モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

鳥海山で見た花の海(2)ニッコウキスゲ編

2023年01月06日 | my 花の絶景

(本頁は「鳥海山で見た花の海(1)ハクサンイチゲ編」の続きです。)


今年(2022年)7月8日の鳥海山はニッコウキスゲが凄かった。




この花(標準和名はゼンテイカ)の開花はこの山では七月の上中旬がメインだが、
雪消えの遅い場所では八月にも咲いている。
花が大きく、開花にエネルギーを使うのか、年によって開花にむらがある。
3,4年に一回くらいのペースで大量に咲くようだが、
今年(2022年)はどうしたのか、

もしかしたら十年に一度有るか無いかの当たり年かもしれない。

鳥海山は彼方此方にニッコウキスゲが群生しているが、
西側、長坂道稜線の群生は規模も大きく、見ごたえが有る。
ニッコウキスゲの群生地は全国に数あれど、
ここは花だけではない。鳥海山のおまけつきだ。
個人的には素晴らしい山岳花風景だと思う。
今まで見た中では最も密度が濃く、しかもフレッシュだった。













数は少ないが、エゾヨツバシオガマやコバイケイソウも混じる。

 



長坂道稜線を更に進んで、笙ヶ岳方面を振り返る。




この場所は半月前の6月22日に来た時はこうだった。




白い花はハクサンイチゲだ。
鳥海山の面白いところは、初夏にハクサンイチゲの白い花園だった場所が
その半月後に橙黄色のニッコウキスゲに変わる点だろうか。
更に7月30日に訪ねたら、こうだった。

2022年7月30日



黄色はトウゲブキ、白いのはミヤマトウキ・・・と変わっていた。

同じ場所を前年の7月15日に訪ねた時はこうだった。

2021年7月15日



この年(2021年)はニッコウキスゲがさっぱりだった。

代わりに多いマゼンタ色の穂花はエゾヨツバシオガマだ。

エゾヨツバシオガマ
 

                                            ニッコウキスゲとエゾヨツバシオガマ


更に前年(2020年)はどうだったか。

2020年7月17日



この年はニッコウキスゲがまあまあ咲いていた。

他の場所はどうだろう。

バックは月山。



エゾヨツバシオガマの多いエリア






ニッコウキスゲの多いエリア



今年(2022年)ほどでは無いが、ニッコウキスゲもよく咲いていたことがわかった。

この花の絶景エリア、来年はどう変わるのだろう。


以上。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (flowerconnection)
2023-01-05 08:37:33
いつも美しいお写真をありがとうございます。そして、写っているものが何か書いてくださるので、うれしいです。それと、わたしのブログに訪れてくださって、励みを与えてくださってありがとうございます。では、また。
返信する
flowerconnectionさんへ。 (モウズイカ)
2023-01-05 10:49:45
コメント、リアクションありがとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
返信する
Unknown (ミルク)
2023-01-06 11:01:29
こんにちは。
本日は穏やかで良いですね。

花と言えば、鉢植えの花しかないこの時期
壮大な、花の風景に心躍ります(^^♪
キスゲも 木の実のように裏年があるのかなぁ?
返信する
ミルクさんへ。 (モウズイカ)
2023-01-06 12:04:02
コメントありがとうございます。
今日は先ほど大学病院まで行って来ましたが、今年初のての秋田旧市内へのお出かけとなりました。
ときおり日差しもあり好かったですね。
ニッコウキスゲやコバイケイソウは開花に裏表の有る植物です。
前者は三、四年に一回、後者は五、六年に一度、大量に咲く傾向か有りますので、今年は裏作になりそうですね。
それはさておき、今年もよろしくお願いします。
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