モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

2024年10月5日、大場谷地の草紅葉

2024年10月21日 | 八幡平

(本頁は「秋田駒ヶ岳はガス紅葉だった。」の続きである。)

10月5日は(ガスで景色がさっぱり見えなかったため)秋田駒ヶ岳を昼前に下山した。
その後、時間が余ったので、北側、八幡平地区にある大場谷地湿原まで行ってみた。
ここは昔、人食い熊が出たため、七年前から立入禁止だったが、
今年の春に通りかかったら何故か立ち入り出来るようになっていた
(春の様子はこちら)。

今の季節は花が終わり、優しい色合いの草紅葉に覆われていた。







湿原周囲の低木ではオオカメノキの紅葉が始まっていた。










木道の近くの低木には薄青色の実が付いていた。







サワフタギの実だった。




以前、秋に来た時も見ているが、その時はあまり多いとは感じなかった。

今回は凄く多かった。それも半端でない量なので驚いた。
この湿原の入り口付近はサワフタギの大群生地だったのだ。
この実は落下しやすいようだ。
今回はたまたま実が大量に付いている時に当たったようだ。

 


(右上)この黒い実はイヌツゲだろうか。

紅葉の始まったこの低木は何だろう。




レンゲツツジだと思いだすまで少し時間がかかってしまった
(レンゲツツジやサワフタギが開花していた時の記録はこちら)。







湿原の奥まで木道を歩いてみた。




湿原に立っている実が付いた枯れ草はコバイケイソウと

 


(右上)コバギボウシだった。

後ろを振り返ると、焼山(1366m)が聳えている。




このお山、優しそうな姿をしているが、活火山でたびたび水蒸気噴火を繰り返している。
大場谷地はこの山の火山活動で沢が堰き止められて出来た小さな湖が
湿原化したものではないかと勝手に解釈している。

更に奥に行くと、残り花が幾つか有った。

エゾリンドウかエゾオヤマリンドウ
 


(右上)エゾノリュウキンカ





クマが怖いので、大音量の笛を鳴らして歩く。

クマンバチ付きのアオモリアザミ
 

(右上)このセリ科はエゾノヨロイグサだろうか。

湿原が途切れ、森になったところで退却する。




帰り道、国道341号線沿いに玉川ダムがある。

ダケサイトから北側の山々を望む。




右奥の高い山がさっき湿原から眺めた焼山だ。




以上。


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