昨日、ベトナムの「日本語学科」を卒業し、日本に働きに行く人の「送別会」をやった。
彼女は日本の栃木県にある「お弁当製造」の会社へ、「ベトナム研修生」の通訳として3年間 日本で働くそうだ。
(きっと、ワーカーと一緒にお弁当も作ります。と笑顔で話していた)
彼女の出身校は、ベトナムでもトップレベルの大学の「日本語学科」 、たくさん疑問が生じた。???
・なぜ中小企業の通訳として働くのか?
・その会社は、ベトナムに会社がないので、3年たって帰ったら失業してしまうのに?
・そもそも、その会社で働く「ベトナム人労働者」も「研修生」ではないだろう?
・帰国は1年に1回のみ。
★彼女の答えは明確だった。
・日本の大きな会社に就職はできるかもしれない。でも日本に行くには時間がかかる。
・日本語がもっとうまくなりたい。(さみしいことは分かっている、でも「日本が好きで、」行ってみたい、。)
・収入も、ベトナムで働くよりも多い。(家に仕送りもできるし、貯金もできる)
・帰ってきてからのことは、その時考える。(うまくなった日本語を活用して就職します。)
*日本はこんな人たちの「夢」を壊さないような国なんだろうか?
*帰ってきても「日本が好き」と言われるような国であってほしい。
そう思った。
>現在、このような人材を斡旋し、日本へ派遣する会社がハノイだけでも150社あるそうだ?
彼女のように、望まれて行く人はまだ幸せだ、お金が必要ない。
しかし、ワーカーとして望んでいく人は、当初莫大(ベトナム人にとっては)な借金をして、日本に行く。
現地で働きながら返済するのだ。
又、このシステムを利用し「留学」する人も多い。しかし悪質な派遣業者もあり、「学生のアルバイトの制限」を
伝えない業者もある。結局経済的に成り立たず、学校をやめ、3K職場で働かざるを得ない。
そして、ビザが切れ「不法滞在」「犯罪」と落ちていく人も多い。
労働力を安価な外国人に頼らざるを得ない中小企業も責められない、そこに行くベトナム人も責められない。
双方の国にとってメリットのある「しくみ」を早く見つけないと。