今日から三日間の予定で議員報告(2022年度版)を住民の皆様にお届けしようと思います。
不躾ながらA4判2ページの用紙を郵便受けに投函します。更に、主に徒歩で配る為、本村のみになります。範囲外の方の為にブログでも紹介させて頂きますので、宜しければご一読ください。
尚、襟を正して申し加えるなら、選挙を目的にしたものではなく、良い村作りの一助になればという思いで書いたメッセージです。
個人的な報告になりますが、思いが正しく伝わることを祈りつつ投函させて頂きます。
2022年度議員報告 赤井川村議会議員 連 茂
思わぬ結果で赤井川村議会議員になり三年が過ぎようとしています。「当選した際は議員報告を行う」という事だけを選挙公約にブログ選挙を戦い見事に落選。公約を実行する必要があるのか悩みましたが、票を入れて頂いた44人の思いに応える為、任期最終年にあたり、通信を届けさせて頂きました。長くなるので御興味のある部分だけでもお読み頂ければ幸いです。――――「プーチンは何と戦っているのでしょうか・・・?」
戦争には大義が必要です。今、ウクライナで戦っているロシアの軍人たちはいったい何と戦っているのでしょうか…?あまりに平和に慣れ過ぎた日本ですが、少し時間を遡り、忠君愛国や領土保持(拡大)などを大義とした戦争を想像するなら、ウクライナの次は日本かも知れません。また、民族間の争いならロシアは遠い隣国だと言っても良いでしょう。
『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』と云う言葉がありますが、今こそ経験で判断するのではなく、冷静に過去の愚かな戦争の歴史を顧みて軍の進撃を止めるべきだし、現地軍人達もプーチンへの忠義は捨て、賢明な撤退を心から願います。
話しは変わって議会の事。
書類の電子化、ITを使った最適化、イノベーション戦略、今を刷新する要望を村や議会に次々と求め(可愛いらしく)戦ってきたつもりです。ジェネレーションギャップや保守、更には新しいものを受け入れようとしない地方政治にフラストレーションを感じ、せめて議員の視察研修ぐらい「未来の赤井川村を考えようよ!」と道内で唯一スマートシティ事業へ応募した更別村と、議会改革を積極的に進める芽室町の視察を希望したのですが、見事に後ろ足で蹴飛ばされ、行先は国立民族博物館『ウポポイ』。コロナの影響もあったので仕方ないと言えばそうなのですが、思い通りに行かないことでイジイジする事が多い三年間でした。(あとに続く)
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●一般質問:本年度は三回。詳しい内容は、私のHP(スマホ利用の方の為にQRコードをご利用ください)をご覧下さい。
2021年09月定例会 ・カルデラ祭り中止に伴う影響について
・SNSを利用した村の魅力を紹介する情報発信について
・中学生の海外研修について
・村長のオフィシャルとしての情報発信について
2021年12月定例会 ※ 指導に関わっていたクロスカントリースキー少年団への思いを述べ、他のスポーツサークル
との連携や、今後のあり方など、教育長の考え方をお伺いさせて頂きました。
2022年3月定例会 ・地域おこし協力隊について
・新規就農者について
・移住者の抱える住宅問題について
●公共交通:村バス運行経路(余市協会病院延伸)について
地域公共交通特別委員会において「余市協会病院は、この地域のハブ的な役割を担う病院だから、実証運行の利用が少なかっただけの結果で延伸を取り止める判断は間違っている!」と発言しました(実際にはもっと長い)。しかし、ほんの一部の議員の主張で『余市黒川12丁目案』を受け入れた村の判断にはいささか残念な結果でした。
議員の中には協会病院まで延伸すべきという考えを持った人も何人か居たので、多数決を取る方法も考えられたのですが、日程が迫っていること、議員間に遺恨を残さない、という理由で村の判断に従わざる得なかったことをお伝えします。
ただ、今後も住民の声を受け、路線変更や延伸など柔軟に対応するという発言を副村長から貰いましたので、今後、改善する声を調査し、村にはより良い『村バス』の運行を要望していきたいと思います。
●コロナ対策費
コロナ交付金の使い道についても自身のホームページに記載しましたが、手厳しい言い方をすれば「策なし」ってところでしょうか?村を元気にする財源の活用を期待したのですが、感染予防の支援金や原油価格高騰対策支援金に多くを使い、魅力的な施策は少なかったように感じます。本年度も対策費があるので、有効な活用を提案していきたいと考えています。
●イノベーション戦略
ふるさと納税の躍進(昨年の寄付額は約4億円)や、ガバメントクラウドファンディングの達成(目標設定額500万円)、企業版ふるさと納税による救急車両の寄付など、これらは担当者の取り組む姿勢によって大きな差が生まれることで、評価に値する結果です。
また、地域おこし協力隊に付いても、旨(うま)みのある事業なので(昨年は2名採用、新たに今年1名の募集予定)3月の定例会で村長のお考えを伺わせて頂きました。
要望していた教員住宅の再利用や、利用の少ない山村活性化支援センター、小中統合及び、都小学校の再利用など、村の資源を有効的に利用しワクワクするような村作りを推進していく為にも、スピード感を持ってイノベーション戦略に取り組んで貰いたいと、今後も要望していきます。
●防犯カメラ
小中学生を持つ父母の皆様から防犯カメラの設置への期待の声を頂いています。犯罪も都市から地方へ移る傾向があるようで、これはまさに防犯カメラの抑止力に間違いないところです。以前「監視社会へ近づく」という後ろ向きな村長の回答がありましたが、犯罪は起こってからでは取り返しが効きません。任期中は強く要望していこうと考えています。
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(上からのつづき)
脱炭素や気候変動、コロナやウクライナの問題など、地方で政治的な議論をしても仕方がない。でも、村の議員である限り、問題解決によっておこる変化に対応する能力を養うことは必要ではないでしょうか。そういう意味で地方政治の活性化は絶対必要です。議員在職中のフラストレーションの原因は議会の活性の悪さです。
高年齢化や女性議員の割合にも象徴される通り、日本の地方政治は、性質は保守で、更に既得権益を持ったものが変化を拒み、色んな事が先進的に活性化する事が難しい。
赤井川村議会の場合、行政を監視するという機能に関しては正しく働いているように感じています。ただ、岩井議長の能力が突出し、積み上げてきた豊富な経験と、他者を圧倒する程の言葉に力があります(批判・皮肉の類いのものではありません)。議員や理事者(つまり村の幹部)の大半は議長にリスペクトし、議長の発言に叱責を感じている人もいるはずです。個人的には議長の職務を超えた采配に「困ったなぁ~」と頭を抱えることもあり、結果だけを見るとこのままでも良いような気分にもなったり、それを見過ごすことが停滞や後退につながる気分にもなったりするのです。では一体どうすればいいか。
一番は、『来年行われる村の選挙に多くの人が参加する事でしょう』
できることなら若者の立候補者を期待したい。――――「つまり、大胆な入れ替えですな」
選挙にはリスキーな面もあります。ただ、村を未来に導くという観点では、女性や若者を虐げ、男性中心の社会を享受してきた「おじさん政治」(私も含めることができる)では、なかなか難しいのです。特に気候危機がもたらす様々な変化(原発もそのひとつ)に対応する為の議論を「おじさん達」だけに任せて良いのか…?今後、更に難しい社会の変化に対応が遅れても良いのか…?そろそろ自分たちの社会は自分たちで考え、築いていかないといけないのではないでしょうか…?
昨年の議員報告で 『素養』 という言葉を使いました。議会も歴史の教訓を歩んで生まれてきたものです。地方政治の仕組みをしっかり学ぶことはとても面白いし、住民に寄り添い地方行政の働きも知ることができ、報酬も頂ける。
―――「少し考えてみませんか」
私は議員最終年度、、、、「臭いモノに蓋をしないで、気付いたことから始めていこうと思っています」。
ご意見やご要望がありましたらご連絡ください。最後まで読んで頂きありがとうございました。
尚、画像と内容の関連はありません。
不躾ながらA4判2ページの用紙を郵便受けに投函します。更に、主に徒歩で配る為、本村のみになります。範囲外の方の為にブログでも紹介させて頂きますので、宜しければご一読ください。
尚、襟を正して申し加えるなら、選挙を目的にしたものではなく、良い村作りの一助になればという思いで書いたメッセージです。
個人的な報告になりますが、思いが正しく伝わることを祈りつつ投函させて頂きます。
2022年度議員報告 赤井川村議会議員 連 茂
思わぬ結果で赤井川村議会議員になり三年が過ぎようとしています。「当選した際は議員報告を行う」という事だけを選挙公約にブログ選挙を戦い見事に落選。公約を実行する必要があるのか悩みましたが、票を入れて頂いた44人の思いに応える為、任期最終年にあたり、通信を届けさせて頂きました。長くなるので御興味のある部分だけでもお読み頂ければ幸いです。――――「プーチンは何と戦っているのでしょうか・・・?」
戦争には大義が必要です。今、ウクライナで戦っているロシアの軍人たちはいったい何と戦っているのでしょうか…?あまりに平和に慣れ過ぎた日本ですが、少し時間を遡り、忠君愛国や領土保持(拡大)などを大義とした戦争を想像するなら、ウクライナの次は日本かも知れません。また、民族間の争いならロシアは遠い隣国だと言っても良いでしょう。
『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』と云う言葉がありますが、今こそ経験で判断するのではなく、冷静に過去の愚かな戦争の歴史を顧みて軍の進撃を止めるべきだし、現地軍人達もプーチンへの忠義は捨て、賢明な撤退を心から願います。
話しは変わって議会の事。
書類の電子化、ITを使った最適化、イノベーション戦略、今を刷新する要望を村や議会に次々と求め(可愛いらしく)戦ってきたつもりです。ジェネレーションギャップや保守、更には新しいものを受け入れようとしない地方政治にフラストレーションを感じ、せめて議員の視察研修ぐらい「未来の赤井川村を考えようよ!」と道内で唯一スマートシティ事業へ応募した更別村と、議会改革を積極的に進める芽室町の視察を希望したのですが、見事に後ろ足で蹴飛ばされ、行先は国立民族博物館『ウポポイ』。コロナの影響もあったので仕方ないと言えばそうなのですが、思い通りに行かないことでイジイジする事が多い三年間でした。(あとに続く)
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●一般質問:本年度は三回。詳しい内容は、私のHP(スマホ利用の方の為にQRコードをご利用ください)をご覧下さい。
2021年09月定例会 ・カルデラ祭り中止に伴う影響について
・SNSを利用した村の魅力を紹介する情報発信について
・中学生の海外研修について
・村長のオフィシャルとしての情報発信について
2021年12月定例会 ※ 指導に関わっていたクロスカントリースキー少年団への思いを述べ、他のスポーツサークル
との連携や、今後のあり方など、教育長の考え方をお伺いさせて頂きました。
2022年3月定例会 ・地域おこし協力隊について
・新規就農者について
・移住者の抱える住宅問題について
●公共交通:村バス運行経路(余市協会病院延伸)について
地域公共交通特別委員会において「余市協会病院は、この地域のハブ的な役割を担う病院だから、実証運行の利用が少なかっただけの結果で延伸を取り止める判断は間違っている!」と発言しました(実際にはもっと長い)。しかし、ほんの一部の議員の主張で『余市黒川12丁目案』を受け入れた村の判断にはいささか残念な結果でした。
議員の中には協会病院まで延伸すべきという考えを持った人も何人か居たので、多数決を取る方法も考えられたのですが、日程が迫っていること、議員間に遺恨を残さない、という理由で村の判断に従わざる得なかったことをお伝えします。
ただ、今後も住民の声を受け、路線変更や延伸など柔軟に対応するという発言を副村長から貰いましたので、今後、改善する声を調査し、村にはより良い『村バス』の運行を要望していきたいと思います。
●コロナ対策費
コロナ交付金の使い道についても自身のホームページに記載しましたが、手厳しい言い方をすれば「策なし」ってところでしょうか?村を元気にする財源の活用を期待したのですが、感染予防の支援金や原油価格高騰対策支援金に多くを使い、魅力的な施策は少なかったように感じます。本年度も対策費があるので、有効な活用を提案していきたいと考えています。
●イノベーション戦略
ふるさと納税の躍進(昨年の寄付額は約4億円)や、ガバメントクラウドファンディングの達成(目標設定額500万円)、企業版ふるさと納税による救急車両の寄付など、これらは担当者の取り組む姿勢によって大きな差が生まれることで、評価に値する結果です。
また、地域おこし協力隊に付いても、旨(うま)みのある事業なので(昨年は2名採用、新たに今年1名の募集予定)3月の定例会で村長のお考えを伺わせて頂きました。
要望していた教員住宅の再利用や、利用の少ない山村活性化支援センター、小中統合及び、都小学校の再利用など、村の資源を有効的に利用しワクワクするような村作りを推進していく為にも、スピード感を持ってイノベーション戦略に取り組んで貰いたいと、今後も要望していきます。
●防犯カメラ
小中学生を持つ父母の皆様から防犯カメラの設置への期待の声を頂いています。犯罪も都市から地方へ移る傾向があるようで、これはまさに防犯カメラの抑止力に間違いないところです。以前「監視社会へ近づく」という後ろ向きな村長の回答がありましたが、犯罪は起こってからでは取り返しが効きません。任期中は強く要望していこうと考えています。
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(上からのつづき)
脱炭素や気候変動、コロナやウクライナの問題など、地方で政治的な議論をしても仕方がない。でも、村の議員である限り、問題解決によっておこる変化に対応する能力を養うことは必要ではないでしょうか。そういう意味で地方政治の活性化は絶対必要です。議員在職中のフラストレーションの原因は議会の活性の悪さです。
高年齢化や女性議員の割合にも象徴される通り、日本の地方政治は、性質は保守で、更に既得権益を持ったものが変化を拒み、色んな事が先進的に活性化する事が難しい。
赤井川村議会の場合、行政を監視するという機能に関しては正しく働いているように感じています。ただ、岩井議長の能力が突出し、積み上げてきた豊富な経験と、他者を圧倒する程の言葉に力があります(批判・皮肉の類いのものではありません)。議員や理事者(つまり村の幹部)の大半は議長にリスペクトし、議長の発言に叱責を感じている人もいるはずです。個人的には議長の職務を超えた采配に「困ったなぁ~」と頭を抱えることもあり、結果だけを見るとこのままでも良いような気分にもなったり、それを見過ごすことが停滞や後退につながる気分にもなったりするのです。では一体どうすればいいか。
一番は、『来年行われる村の選挙に多くの人が参加する事でしょう』
できることなら若者の立候補者を期待したい。――――「つまり、大胆な入れ替えですな」
選挙にはリスキーな面もあります。ただ、村を未来に導くという観点では、女性や若者を虐げ、男性中心の社会を享受してきた「おじさん政治」(私も含めることができる)では、なかなか難しいのです。特に気候危機がもたらす様々な変化(原発もそのひとつ)に対応する為の議論を「おじさん達」だけに任せて良いのか…?今後、更に難しい社会の変化に対応が遅れても良いのか…?そろそろ自分たちの社会は自分たちで考え、築いていかないといけないのではないでしょうか…?
昨年の議員報告で 『素養』 という言葉を使いました。議会も歴史の教訓を歩んで生まれてきたものです。地方政治の仕組みをしっかり学ぶことはとても面白いし、住民に寄り添い地方行政の働きも知ることができ、報酬も頂ける。
―――「少し考えてみませんか」
私は議員最終年度、、、、「臭いモノに蓋をしないで、気付いたことから始めていこうと思っています」。
ご意見やご要望がありましたらご連絡ください。最後まで読んで頂きありがとうございました。
尚、画像と内容の関連はありません。