モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

約30年ぶりの太平山(2016年5月8日)

2022年05月19日 | 太平山/春、夏

(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)

秋田市の太平山(1170m)はすぐ近くにあるので、いつでも登れると思い、30年近くも登ってなかったが、
久々に(2016年)5月8日、登って来た。

私の登山はお花見(花の撮影)が主体なので山頂には固執しないのだが、今回は珍しく奥岳の頂きを踏んだ。
期待していた花はさっぱりだったが、登山者は意外に多かった。
今回、辿った旭又コースに残雪はほとんど無し。山頂近くの七曲りにホンの少し残ってる程度だった。

秋田駅近くのオフィスから眺めた太平山。2016/05/09撮影。



太平山は秋田市の東によく見える。
写真中央の双耳峰の左側は中岳(952m)、右側が最高峰の奥岳(1170m)だとずっと思っていたが、
地図で見ると奥岳はずっと奥であり、ここからは見えないことがわかった。

たぶん鶴ヶ岳(1002m)ではないかと思われる。

途中を省略して、いきなり奥岳山頂から秋田市方面を俯瞰する。




この日(5月8日)は視界がイマイチで会社ビルは見えなかったが、視程が良くてもたぶん見えなかっただろう。

あまり自信はないが、山座同定を試みた。
  

奥岳山頂の太平山三吉神社鳥居
 

                                      マルバマンサク

ショウジョウバカマとカタクリ
 
                                                                                                                                 イワナシ

山頂部で目についた花はショウジョウバカマとカタクリ程度だった。
本格的な高山植物が咲くにはまだ早すぎるかもしれないが、
元々この山には地形的にも高山植物が生育できるような場所がほとんどないようだ。

花の少ない山とは知っていたが、中腹のイワウチワやヒメシャガの群生は見ごたえがありそう。
今回の登山ではとりわけイワウチワに期待していた。しかし・・・

オオイワウチワ


オオイワウチワの咲き残り
 

                                                                                                                               ヒメシャガ

イワウチワの花は既に終わっていた。今年は雪が異常に少なかったので、早く咲いてしまったのだろう。

かなり上の方に咲き残りが僅かに有った程度。
ヒメシャガは今、生育の真っ最中でもう半月くらいしたら咲くだろうか。

キクザキイチゲもどこにでもある花だが、ここでは変な花を見つけた。

キクザキイチゲの青みの強い個体。これは何も変じゃない。
   

右上は明らかにピンクと思われる株だったが、残念ながら開花前。
 

キクザキニリンソウ(?)2タイプ  

 

たまたま二輪ついただけなので、「キクザキニリンソウ」として学会に報告するまでもなかろう。
個々の花の大きさは他のキクザキイチゲ(一輪タイプ)のちょうど半分くらいだった。

ブナの木は御手洗より上は芽吹き前だったが、その下の方は綺麗な新緑になっていた。




 





ブナの森に咲く木の花をいくつか。

ムラサキヤシオ


オオカメノキ



タムシバかと思ったが、コブシではないかとの指摘もあった。
   

                                        ヒメアオキ

オオバクロモジ



おまけ

キバナイカリソウ
 

                                         シダの一種
 

今回はキクザキイチゲ以外、花は少なかったが、
次(5月28日)の太平山は少し花が多かった。 ⇒ こちら



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