弊社の平均年齢は若いおそらく25歳程度か?
従って給与もそんなには高くない。親元から通う人は「お弁当を持ってくる」
経済的理由からたとえ故郷から出てきて就職してる社員も節約のため「お弁当」である。
ベトナムで気づいたのは「日本のように【キャラ弁】や見た目の美しさなど全く意識していない」点である。
ある意味少しショックだった。私も息子の高校3年間ずっと弁当を作ってきた。
3年終わったとき「息子から【ありがとう】とネクタイをもらった」3年間の苦労は吹っ飛んだ。
しかし、年齢が行き、酒を飲みながら「正直自分の弁当はどうだったのか?」聞いてみたことがあった
・3日ローテーション
・揚げ物ばっかり
・季節感なし(他の家庭は夏はそうめんなどの食べやすいものをもってきてたらしい)
仕方がない。私も「ちょうど働き盛りの中、朝早く起きて3年間作り続けた」それだけで
精一杯だった。息子も理解していてくれていたと思う。
そんなことを考えながら社内の弁当をのぞいた。
・ごはん(これは必須)みんな実家は農家が多い、米だけは豊富にある。(田舎から届けてくれる)
ある日のおかず
・ゆで卵2個と野菜スープ(青菜をゆでた汁と青菜)
・もやし炒めと野菜スープ
・そぼろ
こんな具合である。野菜は必ずあるが、肉や魚はあっても少量である。日本のように3-5品のおかず
などは「皆無」である。それでも「引け目を感じることなく、堂々と食べるのである」
私が小学校の時、おかずが少なくて恥ずかしい気の弱い友達は弁当箱の蓋を立てて隠して食べていた。
ベトナムではこんなことは全く無いのである。
未だに個人GDP$3000以下の国である。みんな我慢して我慢して生きている。
特に田舎から出てきた社員は「打たれ強い」
長い間「支配され続けたベトナム」は我慢強いし、貧しさなどで人を馬鹿にするようなことは
日本などど比べ非常に少ないと思う。いじめも同様である。
最近の貧富の差がこのような「いかがわしい態度を助長しない事を祈る」
当社は食堂もない。みんなオフィスで準備したテーブルでみんなで食事をとる。人数が増え
足りない人は自分の席で食べている。
私もこのテーブルで食事をしている。おかずを取られたり、おかずをもらったり、楽しいひと時である。
日本ではこんなことはなかった。一応私は「CEO」である。
これもまた、楽しいものである。