音楽テクニカルライター布施雄一郎のポジティブなネガティブ語録/独り言編
19時に、めぐろパーシモンホールへ。
高木正勝さんのコンサート
『Tai Rei Tei Rio』
を観に行ってきました。
客電が落ちた暗黒のホールの中で、
ステージの巨大なスクリーンに無音の映像が流れ始めてから、
ピアノの最後の1音が消え、高木さんの『ありがとうございました』という
最初の声が聴こえるまでのおよそ70分間。
身動きひとつ許されぬような緊迫感と、
あまりのも壮大で圧倒的な映像と音楽の世界に飲み込まれました。
Roland Music Naviのインタビュー時に
高木さんが語っていた
1曲1曲の縛りはあまり考えていなくて、
2時間なら2時間というコンサート全体の中で、
何を見せたいかという雰囲気は掴めています。
といった言葉が、脳裏をよぎりました。
コンサートそのもについては、音楽ライターの柴那典さんが
見事なレポを書かれていますので、そちらをご覧ください。
★『浸水ノート/柴那典』
*****
Roland Music Naviの取材は7月末に行ったのですが、
その時点で、コンサートに向けての制作はこれから、とおっしゃってました。
この2ヶ月で、ここまで完成度の高い作品をクリエイトした
ということだけでも、もの凄い集中力だと思います。
個人的には、この日のステージでパーカッションを演奏していた
佐藤直子さんのプレイにも釘付けになりました。
佐藤さんは、友達のギタリスト八田裕之さん率いる
Quiet Villageにも参加しているので、これまでも何度もプレイを
拝見したことがあるのですが、その存在感に圧倒されました。
この日のコンサートの総合的な演出が高木さんご自身であるとすると、
演奏面でのキーパーソンが佐藤さんだったのではないでしょうか。
終演後、高木さんにはご挨拶できたのですが、
佐藤さんにはお会いできなかったため、
八田さんに携帯メールで感動を伝えたところ
八『え、俺も行ってたよ』
との返事が( ̄◇ ̄;)えぇ~っ!
冷静に考えれば、そりゃそうだ。
じゃ、次は11月のpupaのときに( ̄w ̄)ぷぷぷ

ようやく、美容室に行って、バッサリ髪を切りました。
青山から見る渋谷方面の夕焼けがきれいだったので、
どうにか写メできないかと試行錯誤していたら、
目の前を金八先生が通り過ぎていきました。

猛烈に時間がなく、
23時30分就寝、2時起床。
14時に、今日も青山一丁目へ。
あれ、ここに来たのって、昨日だっけ?
そうは思えないほど時間感覚がぐちゃぐちゃ。
ということで、まさに昨日、
Season's Greetingsシリーズ第二弾となる作品
『Season's greetingsⅡ~夕凪~』
をリリースされたばかりの大澤誉志幸さんの取材。
この作品の曲作り、レコーディングの様子はもちろんのこと、
これまでのキャリアの中でも曲作りの手法の変遷、
そして、大澤さんの作曲/レコーディングでのこだわりについて
じっくりとお話を伺ってきました。
『なんとなく』『イメージで』と、感覚的な言葉で
自分の音楽を説明するアーティストが多い中で、
大澤さんの音楽作りは非常にロジカル。
明確な理由を持って、
なぜこのようなメロディーが生まれてきたのか、
なぜこのようなサウンドになったのかを、
実に分かりやすく語ってくれました。
コンポーザーを目指す人にとっても、
ボーカリストを目指す人にとっても、
エンジニアを目指す人にとっても、
間違いなくためになるであろう、
貴重な話しを聞かせていただきました。
この記事は、11/9発売のサウンドデザイナー誌に掲載予定です。
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