ようさんの山物語(ブログ版)

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常念小屋診療所ボランティア&常念小屋90周年

2009年08月18日 | 山岳医療
2009年8月17日(月)~18日(火)

天候:快晴

毎年、この時期に信州大学医学部山岳部が開設する常念診療所へ
今年もお世話になった。
今回は、Dr×1と学生×4のメンバーであった。
学生2名は17日に登山口で待ち合わせて一緒に登った。
体力ないのでと言っていたが、3時間ちょっとで登られたので
まずまずである。
また、これでもかの快晴!森の中をさわやかに吹き抜ける風も心地よかった。


常念乗越から槍方面と小屋

ご覧の通りである。
診療所と小屋に挨拶し、のんびりしているとお昼時間になってきた。
さて、食堂へと思いきや!?
親方(小屋の親分)が呼んでまーすと、バイトの人が呼びに来た。
イヤな予感・・・
受付に行ってみると、下山中に足を骨折したという人から電話が入っていた。
小屋の若者T君が出動準備をしている。
概要をざっと聞き、診療所へ資材を取りに行く。
今日一緒に登った学生も行くというので、一緒に準備してもらう。
私とT君は、20分くらいで現場到着。胸突き八丁の150m下。
大岩の上で腰掛けていた。
左足を見ると、明らかな変形が見られ骨折間違いなしであった。
T君は、遭対無線と携帯でヘリの調整などをしてもらっている。
シーネで固定していると学生2名着。処置を手伝ってもらう。
あまり痛がっておられなかったので、薬は出さず。
当初、県警ヘリがすぐに飛んでくる予定が、なかなか来ず。
どうも調子悪いらしい・・・
替わりに、県防災ヘリが来るとのこと。
20分くらいで到着。
私と学生は、上下の登山道を封鎖。


ホイストでピックアップ

一息入れて、小屋へ戻る。15時を回っていた。
その後、診療所には2名ほど患者さんが来るもDrが対応。

そして、この17日は、1919年の同日に小屋の開所パーティーをやった
記念日だ。
夕食後に、振舞酒が出され、親方の昔話に花が咲いた。


親方語る(山田恒男氏)

私もいただきすぎて、いつものようにパタンキュー・・・
翌朝は、日の出寸前で目が覚め、ご来光を拝みに行く。


常念乗越からのご来光

四阿山の少し右から出た。
今日も快晴である。そして、昼から仕事のため下山しなければ・・・
気持ちは重たいが、朝食をいただき1時間20分の今までの最短タイムで
下山した。最近はやり?のトレールランのように。
いつも定番のお風呂が定休で、何年か振りにしゃくなげ荘へ行き帰路につく。

11月に小屋閉めの後に下界でもパーティーとのことであった。
祝!90周年!!



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