(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)
フクジュソウの咲く三月は、男鹿に何度も来ているが、
四月以降になると、何故か間遠になってしまう。
これは他の山に行くのが忙しくなるせいだろうか。
それでは(`◇´)いかん!と思い、今回、4月18日に訪ねてみた。
鵜ノ崎海岸から毛無山を仰ぐ。
五社堂に上がる前、長楽寺・宝物殿の前庭でヒメニラに遭遇。
この辺りは不思議と植物が豊富な場所だ。
ヒメニラ
ミミナグサ?
宝物殿の裏、山林の下には白い花がいっぱい咲いていた。
ミミナグサだろうか。隣にはニリンソウの群生地がある。
ニリンソウ
五社堂への参道を登る。
五社堂の前の広場にはカタクリがびっしりと咲いていた。
五社堂前広場のカタクリ群生。開花はピークを過ぎていた。
宮司さんから、
「昔(30年くらい前)、カタクリは参道の下の方にしか生えてなかった。
このように上まで広がったのは、割と最近のことだ。」と聞く。
五社堂を過ぎると、新鮮なカタクリが現れた。
カタクリは五社堂を過ぎても、登山道沿いに咲き続けていたが、
それ以上にスミレ類が多くなって行く。
カタクリ
ナガハシスミレと一緒
ナガハシスミレ
長い距を鼻に見立てて、「テングスミレ」の別名もあるが、「ゴーンスミレ」と呼ぶ方も居た。
タチツボスミレ
スミレ類はいずれも似たり寄ったりで、その場で識別は難しかったが、
少なくとも三種類以上は有るなと思った。
ちょっとピンクがかった薄紫のスミレを見つけた。
詳しい方から、ミヤマスミレではないかとのこと。
ミヤマスミレ?
スミレサイシン
このキクザキイチゲは弁数(厳密には萼)が多い。
フデリンドウ
次に訪ねたのは約半月後、令和元年5月4日だった。
(´π`;)ワタシには珍しく(平成最終日から)三日間ほど風邪で臥せっていたが、
この日は大丈夫だろうと早朝より五社堂に向かう。
五社堂の裏の斜面は、シラネアオイの季節に突入、いや、もうピークを過ぎつつあった。
シラネアオイ
シラネアオイ
ヤマシャクヤク(蕾)
藪こぎしてたら、二年続けて、ヤマシャクヤクに遭遇。残念ながら今年も蕾だった。
今、盛りだったのは、キバナイカリソウ。
キバナイカリソウ (メギ科)
メギ科繋がりで・・・
ルイヨウボタン(メギ科)
ホソバノアマナ
ホソバノアマナは地味なユリ科で、昨年4月28日にこの山で初めて見つけているが、
今年も藪こぎの最中に出会った。しかも帰り際、
カタクリがビッシリ生えてた五社堂前広場にも当たり前のように生えていたのには驚いた。
秋田県では珍しい花のひとつ。
もうひとつ有った。
コキンバイは男鹿にある筈なのにまだ見てなかったのだが、今回、初めて会えた。
コキンバイ
藪こぎをしていたら、急に足が鉛のように重たくなり、立ち往生してしまった。
まだ風邪は直ってなかった。
今日の男鹿毛無山は ↓ の木のあたりで終点とした。
ニシキゴロモ
ラストは今日出会ったシソ科の花たち。
オドリコソウ
ラショウモンカズラ
モウズイカの裏庭(トップ)へ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます