(本頁は「・・・焼石岳3(鳥海山を見るまで)」の続きである。)
姥石平に戻ったら、12時近くなっていたのでここで今日の昼飯。
その後は東焼石岳まで往復し、下山することにした。
歩き出してすぐの花園。
天国ではこのような花が咲いてるのだろうか。
しばし花の集団美を堪能する。
姥石平から東焼石岳にかけてはハクサンイチゲが多い。
次に目立つのはミヤマシオガマ。
この花、東北では早池峰、羽後朝日、焼石、舟形山、月山と分布が限られる。
花色は鮮やかなマゼンタだが、
焼石では白花やツートンカラーも見られる。
ユキワリコザクラが少ないながらも見られた。
(右上)ユキワリコザクラ、ミヤマシオガマ、ミヤマキンバイの混生。
東焼石岳の山頂が近づくと、ミヤマキンバイが多くなるように感じる。
イワカガミとミヤマキンバイ
(右上)キバナノコマノツメ
チングルマも少し有った。
ムシトリスミレも咲き出していた。
東焼石岳山頂から南側、横岳方面を望む。
山頂から東へ少し下がると六沢(むざ)山や経塚山が見えたが、
今日はここで引き返すことにした。
北を望むと、遠く秋田駒ヶ岳から岩手山が並んでいた。
南本内岳。
西を望むと、西焼石岳の右に遠く鳥海山。
相変わらずアタマしか見えない。
こちらは神室連峰と微かに月山。
ハクサンイチゲのお花畑。バックは横岳。
中沼登山口に下りたら16時半だった。
今朝は6時半にスタートしたから、ちょうど12時間も歩き回ったことになる。
脚力の低下を痛感した。写真も撮り過ぎだ(今年初の900枚突破)。
これから秋田市に戻ったら、高速を使っても19時か。
帰りに県境手前から焼石岳(左端)と横岳が見えた。
今日は素晴らしい景色と花をありがとう。
体力的にはしんどかったが、今年で一番の花紀行となった。
以上。
なんか「わぁ~い!!」って言って飛び込みたくなってしまう…(いや、いや私の体重で花が押しつぶされてしまうのでそれはいけません!(-_-;))
12時間の歩きと900枚の写真も頷けますね!(*´艸`)
お疲れ様でした~。そして素敵な光景を見せて
いただきありがとうございます♪
東北の山への憧れは益々膨らむばかりです。。。
今年は暖冬で季節の推移が約1,2週間も早いのですが、焼石岳の山頂近く、姥石平のお花畑は早かったですね。
東北(秋田の横手)生まれでそこに住んでいた私にとっては
高山のお花畑と言ったら、日本アルプス(白馬岳や白根北岳など)や大雪山などが憧れでしたが、
30年前、自らの生まれ故郷のすぐ近く(焼石岳)にそれがあると分かり驚きました。
東北には秋田駒ヶ岳や早池峰山、月山など花が豊富な山が他にも多数ありますが、
花の種類や咲く時期が皆少しずつ違います。
焼石岳と南蔵王の不忘山は他の山に先駆けて花園になります(そのかわり、7月は花が少なくなる)。
機会がありましたら是非お訪ねくださいませ。