(本頁は「九月中旬の秋田駒ヶ岳1」の続きです。)
男岳山頂からの眺めを続ける。
東側は・・・
男岳山頂から見た阿弥陀池。左奥に岩手山。
早池峰山
馬蹄形カルデラ内・小岳とムーミン谷
男岳山頂から再び鞍部まで降下し、稜線を伝わって横岳へ向かった。
横岳から田沢湖を望む。
大焼砂上部から女岳と男岳を望む。
コマクサ群生地の有る大焼砂は花はもう終わっただろうと思い、今回は深入りしなかった。
大焼砂上部に花はやはり何も無かったが、コケモモやガンコウランなど矮性低木の実は豊富だった。
コケモモの実
ガンコウランの実
横岳の次は北側の焼森へと降下し、そこで早い昼飯とした。
焼森から男女岳(おなめだけ)を望む。
ここから望む男女岳(おなめだけ)は壮絶だ。下部の真っ赤な斜面にはいつもドキッとする。
そこは赤倉沢の源流になっている。
焼森では歩道近くでひと株だけだが、コマクサの咲き残りに出会った。
コマクサの咲き残り
今日はこの後、北隣にある笹森山に行こうと思った。
参考マップ
いつもならば湯森山経由で行くのだが、
湯森山への道は昨年通った時(こちら)、刈払いされておらず、ひどい笹薮だった。
今回はしゃくなげコース経由で八合目に一旦、下山してから笹森山をめざすことにした。
しゃくなげコース途中から笹森山を望む。奥の尖った山は乳頭山。
しゃくなげコースのイチイは実が豊作だった。
この実、甘く美味しいのだが、種子は有毒なので、味見はしていない。
八合目まで降下した後、北隣に有る笹森山(1414m)に向かう。
このお山、名前の通り、笹が多く、それに木がポツポツ生えていて、遠目にはゴマフアザラシに似ている。
小さな山だが、夏場は意外と花が豊富で、しかも秋田駒とは少し違う雰囲気の花畑になっていた。
今頃の季節はどうだろう。
八合目から行くと、まずは小さなお花畑の中を降りて赤倉沢を渡渉する。
渡渉後の道は雨で洗掘されて歩きにくいが、現在、修復中だった。
赤倉沢の渡渉箇所
洗掘箇所
洗掘箇所の次は草原の坂道を登る。
道端には花が多かった。咲き残り、あるいは咲き終わった花たち。
オオノアザミ残り花
シロバナトウウチソウ
ヤマハハコ
エゾオヤマリンドウ
コバイケイソウの実
他にはニッコウキスゲ、チングルマ、ヒナザクラ、コバギボウシ、
ヨツバシオガマ、トウゲブキ、モミジカラマツなどの枯れたものを見た。
キンコウカの草紅葉と秋田駒・男女岳
山頂近くまで登ると北側に乳頭山が形よく突き出して見える。
乳頭山の眺め。左奥は大深岳、右奥は三ツ石山。
笊森山と湯森山。鞍部から岩手山が少し。
振り返ると秋田駒ヶ岳。主に男女岳(おなめだけ)。
わざわざ山頂まで行かなくても、眺めのいい山だ。
最後に下山後、秋田側下界から見た秋田駒ヶ岳を。
前頁冒頭、岩手側から見た姿とはだいぶ違う。
田沢湖町石神付近から。ここから見る秋田駒は男岳と女岳がメインだ。
田沢湖湖畔から見た秋田駒ヶ岳と乳頭山(左奥)。
以上。
私も昨年に較べると脚力落ちました。行けるうちに行けるところに行くしかないです。
今年の東北の山の紅葉ですが、例年よりもかなり遅れており、皆さん、面食らっているようです。
私も今日、鳥海山に行って来ましたが、さっぱり紅葉してませんでした。
イチイ=オンコと記憶してます。子供の頃、母の実家で食べた記憶が有ります。
もう、自力で行けないので、いつも楽しませていただいてます(^^♪
季節がきますね。山粧う季節、秋の訪れとともに紅葉で色づく最も美しい山々を歩かれるのでしょうね・・
イチイの実は、子供の頃木に登って口の周りを真っ黒にして食べた、オンコの実ですか?