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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

柴崎岳、テネリフェで本領発揮か

2017-06-19 10:20:09 | 日記
 人間「住めば都」という格言があるように、移住先でもなんとかやっていけるものかもしれません。

 移籍当初、テネリフェという土地と相性の悪さが指摘されていた柴崎が、ここにきて指揮官から多くの賞賛を集めています。

 テネリフェの布陣、柴崎の役割が僕にはわかりかねるのですが、きっと充実した日々に変化しているはずです。

 この心境の変化には、彼の希望が役割を果たしていると思います。

 青森山田高校から国内屈指の強豪、鹿島アントラーズへ入団し、ナビスコカップの優勝やレアル・マドリーとの一戦など、柴崎からすれば学ぶべき事柄は多かった、しかしその根っこにはいつも

 「海外でプレイし、更に高みを目指す」

 という気持ちがあったのでしょう。

 「念願かなってスペインに来れたんだ」
 「適応に時間がかかっている、それが何だ」
 「アントラーズの同僚たちも、快く送り出してくれたのだから、テネリフェでもやらなくては」

 はなど、葛藤はあったでしょう、しかし不安をやる気が打ち消した。

 そんな気がします。

 以前、柴崎の存在に言及したコラムの中で、4-4-2よりも4-3-3のインテリオールが適役という話があったと記憶しています。

 日本代表は現在、4-3-3を基本布陣にしながらも、4-2-3-1を併用する形にしていますが、前者では柴崎、フェーレンフェーンの小林、ザルツブルクの南野など、使える選手の幅が増える気がします。

 案外柴崎の再招集は早まるかもしれません。
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パルマ、わずか2年でセリエBへ

2017-06-19 01:14:40 | 日記
 破産し、アマチュアリーグに降格したパルマがセリエBで来季を戦います。

 1990年代にイタリアサッカー全般が日本でも大特集され、カズのジェノア移籍、ロベルト・バッジョの突出した人気、ミランの強さとユヴェントスの復活劇など、話題に事欠かない時期だったと言えます。

 パルマは地方クラブでありながら

 1・コロンビア代表アスプリージャの一撃で、当時ミランが誇っていた連勝記録を58で止める
 2・指揮官ネビオ・スカラの下で、スクデット以外の主要タイトルをほぼ獲得
 3・守備と攻撃のいずれでも、各国代表が在籍

 という、成績と知名度が伴う存在でした。

 今、フロントでエルナン・クレスポが働いているのも、祖国アルゼンチンから移籍した最初のクラブがパルマであり、恐らくインテルとミランよりも記憶に残ることが多かったのでしょう。

 2001-02シーズンのコパ・イタリア以降、パルマはトロフィーを得ていませんし、財政基盤も崩れ、結果的にアマチュアへの降格となりました。

 わずか2年でセリエBに返り咲くことは、それだけですごい事ですが、フロントがそれだけの熱意をもっていたわけです。

 「パルマは穏やかな都市だからね」
 「気晴らしが多い場所ではないな」

 と選手の評判からもわかるように、美食であることは確かながら、気分転換や買い物、という点では物足りない面があるようです。

 でも、ファンもクラブがアマチュアで戦うことは、やはり気になったのですね。

 同じく破産したフィオレンティーナも現在はAでプレイしているように、パルマにも道は開けています。

 ただ、BからAへの昇格は一筋縄でいかないことは確かで、ここからが踏ん張りどころです。
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ドルトムントの今夏来日に感じること

2017-06-19 00:55:58 | 日記
 2年前の川崎フロンターレとの一戦に続き、ドルトムントが今夏、浦和レッズと対戦します。

 欧州の有力クラブが北米とアジアをツアーすることはレアル・マドリードが先鞭を付け、その際には

 「集金ツアー」

 と揶揄する声もあったものです。

 以後、マンチェスター・ユナイテッドやチェルシーも同様のツアーを試みるようになり、実際来日を果たすクラブも多くなりました。

 欧州の一流どころが「アジア」をどう考えるかはわかりませんが、集金以外にも効果はあるように見えます。

 例えばレッズと戦う場合、あれだけの赤い集団が威圧的に振る舞えば、さすがにドルトムントの選手たちも考えることは多いと思います。

 同時に日本でもこれだけのコレオグラフィが掲げられ、ファンの熱狂度が高いことがわかれば

 「なるほど、ポドルスキが日本行きを選択した理由がわかるな」
 「案外、日本という選択肢もあるかもしれない」

 と考える選手はいそうな気もします。

 一昔前はプレシーズンのツアーでは、相手クラブの有名選手を見たい、というファンの欲求で成り立っていましたし、過去、トヨタカップも海外サッカーに触れたい熱心なファンで、運営は成立していたものです。

 しかし、近年は
 
 「愛するクラブが本場とどれほど戦えるのか」

 というように、選手の顔ぶれよりも試合内容により重点を置くようになっています。

 逆に言えば選手のネームバリューよりも、試合そのものに価値を見出すファンが多くなった証拠ではないでしょうか。
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