いつも私独りで山ばかり行ってるので、たまには家内も・・・シリーズ
の第二弾(第一弾はこちら)。
11月9日、秋田市の如斯亭に行ってみた。
ここは名前だけは以前から知っていたし、
サラリーマン時代はこの前を通勤で何千回も掠めていた。
秋田市郊外に古くからある高級料亭?程度の認識で、
私のような下々の者は一生縁がない場所だと思っていた。
最近になって家内が行ってみたいと言い出したので、
秋田市や関連のホームページであたってみたら、私が思っていたのとは全く違うタイプの史跡だった。
以下、ホームページからの抜粋引用。
「旧秋田藩主佐竹氏別邸(如斯亭)庭園は、元禄年間(1688~1704)にその起源があり、
名君として名高い9代藩主・義和によって整備され、「如斯亭(じょしてい)」と名づけられました。
後に「東北では無二の名園」とも評され、藩主の御休所にとどまらず、
多くの文人墨客の交遊の場としても活用されました。
平成19年(2007)に国の名勝に指定され、平成26年(2014)からは遺構や史料を基に修復整備工事を行い、
平成29年(2017)10月21日に往時の姿に蘇った如斯亭庭園は、秋田市の新たな名所として開園しました。」
明るい葉色の杉の生垣に沿って進むと・・・
受付の建物が有って、反対側に何やら物置のような建物が。
ここが主屋だった。
主屋の内部から庭園を望む。
主屋に家内を配して
ドウダンツツジの樹形が面白い。
こちらは上便所。
「藩主専用の便所です。
便壺はなく、出し入れが出来る箱を置いていました。用を足したあと、すぐに取り出していたようです。」
と説明が有った。
文人墨客や家来はどこで用を足したのだろう。
庭を巡ってみた。
仁源泉
季節柄、カエデが色づいていた。
何故かキノコが一個だけ。
茶室・清音亭
如斯亭主屋を茶室側から望む。
屋敷内に植わっていたケヤキの古木。
推定樹齢は550年とのことで、
逆算すると室町時代。
佐竹氏が秋田入りする前から生えていたことになる。
以上。
昔の殿様は立板の上の横棒をつかんでふんばったんでしょうかね。
面白いものを見せてもらいました。
コロナ禍以降は近県の温泉など観光地にも連れて行きにくくなり、
単独登山三昧が続いておりました。
山以外でも史跡となると近場でもまだ行ったことの無い場所がけっこうあることに、
家内から言われて気づきました。一緒に行って私も愉しかったです。