ようさんの山物語(ブログ版)

山遊び人ようさんの山行記録

水浴び、水浴び、たまに歩き、そして雪風呂

谷川・赤谷川源頭~万太郎山~毛渡沢

2013年04月07日 | BCスキー
2013年4月5日(金)

天候:ピーカン

この日は、以前から行きたかった赤谷川源頭へ。
ハイグレでも紹介されているコースだ。
ここ調べていたら、先日平標山でお会いした方のブログに行き当たった。
先月行かれていたようだ。毛渡沢が核心とのアドバイスいただく。
今回、雪解けが心配であった。予想とおりで苦労したが。。。

大体の方は、土合に車停めて下山後電車で戻るという感じであるが、
私の場合、電車の時間を気にしなくて良い土樽に車停めて、朝一の
電車で行くという手段をとる。
この辺、何回か沢登りで来ているが、全然記憶なし。
昨日早く下りたので偵察しておいて良かった。
まずは車で土樽駅に荷物をデポ。毛渡橋の脇に車停め徒歩で行く。


茂倉岳が向こうに

高速の下へ行く階段はすっかり雪で埋まっていた。


階段

これ上がって駅へ。
6時28分の始発に乗る。


土樽駅


朝一の電車

10分ほどで土合着。
スキー担いでトボトボロープウェイ駅へ。
途中、地元の釣り暦40年のおじいさんとお話しする。
こんなに早い雪解けは今までなかったようだ。
湯檜曽川は雪代多くまだ釣り早いのではと思ったが、昨日も何人か入っていた。



20分ほどでロープウェイ駅。8時まで時間あったので待合で待つ。
昨日より登山者など少ないようだ。


今日の天神平

ピーカンだ。風も無く穏やか。
今日はシールで上がる。すでにシール貼り付けて準備万端であったので一番スタート。
熊穴沢の頭は、スキー担いでクライムダウン。
避難小屋までは昨日と時間変わらず。
その後はスキー脱ぐこともなく、一番で肩の小屋着。
昨日より30分早い。山頂は昨日行ったので割愛。
ここでアイゼンに切り替え。少し休んでからとっとと出発。


オジカ沢の頭方面

夏道もところどころ出ており歩きにくい。


万太郎谷(賞味期限切れ)

途中、北側(万太郎谷側)で氷化したシュカブラの壁を登る。
雪つきよければ、稜線上行けるのだろうが、オジカ沢側の雪庇も落ちそうで夏道行く。
アルパインクライミングやっていて良かったと思うのであった。
軽量バイル打ち込みアイゼン効かせて上がる。
その後の難所は、オジカ沢の頭の手前の岩場だ。


オジカ沢の頭手前の岩

雪があれば、オジカ沢側から簡単に行けそうであるが、今回はそうも行かなかった。
夏道は稜線上行っていそうであった。途中に長い鎖も見えた。
オジカ沢側の雪割れしているところを慎重に行く。


オジカ沢の頭

予定より30分遅れで到着。
山頂付近はすっかり笹が出ており、避難小屋まで下る。


オジカ沢の頭避難小屋

3人寝れば一杯位のかわいい避難小屋である。
その先も笹出ており、俎ぐら方面へもう少し下りる。


川棚の頭方面

雪の出てきたところでスキーを履き、いよいよドロップ。


万太郎山と赤谷川源流部

適度な斜面と雪質で滑りやすく、あっという間にボトムへ。


1761コルと源頭斜面

あとは左岸沿いにダラダラと下る。



途中何箇所か少し上り返す。しかも暑い。
予定より20分遅れくらいで、沢の屈曲部に到着。
メインの尾根の左の沢状を登るようであるが、気温も高いのでその左の支尾根に上がる。


オジカ沢の頭と赤谷川源頭

これが意外と時間かかる。結果沢状来れば30分くらいは短縮できたのだが。。。
尾根は、ほとんど笹が出ており藪漕ぎとなるが、笹が低いのと根雪がまだ下に残っていたので
蹴りこみをすれば上がれた。
まあ沢ヤにしてみればたいしたことのない?藪漕ぎであるが。。。


メインの尾根

上部で雪のついた左斜面上がる。やはりこちらの方が早い。
ここで1時間以上時間ロスした。山は何があるかわからんね~
谷川方面見ると雲もかかり始めた。少しあせる。


谷川方面

やっとのことで山頂少し下に出た。もう17時前だ。


万太郎山山頂

ツボで山頂だけ行ってあとはドロップ準備。
仙ノ倉山などもすでに雲の中だ。かろうじてここはまだ大丈夫そうだが、
風も強くなってきた。


万太郎山西斜面

斜面上部はもう藪っぽくなってきており、若干の藪スキーで東俣ノ頭方向へトラバース。
あとは一気にドロップする。
台状めざし一気に滑降。太腿パンパンである。
このあとは、快適ブナの疎林を行く。


ブナの疎林

この頃太陽が雲に隠れる。毛渡沢へ下りるところが少し急であるが、
雪のついているところをドロップし、右岸沿いを行く。
上部はスノーブリッジついていたが、中間部からはスノブリなかった。
杉の台地が途中から見えたが、その際で行き詰まる。
ここは渡渉するのも大変なので雪壁を杉の台地へあがる。
また右岸を行くが、バッキガ平の手前で右から尾根がきており
左岸へ渡るしかない。事前に渡れそうな所見ながら来たので、
そこまで少し戻って、いよいよ徒渉だ。
雪代で増水していたが、唯一渡れそうな所で腰まで浸かり、
対岸の木につかまって上がる。
沢ヤやっていてよかったと思う場面である。
あとは、地図上にない林道を下りていくと群大ヒュッテ手前の橋に出た。
以前はつり橋だったようであるが、林道のお陰で立派な橋が架かっていた。
ここで暗くなり、ヘッデンつけて林道を下る。
車の所まで15分手前までスキーで下りて来られた。
ショボショボと歩いていくと関越道の明かりが見え、自分の車が見えたときにはホッとした。
久々にヘッデン山行となった。
濡れた下半身を速攻変え、岩の湯へ向かい温まってからゆっくりと帰路に着いた。

今シーズンは、3月くらいまでが賞味期限か。
もっと雪つきよければ、いろいろと簡単に行ける所も意外と時間かかった。
しかし、沢、アルパインなどやっていたお陰で無事下りて来られたと思っている。
今思うといろんな要素があって楽しかったは楽しかった。
次回来るとすればもっと雪のある時に来たいと思う。




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