夢畑通信『畑の花』 田舎暮らし体験日記

北海道に移住して二十数年。田舎での子育てを終え、残された夫婦は新たな楽しみを見つける旅を続けます。

コロナ対策費の行方 ページ1

2020-11-27 07:55:03 | 議員報告


雪が降ったりやんだりですね。どうせなら一騎に積もってくれればいいのに・・・。
早くクロスカントリースキー少年団の子供達の元気な声が聞きたいです。一か月後には中体連の地方予選会が行われます。一日でも多く雪上練習させてあげたいですね。

今日は少し長くなりそうなので朝の挨拶もこれぐらいにして議員報告です。
コロナ対策費の行方。数字が多くなるので、いつもよりゆっくりと、できる事なら数字だけでも書きだして読んで頂ければ深く理解できると思います。
村民向けのページになります。宜しくお願いします。

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赤井川村に入った『新型コロナウイルス感染症対策臨時交付金(以降コロナ交付金)の行方』についてお伝えしようと思います。
但し、コロナ対策は現在進行形の事業なので流動的。今からご紹介する数字も今後の利用如何で変更もありうることをご承知の上でお読みください。
あくまで分かりやすさをテーマに変更点があれば後日お知らせしていこうと考えています。

先ず、国から交付金として頂いた金額はご存知でしょうか・・・?
現在二回に分けて補正予算として確定した交付金が赤井川村に支給されています。
一次分として約2千万円(21,947,000円)
二次分として約7千万円(71,183,000円)
合計9,313万円の行方です。
先ず、村はそのお金に一般財源から2,302万円(わかりやすいように万単位、それ以下の金額は切り捨です)を上乗せしました。
上乗せのカラクリはあとで説明が入りますが、合計11,615万円がコロナ対策事業として利用できる総額です。

では、その行方ですが、先ず身近にご存じなのはマスクではないでしょうか・・・?
スーパーや薬局にマスクが消えたのは記憶に新しい所ですが、その時、国はアベのマスクを作り『国民一世帯に二枚を配布』という斬新な策に出ました。マスコミは「小っちゃいんじゃないか?」とか、「3人以上いる家庭はどうなるんだ!」と騒いでいる中、赤井川村は役場の職員の手作業で村民にひとり10枚。不織布で出来たマスクを配りましたよね。その費用はこのコロナ交付金を利用したものです。
その事業費が約200万円。人口1200人で割るとひとり約1600円也。

マスク代が200万円、残りは一億以上。――――「まだまだあるよ~交付金」ってことになりますが、その後、コロナ交付金の使い道を9月の広報にて『特集・新型コロナウイルス対応』というタイトルで紹介しました。
「そちらを見て下さい」と言えば、これで話は終わりますが、分かりずらいモノもあるので細かく見て行こうと思います。

議員に配られた資料によるとマスクは≪ 感染拡大防止対策費 ≫というグループに入ります。マスク以外では、
配食支援13万円(ゴールデンウイーク中の介護者向け配食支援)
公共的空間完全確保事業 320万円(今後災害が発生した時の為に用意したマスクや消毒液、防護服など)
感染症リスク低減支援金 100万円(あとで出てくる休業要請の対象外の商店や理髪店などへの支援金)
保育所・学校空調整備事業 3989万円(保育所小中学校にエアコンを設置することになりました)
このグループ(感染拡大防止対策費)の合計が4622万円です。
この中で一番高額なのはエアコン代。小中では、授業日数確保の為、夏休みに授業を行うことが決まっていました。それに間に合うように設置してもらいたいとお願いしましたが、色々な手続き上、間に合わせることができませんでした。年度内には設置され、来年以降の使用になります。

ここで最初の疑問。――――「事業費が余ったらどうなる・・・?」。
既に配られたマスクは決定金額ですが感染リスク低減支援金は予算です。10万円の支援金が10件配られるだろうと予想して予算付けされています。希望者が5件しか来なかったら50万円余ることになりますよね。その50万円はどこに行くのでしょうか?
どこにも行きません。先に紹介した村の上乗せが減ることになります。交付金の中だけでやりくりしようとすると、お金が余った場合、返金しなければいけません。あくまで交付金を使い切るための上乗せだと考えても良さそうです。

次に、村から独自に臨時給付金を頂いた事業者がいることはご存知でしょうか・・・?
休業要請を受け、自粛期間がゴールデンウイーク前後にありました。その期間、事業者は収入がありません。道はそんな事業者に給付金を配りました。でも、給付条件があり(意外にハードルが高く)、村内で該当する事業者は少ない。そこで村独自の支援事業を行いました。それは1回にとどまらず2回行うことになりました。その支援金を含めて、グループを≪ 雇用維持・事業継続対策費 ≫と言います。
二回支払われた支援金は感染症対策臨時休業支援金。合計560万円。(対象になる事業者は14)
その他、学生生活緊急支援金 181万円(村出身の高校生以上の学生を対象)
子育て支援金 274万円(中学三年生まで対象)
事業継続支援金 565万円(ご存知の方も多いと思いますが事業者のコロナ対策費で、農業者も頂ける支援金でした)
道の駅農産物直売所空調整備設置事業(一番文字の多い事業です(笑)) 250万(直売所のコロナ対策費)
換気対策扇風機購入事業 52万(体育館や温泉、道の駅に導入した扇風機)
宿泊施設活性化支援金 750万円(これは要請解除後、宿泊者に農産物をPRする為に行いました)
そして、このグループで一番分かりづらいのが、遊休農地再生モデル事業と新規就農支援事業の二つ。合計577万円です。
コロナ対策費として疑問に思うかもしれませんが、コロナ禍で新規就農者が増えるだろうと想定し、受け入れ農地の確保、研修時に使う潅水器材の購入に充てるようです。
当初「今これが必要なの?」と思いましたが、来年の新規就農者の希望者はかなり多いようで、対策費としては、役に立つ方向に進んでいるように感じています。
このグループ(雇用維持・事業継続対策費)の合計が3209万円

≪ 強靭な経済活動の構築費用 ≫というグループがあります。
議員のみに配られた資料に書かれたタイトルなので、その後、このタイトルが使われているか分かりませんが、簡単に言えば、村庁舎の内にズーム会議やテレワークに必要な設備を整えようとする費用です。
合計735万円

≪ 経済活動の回復 ≫というグループもあります。
低迷するであろう村内土木事業者への公共工事です。これもコロナ対策費と直結するとは考えにくい事業費ですが、国からは認められた使い道のようです。
都川の排水工事/橋の補修工事/排水管の工事の三つで合計3387万円。公共工事の前倒しと考えれば良いかなぁ・・・。

ここで紹介した各グループの合計金額を合算すると11,953万円になります。
最初に紹介した交付金に村の持ち出しを合わせた額11,615万円と、若干開きがあるのは事業費継続の為に生まれる誤差ではないでしょうか・・・?
今後変わってくると思います。先ずは12月の定例会で示される補正予算で、実際の事業費が示されることでしょう。

今日の所は数字の紹介で終わりにしておきます。次回(来週になります)はこの数字から見えてくるものを、私見を含めて解説してみようと思います。宜しければご覧下さい。

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窓際に置いた多肉植物の花がまだ咲いていますよー。10月27日に初めて花が開いたので一か月。小さすぎてチャーミングな花とは言いずらいけど、毎日懸命に花弁を開かせ、昆虫たちを待ちます。
もちろん、家の中にはミツや花粉を集めにやって来る昆虫はいませんが、健気に花を咲かせ可愛いです。

と言うことで今日は終わり。
最後まで読んで頂きありがとうございます。素敵な一日をお過ごしくださいね。

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