羽後町の蕎麦は何故か冬でも冷やがけが主流なんですよ(温麺もやってますが、誰も注文しません)。