モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

山形のとある山2022、まずは登山編(4月11日)

2022年04月21日 | 山形の山

ここ数年、毎年、四月に登る「山形のとある山」だが、今年(2022年)の登山は4月11日となった。
今回は前々日からひどい花粉症だったが、薬が効いたおかげかこの日は治まっている。
この山は他の人の登山記録を見ると、春季は山名を伏せることが多い。
理由は雪割草だ。
以前、地元自治体が町おこしにこの山の雪割草を宣伝したところ、
心無い方々に盗掘され、
壊滅的な状態になったと聞く。
私もそれに習い、「とある山」とした。

この山にはいつもならば南西麓の集落から登るのだが、
今回は集落から伸びる林道に残雪が多くて車が入れなかったため、早く雪が融けた北側
の某滝から登った。

北側から見たとある山(下山後、撮影)


滝の付近から見たとある山(下山後、撮影)



渓谷沿いでキブシの花を見た。




赤い橋を渡ると本格的な登山道になる。

 



傾斜は急だが、登山道はよく整備されている。

まず目に入った花はトウゴクサイシンとカタクリ。




トウゴクサイシンは木の洞にも生えていた。

 






この斜面にはカタクリが多かった。
いつも登る南西面のルートには皆無なのに不思議だ(かわりにシュンランは皆無)。

次いでキクザキイチゲが多くなった。これも木の洞の中から咲くものも有った。




濃い青紫のキクザキイチゲ
 

                                            エンレイソウ


エンゴサクの仲間も少し。




これらの花に混じって雪割草(ミスミソウ)も咲き出していた。




この植物は花のサイズ、形、色、全てが変異に富むが、後編でまとめて報告する。

途中、急な斜面に残雪が有って、通過に難儀する。
稜線まで駆けあがると、ツバキが群生していた。

ユキバタツバキだろうか。



稜線に上がると傾斜が緩くなり、歩きやすかった。




道の脇にはオオイワウチワが現れる。




こちらはとっても小さな株だったが、それでもオオイワウチワ。




遠くに丁岳がちらりと見えた。




ほどなく山頂へ。

山頂の展望台から、マルバマンサクと鳥海山。







今日の鳥海山はこころもち霞んで見える。これはスギ花粉のせいか。

以上。

雪割草編」へ続く。




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