(本頁は「真昼岳はどんなお山?」の続きである。)
次いで女神山だが、
2016/02/18 大仙市北楢岡付近から真昼岳と女神山を望む。
この山は近くに寄ると、それほど見栄えのいい山ではなかった。
それどころか山麓の美郷町に行くと、
主峰の女神山(岩手女神)は秋田女神のかげに隠れて見えなくなってしまった。
2017/11/10 美郷町六郷付近から見た女神山。左奥は真昼岳。
ただし美郷町でも北部や大仙市に移動すると、岩手女神が見えて来た。
2018/03/07 大仙市大曲郊外から。
それは真昼岳のような凛々しい姿ではなく、
丸みを帯びた山容で森に包まれている。だから「女神」なのだろうか。
このお山、南側、横手市との境界付近にある黒森山(763m)や御嶽山に行く途中から眺めたら、
やはり丸い形をした森だった。
2021/05/12 黒森山と御嶽山の中間地点から。
2019/11/02 黒森山と御嶽山の中間地点から。
西側、西和賀町(旧沢内村)から見た姿もマイルドだった。
2017/05/04 西和賀町(旧沢内村)から。
2018/10/18 西和賀町(旧沢内村)から。
ところが北側、真昼岳、特に南峰から望むと、
山頂部は丸い形だが、手前の斜面はなかなか迫力のある眺めだった。
2018/06/26 真昼岳の南峰から女神山を望む。
女神山の解説を探してみた。
ウィキペディアによると、
「女神山(めがみやま)は、秋田県仙北郡美郷町と岩手県和賀郡西和賀町の境にある山である。
標高は955.4m。山頂には三等三角点「女神山」が設置されている。
女神山は秋田と岩手の県境にまたがる真昼山地の南端部に位置する山である。
東北百名山に選ばれている。
秋田県側の美郷町方面から見ると、手前に「秋田女神」(870m)が見え、
その奥に「岩手女神」として女神山が見える特徴がある山容である。
岩手側登山コース周辺には、白糸の滝など7つの滝があり楽しめる。
また、中腹に見事なブナ林が見られるブナ見平があり、
一帯は「下前風景林」に指定されている。
また、ふもとの「女神霊泉」は「いわての名水二十選」に選ばれている。
山頂は岩手県側の展望がよく、西に移動すると秋田県側の展望が良い場所がある。
いくつかの登山コースがあるが、白岩岳や和賀岳などの和賀山塊から、
風鞍や真昼岳を経由して、女神山に至る大縦走も可能である。
善知鳥コースは2003年に整備されたコースで、後ろのツル道コースは2014年に整備されたコースである。」
とあった。
女神山という山名の由来を知りたかったが、ざっと検索した限りではわからなかった。
女神山に登ってみよう。
参考マップ
私は西和賀町清水ヶ野から秋田県境方面に向かう県道17号(花巻大曲線)に入り、
途中から相沢林道を走る。この林道、なかなか素晴らしい道でセンターに草茫々で
凸凹も多いので、車高の低いクルマでの走行は厳しいかもしれない。
登山道はよく整備されているが、
登山者が少ないのに獣臭はプンプンでそれなりの準備と覚悟が必要だ。
山頂までは私のような足弱でも二時間弱程度。
山頂からは晴天ならば鳥海山も含めた展望が素晴らしいが、
今回は近場の眺めのみ。
2017/11/10 北側、兎平方面の眺め。
2018/10/18 秋田女神や仙北平野を望む。
山頂から先は県境コースを辿るが、途中のブナ林が素晴らしい。
2017/11/10 県境コースのブナ林。森の奥に見える小山は秋田女神。
2017/11/10 県境コースのブナ林。
私が初めてこの山を訪ねた時(2017年11月10日)、ブナは落葉した後だったが、小枝が光って見えた。
女神山には素晴らしい滝がある。こちらも見逃す手は無いと思う。
2017/11/10 降る滝
2017/11/10 白糸の滝
白糸滝は水量は少ないが、その流れ落ちる様は乙女の額にかかる前髪を見るようだ。
女神山の名はこの滝に女神を連想したからなのかなと勝手に思ったりしてみた。
以上。
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